2021年03月14日
マリッジcelebration263信じるもしんじないも。。人生はいつも選択とギャンブルの繰り返しで。。。
オーガストさんは。。。確実にミーシャに見入って動揺してる。。。

や。。。やっぱり
今すぐそれとなく思う事を、ってのは時期尚早リリコはオーガストさんにいろいろ言いたいのを我慢して。。。今は純ちゃんの心霊写真らしきものが気になりますだけ。
リリコは霊感は全然ないものの、新聞社のアルバイトで新聞社に不可解な写真やら不思議な写真を拝読者から送られてくるのを何度か目にした事があり、
細工やらインチキやらあるかもしれないけど、どう考えても変だなぁ
と説明のしようがないほど加工するにはどうも加工しきれない様な不思議な写真も送られてくるので。。。まるっきりの神霊否定派というわけではなく。。。
ベルモは、すぐに折り返し純ちゃんに電話で、「あの。。。純ちゃん、これは守護霊様からの警告みたいなものだから暫くは身体や事故に気をつけてね、というものなので気をつけておけばよいんであまり心配しない事ですね。
私もお祈りしますからね、あまり心配する事ないわ。。。注意してくださいって意味だから、うん。ウン。。」ホッコリと安心させる様な安らかな事を丁寧に言って純ちゃんに注意を促がし電話を切ったかと思えば。。。
ベルモは真剣な顔をして
「ちょっと、失礼します」と奥に引っ込んだかと思えば紫子夫人を連れてきました。
「私は少し、すぐに、本堂で用事を済ませばなりません。木蓮寺の事について、少しの間紫子夫人にお聞きくださいまし、出来るだけ早めに済まします、本当にごめんなさい
」とベルモが言うので、「あ。。。あの。。。あのまさか、さっきの純の写真が
かなり。。。ヤバいんですか。。純には大丈夫って電話してたんだけど。。。
」リリコは恐る恐る聴くと、「は。。はぁ、だ、大丈夫です。すぐ取り掛かれば。。。今から仏様にお祈りしてお尋ね申します、あまり気になさらないでください。それから終わればすぐ戻りますから。
」大丈夫だからというベルモの言葉に反して顔は穏やかではありませんでした。
「ここは。。。私が言うのもお友達さんの為にも、リリコさん、今は和尚夫人にお話しをお聞きしましょう。。」霊感のあるオーガストさんまで言うので、リリコは、
「あ、勿論すぐ様しなきゃいけない事は、和尚夫人が取材を受けてくださるなら、和尚夫人のお話を聞きますので、ベルモさん急がねばいけないなら、どうぞ、早く。私たちは気にせずに。
」リリコは心配になってきました。
いったい。。。純の身になにか。。。悪い事でも、と。
「お心遣いお気遣い恩に切ります。
紫子夫人すぐ来るように言ってありますので。。
」ベルモは本当に申し訳なさそうにペコリとすると慌てて本堂の方へ行ってしまう。
「あ。。。あのう。。。オーガストさんは霊感あるって事だけど、あの純の友達の写真のパターンってなんらかわかりますか。。。
」リリコが聞くと「あー。。。わ、私は素人ですし、除霊や浄霊はできないですし。。。
霊が見える時と見えない時やまばらですし。。詳しい事は。。。
」なんだか言いにくそうにしています。「そう。。。ですか。。。あの。。ああいう写真は。。。」「見た事が。。。あります。
しかし。。。
」「ベルモさん。。。深刻だったわ。
ベルモさん顔に出るというタイプというか、末期の癌の人に治りますからとか純真無垢な子どもにサンタクロースがいるとか、そういう必要最低限の優しい嘘ぐらいしか言わないかなり正直なタイプに見えるんだけど。。。口は大丈夫って言っても顔色かなり悪かったわ。
」リリコが心配しましたが、「あ。。。ああいう写真はケースバイケースですし。。。
わ。。。私が見た時は。。。透明に写真に写っていた人は、一週間後にその人は亡くなりました。
ただ、その人は年齢も年齢ですし、持病もあったので、お友達とはまた。。。状況が違うんじゃないでしょうか。
お大福様のおっしゃる様に、守護霊様からのなんらかの警告かも。。。お大福様を信じましょうよ。。。
」「そうね。。。
今は。。。ベルモさんを信じるしかないわ。
」
というと、紫子夫人がやってきました。
「お待たせしております。
ベルモもすぐに戻らせる様にしますので、本当にお仕事中に申し訳ありません。
」と謝罪しました。「いいえ。。。
和尚様やベルモさんのお話も大変参考になりますが、いろいろな方々からの視点でお話を聞いた方が記事にもより深みがまし、新鮮な発見がありますわ。
紫子夫人も、ベルモさんが僧侶になるのは大反対だったのですね。
かなり揉めましたとか。、。
」リリコが言います。
「はい、
私はもう、老後の子育てというか、若い頃の独立した子ども達の子育てはお寺の奥さん業務を兼ねてドタバタでしたけど、もう子育てが終わりひと段落した時に。。。まるでペットみたいなベルモがやってきて
のんびりゆるりと女の子を育てようとしたんです。
あれでも、ベルモはここにきた頃は小さな粒で目も大きくて。。。
期待できたんです。。。
フリルちゃんと名づけてフーちゃん、フーちゃんと呼ぼうと思ってました。
」「ふ。。。フリルちゃ。。。ん。
」紫子夫人の言葉にリリコとオーガストさんは顔を見合わせます。
「ところが、火がついたように
イヤイヤ
と全身全霊で泣き出し
ピンクのフリフリの服は拒否するわ
私はもう絶望感いっぱいでした。
しかも、ディズニーなど赤ちゃん向けのミュージックや童謡は嫌がり
聴くのはお経や和尚の説法ばかりで
仕方なくシンプルな作務衣や白い服を着せれば喜ぶし。。。
黒や紺や深緑。。。
もう頭がおかしいって思いましたわ。
」「そう。。。ですか。。でも、それぞれ好みはありますから。
」リリコがなだめると、「ベルモだって、来たばかりの頃は小さなリリコさんみたいなヨーキーか、チワワの赤ちゃんみたいに目がぱっちりしてこじんまりしてたんですよ。
それが。。。お経だの仏像が好きだの木魚が大好きだの
ショックじゃないですか
これから一緒に生活するチワワの赤ちゃんみたいなものがいきなりワシはシブい服しか着ん
と可愛さ全面否定断固拒否を
されてごらんなさい。
」「普通は。。。ちっちゃい女の子が赤やピンクを否定する事は。。。
なくもないけどかなり少数派ですよね。かと言ってベルモさんはボーイッシュというわけじゃないのでしょう。
」リリコが言いますと、「渋い趣味なんです。
本当に頭は大丈夫かしらと思いました。
」
すると、廊下から、電動のカートの音が聞こえてきました。
離れの渡り廊下から廊下へ濃紫婆さんが起きてやってきたようです。
「あら、お義母様だわ。」紫子夫人は襖を開けました。
「大奥様お久しぶりでございます。
」オーガストさんは、何度かタクシーで濃紫婆さんを乗せた事があり顔見知りでした。
「大奥様お邪魔させていただいています。東京から取材に来た叶リリコです。」
「あら、こんにちは。
可愛いお客さんじゃのう。
オーガストさんも、観光タクシーの担当さんになったんかいの。
」濃紫婆さんが言うので、「私が頼んだんです。
友人がこちらにいまして、オーガストさんが評判が良いみたいで。
アシスタントもお頼みしました。
」リリコが言いますと、濃紫婆さんが、
「今日は、東京からお寺の取材の方がいらっしゃるんで、起きていたら答えてくださいと息子夫婦に言われとって。。。万緑はキッチンじゃろうが、、、ベルモは。。。
」「ベルモさんは。。。
緊急事態に。。。恐らく私の同級生で神楽町市住まいの純の写真を見て。。本堂の方へ行ったようです。
」「あらまあ。。。
その子になにかあるんじゃろか。。。よっぽどベルモはお客さんを差し置いて中座する様な子じゃない。
」「早急に対応したベルモさんを信じましょう。
」リリコが言います。

本堂では。。。
たくさんのお客様や観光客が、境内を回ったり、小坊主さんに案内されたりと。。。
あー。。。
昼間じゃ。。。よほどの儀式や決まり事以外には観光客を封鎖できない。
仏様と向き合えない
仏様は誰一人としてお休みにない。
どの仏様や七福神様にも相談できない。
ど。。。どうしよう
で。。。でも仏様に後押しをされた時の仏様の御告げのある強い蓮の香りがします。。
早く私の所へ来なさい。。仏様がベルモを誘っています。
誰だろ。。本堂の仏様や七福神様達はお客様に開放してるし。

突然。。。
むせかえる様な鮮やかな蓮の香りが漂ったかとおもうと。。。
あっ。
もしかすると。。。
ベルモは離れの自分の部屋に入りました。
テーブルの上には、ベルモの3つ子のきょうだいのひとり美術家のヴィーナスが趣味で掘った仏像。木蓮寺のメインの本堂に大きく座る御本尊様をモチーフに。。
木蓮寺の美しさに感動したのを讃えたのと、定期的に来る耳掃除のお礼にベルモにヴィーナスがプレゼントしたものです。
耳掃除のお礼とは言え、耳掃除をされるのはベルモですが、ベルモは乾燥耳で耳穴の新陳代謝が活発なので、耳掃除キチのヴィーナス
には美味しい獲物です。
そのヴィーナスが創造した小さなモチーフご本尊がキラキラキラキラ

ここにいるわ。
ベルモは机の上の御本尊様の前にスマホを持ったまま正座しました。
「御本尊様ですね。。。
本堂の御本尊様の魂がここに。。。
」すると。。。
頭の中で、男性か女性かはわかりませんが高貴で神々しい
人間離れした様な不思議な声が響きます。
その通りよ。。。よくわかったわね。どうしてここにって。。。
貴方が一番よく知ってますよ。
″
「お仕事中ですよね。。。
まさに。。。大切な。。皆さん」ベルモが言うので御本尊様は
仕事というか、私は自由気ままにここにいるだけ。いつも本堂で座っていたら退屈でしょう。うちは残念ながら式年遷宮もないし。
魂だけ抜け出すなんてザラだわよ。
本堂の御本尊様を拝みに来てくれた方々の願いは別に私がどこに抜け出しても。。。ちゃんと届きますからね。
″
「あの。。。
私のお友達が。。。多分。。大変な状況だと思って。このスマホに送られてきたんですけど。
」というと、ベルモはスマホに送られてきた純ちゃんの同窓会の写メを見せます。純ちゃんだけ半透明で消えそうな感じでした。
ベルモはどう思うの。そのお友達がどうなると″
と御本尊様の質問にベルモは答えづらそうに
しかし、「近いうちに。。。命が消えるというか危ない状況ではないかと。。。
でも、わかりませんが、彼女は健康だし。いい子だし。
事故にでも遭うのかと
」鋭いわね。、、、さすが、私が強引に仏門へ誘導しただけあるわ。その通りよ。その子は。。。命が消え掛かっているわね、残念ながら。。、それは父親の因果ね、。
その子は、実の父親とは暮らしてないようだわね。。。でも助からない事もないわ。
″「えっ。。。それはどういう。。。」
実の父親に頼むしか無いわ″
「実の父親。。。
で。。でも。。純ちゃんは、実の父親らしき人が二人いてどちらかわからないんです、しかも一人は亡くなってるし。
」ベルモは、亡くなってる人とも話そうと思えば話せるでしょう。″
「というか、この木蓮寺に住み着いてる夜に帰ってくるあのキンパのお化けの吾朗太さんです。」
あの人ね。。。いつも幼稚園とベルモに減らず愚痴の。。。じゃああなたと喋るのをよく見るからそちらは大丈夫だわ。。。″
「まぁ。。。
でも。。。どう考えても多分吾朗太さんが、純ちゃんの父親という事は。。無いと思うのだけど。
」
あとは、生きていてる父親かも知れない人にはあなたは連絡取れるの″
「はい。このお寺にお越しいただきましたし
名刺をいただいております。」
そのどちらかね。。。
そのどちらかの本当の父親の方にだけ頼むの。″
「どちらかって。。。
はっきりとDNA鑑定を純ちゃんはしていないわ。
だから。。。
2人ともに頼むって。。」
二人ともやDNA検査は無しだわよ。
アナタの直感だけ。。。期限は明後日。。正午まで。違うほうに頼めば。。残念ながら。。
その子の死の運命は変えられなくなるわ。。。″
「そんな。。。
」言わずと知れた人生はギャンブルだわ。。。右へ行くか左へ行くか、あの時ああしてたらで。。。たくさんの人が助かりまたたくさんの人が傷つき、さらに命を落とし。。。また、仕事なんかだと会社や上司の采配に従って
言われるがままに
兵隊や将棋の駒となり天国と地獄になる場合がある。。。でもそれまた選択しなければならない。兵隊として従わなければならないの繰り返し。。。″
「そんな。。。
そんな。。。わたしに。。そんな誰か一人の生死をどうこう左右する事なんて。。。
」
それをしなきゃ本人が確実に死ぬというのにあなたは見捨てるのですか。それができるあなたですか。。。時には戦闘や他人の命を預かり指揮する軍師にならなければならない事があるのですよ。。。聡明で勘の鋭い貴方にチャンスを託されただけです。チャンネルには乗りなさい。自分の事だけ失敗してもそれは自分の事だからそれでよしと、自分の事だけ積極的に行動するのではなく、あなたは僧侶ですよ。おおやけの人ですよ。。。誰にも相談せず自分と向き合って決断なさい。
明後日の正午までに彼女の本当の父親に頼みなさい。″
「でも。。。なにをどう頼むんですか。
そんな。。ゲームみたいに。人生はギャンブルだなんて。
」ベルモは首を振りました
それは。。。娘に嫌がらせをしなさい。
″
「えっ
」




や。。。やっぱり



リリコは霊感は全然ないものの、新聞社のアルバイトで新聞社に不可解な写真やら不思議な写真を拝読者から送られてくるのを何度か目にした事があり、



ベルモは、すぐに折り返し純ちゃんに電話で、「あの。。。純ちゃん、これは守護霊様からの警告みたいなものだから暫くは身体や事故に気をつけてね、というものなので気をつけておけばよいんであまり心配しない事ですね。

ベルモは真剣な顔をして


「私は少し、すぐに、本堂で用事を済ませばなりません。木蓮寺の事について、少しの間紫子夫人にお聞きくださいまし、出来るだけ早めに済まします、本当にごめんなさい






「あ、勿論すぐ様しなきゃいけない事は、和尚夫人が取材を受けてくださるなら、和尚夫人のお話を聞きますので、ベルモさん急がねばいけないなら、どうぞ、早く。私たちは気にせずに。



「お心遣いお気遣い恩に切ります。



「あ。。。あのう。。。オーガストさんは霊感あるって事だけど、あの純の友達の写真のパターンってなんらかわかりますか。。。














というと、紫子夫人がやってきました。

「お待たせしております。







「はい、
































すると、廊下から、電動のカートの音が聞こえてきました。



「大奥様お久しぶりでございます。


「あら、こんにちは。






「今日は、東京からお寺の取材の方がいらっしゃるんで、起きていたら答えてくださいと息子夫婦に言われとって。。。万緑はキッチンじゃろうが、、、ベルモは。。。










本堂では。。。


あー。。。





ど。。。どうしよう






突然。。。
むせかえる様な鮮やかな蓮の香りが漂ったかとおもうと。。。
あっ。




テーブルの上には、ベルモの3つ子のきょうだいのひとり美術家のヴィーナスが趣味で掘った仏像。木蓮寺のメインの本堂に大きく座る御本尊様をモチーフに。。
木蓮寺の美しさに感動したのを讃えたのと、定期的に来る耳掃除のお礼にベルモにヴィーナスがプレゼントしたものです。



そのヴィーナスが創造した小さなモチーフご本尊がキラキラキラキラ






「御本尊様ですね。。。



頭の中で、男性か女性かはわかりませんが高貴で神々しい


その通りよ。。。よくわかったわね。どうしてここにって。。。


「お仕事中ですよね。。。

仕事というか、私は自由気ままにここにいるだけ。いつも本堂で座っていたら退屈でしょう。うちは残念ながら式年遷宮もないし。



「あの。。。


ベルモはどう思うの。そのお友達がどうなると″
と御本尊様の質問にベルモは答えづらそうに






実の父親に頼むしか無いわ″
「実の父親。。。


「というか、この木蓮寺に住み着いてる夜に帰ってくるあのキンパのお化けの吾朗太さんです。」
あの人ね。。。いつも幼稚園とベルモに減らず愚痴の。。。じゃああなたと喋るのをよく見るからそちらは大丈夫だわ。。。″
「まぁ。。。


あとは、生きていてる父親かも知れない人にはあなたは連絡取れるの″
「はい。このお寺にお越しいただきましたし

そのどちらかね。。。

「どちらかって。。。




二人ともやDNA検査は無しだわよ。


「そんな。。。

言われるがままに
兵隊や将棋の駒となり天国と地獄になる場合がある。。。でもそれまた選択しなければならない。兵隊として従わなければならないの繰り返し。。。″

「そんな。。。



それをしなきゃ本人が確実に死ぬというのにあなたは見捨てるのですか。それができるあなたですか。。。時には戦闘や他人の命を預かり指揮する軍師にならなければならない事があるのですよ。。。聡明で勘の鋭い貴方にチャンスを託されただけです。チャンネルには乗りなさい。自分の事だけ失敗してもそれは自分の事だからそれでよしと、自分の事だけ積極的に行動するのではなく、あなたは僧侶ですよ。おおやけの人ですよ。。。誰にも相談せず自分と向き合って決断なさい。

「でも。。。なにをどう頼むんですか。



それは。。。娘に嫌がらせをしなさい。

「えっ




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