2008年01月27日
初めての一人暮らしと試練
フラットはイギリスで発行されている、ジャパニーズ・ダイジェストという新聞で探しました。
総てはトントン拍子に決まりました。部屋も綺麗でイギリス人の大家さんもいい人でした。
隣の部屋はスリランカ人が住んで、下には日本人の女性が住んでいました。初めの頃この二人にはあまり関わりを持っていなかったんですが、日本人女性が私がキッチンで料理をしていたときに、「良かったら今度食事をしませんか?」って言ってきたんです。
彼女は有名レストランのシェフとして働いていました。自称腕の良いシェフらしく、まだ25歳だったのに「私は下っ端みたいな事したことがないから」あ〜この人嫌だなーって思いました。内心ここまでの付き合いだって思ったんです。
そして食事をしている時「私、人と違うって良く言われます。だって一人で行動できるから」「一人で行動できると違うんですか?私一人で行動してますよ?!」って言い返しました。
食事中ずっとそんな話をしてたんです。そして食事の味も決して腕の良いシェフの味には程遠いように思いました。「私、ケチャップやマヨネーズなんて使わないんです。あんな物で味をごまかすの嫌だから」使わないのは勝手ですが、あなたの場合は使ったほうが良いんじゃない?
その後できるだけ彼女とは会わずに生活をしました。そして隣のスリランカ人とも。
初め私の部屋に冷蔵庫が無かったんです。それは不便でしたが、最初は特別気になりませんでした。そして私の冷蔵庫はキッチンにあり、スリランカ人と共有しなければなりませんでした。
ある時、私が冷蔵庫の中のバターを使おうとしたら、明らかにバターが減っているんです。“使われている”でも一回じゃわからないから様子を見る事にしたんです。
しかし、やっぱり減ってたんです。いろんな物が!
だんだんイライラし始めてストレスが溜まってきました。思い切って大家さんにその事を言うことにしたんです。「スリランカ人が、私の冷蔵庫の物を食べてます。」「なんですって!私も最近彼女の事でイライラしてたらのよ、わかったは、もう追い出すから明日!」“明日?”早かったです。次の日彼女は大家さんから追い出されました。 大家さんの枕を盗んで・・。
彼女が去って、大家さんが私に言ったんです。「隣の部屋の方が広いし、冷蔵庫も付いているから部屋を変わったら?家賃は同じでいいから」
部屋を見ると本当に広くてテレビも前の部屋の倍の大きさでした。ヤッホーウ
イライラさせられたけど、言って良かった。