2014年01月25日
☆『備州之住長船藤原春光』の短刀 腰黒漆金印籠刻鞘拵え。
・刀身<br>
「備前長船春光」は室町時代後期・天正頃を初代から慶長〜慶安頃にかけて作刀が続いており、本作は延宝二年の裏年期が入った後代「春光」晩年の作と思われます。古刀然とした長船鍛冶の特徴が戦国期の作と相変わらぬ風情となっています。刀身は古砥ぎで地鉄は地景織りなす大板目肌で、刃紋は匂い出来の湾れ互の目乱れが焼かれ、帽子は大丸に返り中茎は入山形で筋違い鑢目が確認できます。<br>
・状態<br>
刀身の状態は差し表は、真ん中辺の平地にミリ単位の炭篭りの箇所が見られるのと細い鍛え疵があります。差し裏は物打ち辺りの刃区に鍛え疵があります。真ん中辺の棟に小疵があり、小疵あるものの刃切れ、曲がり、シナエ、錆、刃こぼれ等は無く鍛えの綺麗な短刀です。<br>
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・拵 え<br>
笄櫃と小柄櫃を設けた印籠刻みの鞘は腰回りを黒蝋漆塗りにして、途中から鞘尻までを金熨斗塗りにしてあります。小槌と巾着紋様の鉄鍔を嵌め、柄には蔓草文象嵌入りの鉄揃え縁頭を嵌めております。梅枝に扇と宝珠文の目貫を茶柄糸で巻き上げてあります。上級武士の差し料として優美で豪華な造りの拵えに仕立て上げてあります。※写真の馬針と小柄は撮影用のダミーで本品には添付致しませんのでご注意ください。<br>
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・登録 岡山県 第119610号 平成17年2月10日交付<br>
※岡山県教育委員会にて確認済。
・表銘 「備州之住長船藤原春光作」<br>
・裏銘 「延宝二年二月吉日」<br>
・刃長 29.2cm<br>
・反り 0.20cm<br>
・目釘穴 2 個<br>
・元幅 2.70cm<br>
・元重 0.65cm<br>
・茎重 0.70cm<br>
・拵え全長 49.5cm<br>
・未鑑定<br>
※御落札の節は商品の中に登録証とともに所有者変更届けを同梱してあります。御署名押捺のうえ同封の封書にて銃刀法で定められた20日以内に、該当教育委員会へご提出ください。<br>
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落札代金のお振り込みは3日以内にお願い致します。<br>
質問には出来るだけ応じますので、不明の点は必ず確認し落札後はノークレーム・ノーキャンセル・ノーリターンで宜しく御願い致します。刃切れ・登録証・鑑定書などの不正がある場合は返品可能ですが、それ以外の理由ではお引取りは出来ません。刀身は古い物なのでヒケや錆、小疵などある場合がありますので異常に神経質な御方の御入札は御遠慮下さい。<br>
※最近、落札後に連絡が無いなど悪戯入札が増えている折から、評価の低い方や新規(0評価)、悪い評価のある方は、誠に申し訳ありませんが終了直前でも入札をキャンセルさせて頂く場合があります。<br>
上記内容で真面目に入札される意思のある方は、できましたら質問欄にて事前連絡いただければ前記評価の方でも公正に対処させて頂きます。<br>
いにしえの時代へ思いをはせ、職人の手で本漆にて蘇らせています。また時代拵えの場合は題名に「時代拵え」と記載しておりますので、現状画像で価値判断の出来る方のご入札を頂ければ幸いです。<br>
タグ:短刀
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