純。。。まさか、。。純んちが。。。
あーちょい待てちょい待て。。。
環さんと舞さんが姉妹だろ、実の。。って事は、だな。。。
俊さんは舞さんから逃げて、で、緋夏さん。。純の実の母親と駆け落ちでもしたのか。。
なんだ。。。このドラマみたいなシチュエーションは、おまけにその俊さんが、舞さんの子ども。。。ハリー君と一緒にいる、って。。ま。。。まさか。。。誘拐
しかし、駿栄は、純ちゃんには、ハリー君の話しは伏せて起きました。いやいやいや、誘拐じゃないとは思う。誘拐なら、わざわざ人目につかない行動に出るだろうし。。。もう、なにがなんだか、動転していたけど、ホストたるもの修羅場を乗り越えなきゃいけない。。。
駿栄は、さりげなくわざと、らしいけど、「ところで、俊さんと、ハリー君は、親子なのかなぁ。」と、聞いてみました。親子じゃないだろ。なんて、わかってますわ。「違うよー。僕は、俊さんに、。。。間違えて。。間違えたんだ、ぐーにいちゃんかと思ってさ。僕は、グーにいちゃんに会いにきたんだけどー。。。でも。。。その。。。」言いづらい感じ、だよなぁ。家出、だろうからさ。
奈色君が家出。。。って情報は駿栄は知っている。ハリー君が奈色君ってことも。でも、ハリー君は、
駿栄が、ネットの友人のマンチカンという事は全然知らない。「お兄ちゃん、ぐーにいちゃんってプルメリア島の人なの??」わざときく。。
ほんとは神楽町、近いけど海の向こう本土の神楽町。。。ってことは、知ってるもんねー。駿栄はそう思いながらも、わざわざ聞いてみる。素知らぬ顔で。、。
「違うよ。。だけど、僕は、プルメリア島に憧れていたんだよ。いつか、行ってみたい、って。神楽町は、何回かはあるけど、お兄ちゃんいるから。でも、プルメリア島には来たことなかったから。。。つい、ついふらふらっと足を延ばしたの、お兄ちゃんお仕事だし。。。」と、ハリー君は言うので、駿栄が、話を引き出すように。。。
「お兄ちゃん、働いてる、って歳が離れてるの、」「うん。お母さんの前の旦那さんとの子どもだからね。うちのお母さん、若い頃に結婚していたみたいだからね。だけど、離れてるけど、お兄ちゃんとはすごくたまに会うし、LINEもやりとりしてるよ。二人いて、二人とも料理人だしね。一人はフレンチ、弟の方がマスター。」
ハリー君が言うのだが、俊さんは顔色をかえなかった。。。えー。。。反応がない。。。ど、どーゆーこと、だ??俊さんは舞だの名前が出てるのに反応がないぞ。。
むむむむっと。。駿栄は、ホストをしてから人間観察に鋭くなりました。ホストというのは高いお金を女性からいただいているので、話がおもしろいとか、地雷を踏まないように、とか、この人は、どういう人で、というか。。。
なかなか、頭の痛い毎日日々です。だけど、それだからこそ、して、感性や感覚を磨いてやれというか。。。
それに、舞さんの事も、まだまだ気にしているので。。実際には。。どうしようもならないものだけどさ。
舞さんが未だに未練あるって俊さん。。。確かにカッコいい。。だけどー。。嫉妬心より憧れ感情がわく。。。なんだろう、嫌いにはなれない。。しかし。。この人、その俊さんなのか、全然舞さんの名前が出ても。。動じないし。
舞さんの息子さんって言う
ハリー君も、気になり。。警察の話しだと、塾へ行かずにそのまま居なくなったらしいのだ。。。
生活に不満。。まさか、舞さんが。。虐待でも。。そんな。。駿栄は、本当はいろいろ知っていて話を引き出すために知らないふりして聞いてみる。
「じゃあさ。ハリー君は、かなり遠くまできたの??」「名古屋だよ。それがさ、お母さんが妹を連れてプルメリア島に旅行に来たんだ。。。なんか、お父さんの会社の取引先の人が招待してくれたみたいで、だけど、僕はお受験の塾だとか、その招待してくれた場所が、えーと、若い女社長さんの、女性だけのラグジュアリーホテルみたいな、なんだっけ?、」と、ハリー君が言うので、ミルクが、「わそれ、アマゾネスサンクチュアリでしょ。あたし、とクルミ、滞在中にエステ行くんだ。」クルミが言う。「葉月さん、オーナーの、僕の同居人のヴィーナスのお母さんなんだ。若くて羨ましいよ。僕たち姉弟のお母さんは、もーお婆さんだしねー」アザラシのふくちゃんがいいます。「あたしはお食事の方が良かったんだけどね、ミルクがどうしてもエステがいいって、予約制だけど、ふくが葉月さんに頼んでくれたのよね。。」クルミが言います。
そうだ、あそこ、アマゾネスサンクチュアリ、純がアルバイトしたらしいな。。オープニングで。。駿栄は思いました。
俊さんは、「そうか、あそこ、アマゾネスサンクチュアリで、建設した時にわたしも携わってたけど、、今はもう、女性しか入れないもんね。確か、オーナーさんの亡くなった旦那さんが遺した施設だけど。。凄かったね。総大理石のルームとか。。。」
「すご〜い。俊さんも建築に関わったんだね。でもさ、男の子も入れたらいいのにさ。」と、ハリー君が言う。
「今までの、女人禁制地区とか古い歴史があるから。、
これからは女性だけの、美味しい蜜の味、があってもいいと思うわ。」と、クルミが言います。「そうかなぁ。。。えこひいきじゃない。男女差別。。」福ちゃんがブウブウ言います。
すると。。、純から、またLINE。
なんなの、どうして。。俊さんって男性を駿栄がわたしに関連づけるのよ。。
でも、もうわたしの両親は、環と邦彦。。。
実のわたしを捨てた両親なんか知らない。縁を切ったわ。。。と、入ってきました。。。
え。。。そうな。。。でも。。。実の両親。。は、俊さんかもしれないんだろ。。。というか、この人が、
舞さんの元旦那さんの俊さんなのか。。
駿栄は、頭がこんがらがる。。だけど、普段から話さない層の人。。と、話すのは新鮮でおもしろい。。。
だいたい若い男女がメイン。キャストにお客さん。。歳がいった女性も来るけど
なかなか、子どもや、落ち着きある年齢の男性と話すなんて最近では無いし。。。たまには色んな層の人と話すのは新鮮で勉強になる。。
でも。。。駿栄の幼なじみの
純ちゃんからは、LINEで、なんで、わたしと俊さんを関連づけると聞かれたので、いま捜査中のハリー君は伏せて、アザラシ君、、、
ふくちゃんの話しを出すことにした。
駿栄は、「お客様でさ、すぐに返事しないとうるさい人がいるもんでまぁ、いい太いお客さんだからさ。」と言ってごまかしながら、純ちゃんに、
いや、アザラシのふくちゃんて神楽町の子どもも相席でさ。俊さんって男性に、マスターのぐーさんに似てるって話しをして、で、その福ちゃんが、
マスターのグーさんの彼女の純ちゃんって言ったら、顔色が変わったっぽいからさ。。どうなんだ、って思っただけ。知り合いかな、って。。。
別にすぐLINEすることじゃないかもさ。でもさ。なんか、純の、。。気になり。。駿栄は、その場の空気を盛り上げるように、話しを切り替えて。。。
「福ちゃん、君は可愛いしお喋りなようだね。将来、ホストやってみたいと思わない??うちの店長もオーナーも大喜びだろうし、」
「いやいや、まだまだ小学生だよ。、僕は。。。それに、いま一応、雇われ社長なんだよねー。福の神笑〜、クラスメイトの会社なんだけど、真珠の会社なんだよ。」「へー、すご〜。もう働いてるの。」
「ウチは、兄弟がいっぱいだから。仕送りしたくて。両親は南極に戻ったんだけど、この双子姉妹も僕も父さんが転勤で神楽町に来た時に産まれたんだ。だから、神楽町が故郷であるし。僕は、神楽町に残って、福の神の丁稚奉公の試験を受けて、受かってそのまま、ここにいて、お祝いに笑〜から、海辺の白い家をプレゼントされたんだよ。ま、ヴィーナスや、今はヴィーナスとおんなじクラスメイトのシュナ坊も住んでるし。にぎやかだけどね、いまはちょうどヴィーナスの幼なじみのグリちゃんも遊びにきてるし。」
「まぁ、でも、もっと大きくなったらホストもすれば」姉のミルクがからかう。
「だけど、気を使うし、お酒はのめるかのめないかまだまだわからないしね、一応両親は飲めるみたいだけど、兄さん姉さん全然飲めない人もいるし、この双子姉さんたちは飲めるけどさー。」
「羨ましいね、わたしは下戸でうけつけないからね。」俊さんが言うと、また福ちゃんが、
「そうなんだ。マスターに似てるね、マスターもお酒は飲めそうなんだけど、飲みそうに見えてうけつけないからねって言ってたよ。。」
「そう、グー兄ちゃんは、お酒は全然だめだよ。。。お母さんはけっこう飲めるんだけど。。。」と、ハリーも言うすると、クルミが、
「あら。。。じゃあ。。お兄さんは、お父さんに似たのかなぁ。遺伝」
と、言うと。。。今度は。。。ハリー君の顔色がなんとなく変わったようだし。一瞬だったけど。。俊さんを見たような。。
それに、怪訝な表情を
しかし、それでも俊さんは動じないし。ハリー君の方が。。
「うーん。。。お兄ちゃん達のお父さんは、よく、わからないんだよね。。お母さんは、なんにも話さないから。。でも。。。お酒は。。。飲めなかったかもしれないよね。。。お母さん飲めるし。上のお兄ちゃんも。。少しは飲めるみたいなんだけどさ。」
と、言いながらも、俊さんを見ているようなハリー君。。である。。
駿栄は、あれ、っと思いました。
ハリー君は。。。グー兄ちゃんという異父兄さん達のお父さんが、俊さんではないかと思ってるかもしれない。。でも。。。
相変わらず俊さんは。。「そうか、お兄ちゃん達。。。お父さんに会えるといいね、」という。。
他人事みたい。。。やっぱり。。この俊さんは。。舞さんの元旦那さんではない、のか、
どうなんだろう。。ますます迷路というか、迷宮というか、いったい。。どうなんだろう。。
なんか。。どうなんだ。整理しきれないというか。。そうそう、イケメンで舞さんと同い年で。。。それらしきハリネズミの俊さんなんか、偶然にもいないだろう。やっぱり、この人が。。。
でも。。。なんなんだろう。なんで、この俊さんは、舞さんの話しが出ようが、その息子さんのグーさんの話しがでようが、動じない知らん顔なんだ。。。
ハリー君の顔色が変わっていて、ハリー君は、俊さんをあやしんでるような。。。
純も、もしかして、俊さんが父親かも、ってそれでももう知らないって。。。俊さんは、やっぱり良くない奴なのかなぁ
警察に。。やっぱり。。通報すべき、。。なのか。。。
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2020年04月07日
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