転職したのはいわゆる「美容皮膚科」と呼ばれる手術をしないクリニック。
脱毛、ヒアルロン酸注入、レーザー治療なんかがメイン。
さて、肝心の仕事は・・・。楽だった。
朝9時30分に出勤し、掃除と予約の確認。
10時に客が来院し、説明したり、施術後の経過を見たり、「まだまだ綺麗になれますよ」と追加の手術を勧めたり。
昼からは施術の補助も行う。
5時にお客さんが全員帰り、先生も帰る(愛人が2人いるらしい)
それから軽く掃除して、ミーティングと称してお茶を飲み、6時には帰宅。
ある人は太りすぎているからとジムに行き、ある人は30を超えているのにコンパに行き、ある人は似合いもしないお花の稽古に行く。
みんなネイルをキラキラさせて、化粧もガッツリ。
病棟とは違い、自由で余裕がある華やかな世界。
これぞ私が求めていた場所!
ではなかった・・。
今だから言えるが最悪なクリニックだった。
なにが最悪ってノルマ制ってこと。
営業ノルマが月に100万。3月や12月の繁忙期には200万になったりする。
結構な金額だけど古参スタッフは楽々こなす。逆に新人は絶対に達成できない。
それはなぜか?
お客さんの担当を決めるのは古参スタッフだから。
古参スタッフは、美に惜しみなくお金を使えるお客さんばかり担当し、新人はお金を持ってないお客さんばかり担当させられる。
お客さんによって一回の利用額も、成約率も全然違う。
例えば大学生はノルマ的にダメなお客さん。お金持ってないから安いコースしか選ばないし、そもそも沢山の店を回って一番安いところを探しているだけだから、ほぼ成約しない。
あと主婦も財布のヒモが硬い。
逆に20代未婚の社会人はガンガンお金使ってくれる。
だから新人には大学生か主婦ばっかり担当させられる。逆に古参は太客ばかり。
ノルマありきの給料体系だから、美容外科なのに手取りがギリギリ20万だったし、院長からのプレッシャーも凄まじかったし、毎月のスタッフミーティングで全員からダメ出しを食らい、どうやって改善するか、改善できなければどう責任を取るかを発表させられたり、マジできつかった・・。
ちなみに古参は手取り50万越え・・。地味に頭にくる!
結局、このノルマがどうしても達成できず6ヶ月でギブアップして次の美容外科クリニックに転職することになる。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image