ウミヘビ氏はは。。。暗黒草を許可なく栽培して闇ルートで売りさばき
それが見つかって逮捕された。
だから。。。人殺しではないものの、暗黒草そのものや、それからできた薬物を売り
再犯を繰り返して。。
結構懲役しなければならない、か。
マンダリン卿の刑務所で組員の面会に行った
若いタコの男の子は、逆にウミヘビ氏にお説教をくらい。。。
やれやれとなんだか疲れて。。。
また、帰り時を急いだ。。。
若いからまだやり直せる。ドップリ浸かってズブズブにならないうちに。
どの口が、自分は好き勝手した癖になんて。
捕まったヤクザなんかに言われたかないが。でも、きっと自分が幸せになって欲しいから説教するのだ。
えー
「あ。。。アレっ？
」胡桃沢先生。。、胡桃沢ヴィーナス先生？かと。。
一瞬思ったけど。
マスコミ関係の矢島は、
ここ何年か、
死刑囚のインタビューが許され、緊張の面持ちでインタビューをしました。それで、刑務所長さんとは知り合い
お互い美術好きお酒好きで、アルコールならなんでも種類飲めるので、
ごく自然にたまーに。飲みに行く様になり。。、
洗練された今時のビジネスマン向けの雑誌の記事もまとめる事があり。
異界の人。。。好奇心とは。
人生は旅と冒険。
芸術と死刑囚。クリエイティブとは、という、テーマの取材をし続けていました。
芸術、才能、異界の境遇の人。
目立ちたがり喋りたがりの犯人もいるわけで。手記や小説がミリオンセラーになった死刑囚などもいるわけで。
絵が何度も入賞した死刑囚もいて。。。
とある犯罪者は人気漫画家になり。。
最近何人かの死刑囚の芸術性が高いのが、
常識を超えて発想の転換をするのか、視点が違うのか。
ここ何年かマンダリン卿の受刑者の芸術性が高いのが話題になって。。。シリーズで時々掲載して、何人かのクリエイティブな受刑者や死刑囚に会いにマンダリン卿を訪れました。
今は夏。芸術の秋に向けて、普段より重みがある発表できるようにとスペシャルなインタビューをしました。
芸術についてだけではなく。。。ディスカッション。。。
死刑反対についてどう思われますか、など、かなり危ういことを聞いた。
今回は超極悪犯。。。
見た目からしてる。あー怖かった。
しかし。。。
でも、すっごい。書と言うか。。
まるで、生きているような勢いとスピード感のある。。
屏風に描かれた書が、迫ってきたり、踊っていたり。躍動感がある。
文字によっては、泣いたり笑ったり、表情すら見えてきて、。。。
だけどなんだろう。重大な罪を犯しながら底の窺い知れぬ魔性の物みたいに
人をグイグイ惹きつける作品を表現する。
なんだか、正直言ってこんなあふれる才能を打ち消す死なすのは惜しいと言っては、
被害者遺族の方々に申し訳ない。
こういう人はいて、社会の害悪なんだろうか、それとも窺い知れぬ世界を表現するって。。。
やっぱりサプライズ。。社会の刺激になるのか。。。
だけどやはり、通常の感性や感覚ではなく通常や常識を超えたところに表現があるのか。
はっきり言って死刑囚そのものが芸術と言う言い方はおかしいが、なんかひとりでにカリスマ性を持った人がいたり。
また、素晴らしい文章を書いてつい文章に引き込まれたので、本人を、と。インタビューしたら、たどたどしく無口で、本人も地味でなんでこの人が。。。
なんでこの人が、この作品を、あの恐ろしい事件を。
と、そのギャップにクラクラしたり。びっくりするぐらいロマンチックなイラストを描く犯罪者もいたり。
いろいろな人がいるもんだ。ただ、この爆発的なエネルギー、唯一無二の存在の表現力を、
犯罪ではなく芸術に注ぐ事はできないのかと。
あと、その他前向きに生きるエネルギーとかね。
ただ、発想するだけではなく。芸術家は、
絵に文章に痒いところに手が届くように実に巧みに描写表現する。
まぁ。表現する、表現者って時には残酷である。
例えば漫画家が、勝手にファンに宗教的な教祖みたいに祀り建てられたり。崇拝されたり。
尊敬されたり、憧れられるぐらいならまだしも。本気で結婚出来ると思われたり。
アニメーションなど、キャラクターの声優さんが、イケメン美人かと勝手に思い込まれたら
むさ苦しいおっちゃん、おばちゃんだったり。。。
で。。。それで文句言ってくるファンもいるとか。
恋愛小説家だと思ってロマンチックに酔いしれたら著者はむさ苦しいオッさんだったり。
ギャップもまた、どうなんだろ。
矢島さんは、仕事で、芸術性についてを担当するようになりヴィーナスと知り合ったけれど。
美術大学を出たわけではないし。ごく一般的な大学の経済学部で。。なんとなく、マスコミ関係に就職した。
好きでも嫌いでもなく特に興味があるわけでないマスコミ関係と、美術の分野。
今は結構身体に馴染んできたと言うか。だんだんと目が肥えてきた。
「どうしたんですか、矢島さん
」刑務所長が矢島がびっくりした顔をしていたので、つい覗きこむと。「や。。、あー、さっきあっちを通っていった。。。人が、ヴィーナス先生になんとなっく似てるかなー、なんて、思ったけど、若い男の子で、子供じゃないし、タコみたいだった。。、でも。。。似てたからさ。
」でも。。。そんなわけないなー。ヴィーナス先生は、まだまだ小学生だし。
「そうそう、矢島さん、そのヴィーナス先生。、。なんとか、１日お願いできませんかねぇ。１日刑務所長を
」そうそう。。。ここの所長は、高いものから安いものまで、自分の感性に叶った作品や書などを集めるのが
好きな人だった。
自己審美眼コレクター。
で、ヴィーナスの大ファン。
なかなかね。有名人さんに。
１日刑務所をお願いしたいのですが、場所が場所だけに。。。芸術に造詣が深い刑務所長は、ヴィーナスの大ファンでもありますが、相手は子ども。
「じゃ、ちょっとだけご挨拶ついでにLINEしてみますか。
」「えー、矢島ちゃん。スマホ持ったの。」今まで、矢島さんは、会社の受信着信通話業務携帯とノートパソコンの人間でしたが。
とうとう。スマホを買い。
そうそう今日、所長にLINE IDを教えるところだったしね。と。さてと。。。
こちらは、料亭神楽奥座敷離れ。神楽町。
ヴィーナスが、ふっとスマホを見ると
仕事。。。えー。
といいながらも、失礼、と。なんだかんだなんだら、
どこか仕事を意識しているヴィーナス。
ヴィーナスは、美術家。生活において、美を意識すると言うかアイデアも発想も意識しない時に湧いてきたり。なんとなく
生活に仕事が根付いている。
人生最大の遊びは仕事。
ヴィーナスが座右の銘としています。
神楽奥座敷離れで、笑〜の招待で、身内が集まりやっと祖父母のベリーとルッコラと、
ミリオンやベルもを合わせてあげられたのである。
ホントに笑〜社長には感謝、感謝。
ま。クルクルに着飾ったあれでオシャレをしている気になっている変なオムツチワ公に無理やり遭わされるのもなんだかなぁだけど。
矢島さん。。。矢島さんかぁー、あの人最近やっと世話焼いてスマホ持ったし。
嫁さんもらえと世話焼いているが腰が重く。嫁さんもらえと世話焼いたら、
ヴィーナス先生は、既に婚約者がいるからいいですねーってからかってきやがった。
なにげなくスマホを見た矢島さんからのLINE
や神。
こんにちはー、先生。。。
いま、仕事でマンダリン卿を訪ねております。例の担当する美術と異界の人。。。
それで、前々からお願いしていましたが、マンダリン卿には美術に造詣が深い受刑者も何にもいまして、刑務所長さんも、美術に造詣の深さがあり。。。ヴィーナス先生の大ファンでして。
社会貢献活動として、マンダリン卿の１日刑務所長をお引き受け願いたいのですが、
ナルホドー。そういえば、なんか、そー、言ってたなヤジまっち。
や神。
そうそう。さっき。ヴィーナス先生にそっくりの若いタコの男性。
男性ってより、ハタチかそんなもんだから。男の子が、多分誰かの面会か？
通って行ってビックリしたー。
えー
あたしそっくりのタコの男性。。。
まさか。。。まさか。。それって
エー
いきなりスマホを見たヴィーナスが驚きの声を上げて
宴の席が、騒然となりました。
