価格は105,800円(税込)です。
「12900K」の初値は82,000円くらいだったので2万円以上の価格差があります。
まずスペックを見てみます。
CPU | core i912900KS | core i912900K | core i911900K | core i910900K | Ryzen9 5950X |
コア数 | 16 (8P+8E) | 16 (8P+8E) | 8 | 10 | 16 |
スレッド数 | 24 | 24 | 16 | 20 | 32 |
ベースクロック | 3.2 GHz (P) | 3.2 GHz (P) | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 3.4 GHz |
ブーストクロック | 5.5 GHz (TVB) | 5.2 GHz (TVB) | 5.3 GHz | 5.2 GHz | 最大 4.9 GHz |
L3 cache | 30 MB | 30 MB | 16 MB | 20MB | 64 MB |
対応メモリ | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR-2993 | DDR4-3200 |
TDP | 150W | 125W | 125W | 125W | 105 W |
「12900KS」の最大の強みはブーストクロックが「5.5GHz」が確実に出せることです。
「12900KS」は「12900K」と比べて「ブーストクロック」と「TDP」以外はほとんど同じです。
「Thermal Velocity Boost=TVB」が搭載し簡単操作(BIOS上)で高いクロックをブースト機能を実現できます。
ただし消費電力は駄々洩れなので普段使いには向いていないので注意が必要です。
「300GHz」のスペックアップに2万円のコストに見合うのか後ほどベンチマークを見ていきます。
1.「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
2.開封の儀
3.外観
4. Core i9-12900KSのスコア検証
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.話題のトレンド
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
「300GHz」でもスペックアップしたい方向け!
2022年後半に控える次世代CPU「Raptor Lake」の繋ぎとして「Core i9-12900KS」を購入する方は少なくないはずです。
筆者もその一人ですが単に「ロマンを求めて」以外の理由はありません。
恐らく最初のベンチマークで「12900K」と比較し満足して終わりです。
きっと普段使いにはしないでしょう。
普段使いにはこちらがオススメです。
【ゲーム性能はハイエンドクラス!】INTEL社 Alder Lake「core i5 12400F」をレビュー
「12900KS」を導入するメリットは消費電力を気にせず「300GHz」の動作保証を買うことです。
また単に「12900KS」を用意するだけでなく強靭なマザーボード(各メーカーフラグシップクラス)に十分な電源ユニット(1000W以上)、冷却性能が強力なCPUクーラーなども用意しないとポテンシャルが最大限に引き出せません。
これらの環境を揃えたうえで「12900KS」を購入することをオススメします。
開封の儀
開封の儀
外観
外観
Core i9-12900KSのスコア検証
Core i9-12900KSのスコア検証
【CPU】INTEL社「Core i9-12900KS」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【PSU】クーラーマスター社「V850 SFX GOLD」
【AIO】ASUS社「ROG Ryujin II 240」
Cinebench R23ー「CPU」 R4.04.23追記
Cinebench R20ー「CPU」
Cinebench R15ー「CPU」
3D MARK
「zombie army 4」−「デフォルト設定」
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
使ってみた感想
使ってみた感想
「12900KS」はレンダリング性能も優れていますがゲームに特化した現行最強のCPUだと実感しました。
ゲームに特化していると体感できるポイントとしてはゲーム中の最低FPSがフルHDでは「100fps」をキープしている。
ちなみに「Ryzen9 5950X」では「70fps以下」まで落ちる場面はしばしば発生します。
Alder Lake世代の全CPUに言えることですがゲームは軽快で安定しています。
ベンチマーク測定時は速攻で「100℃」に達しますがゲーム中は「60℃〜70℃台」で落ち着きます。
「Core i9-12900KS」はグラボのポテンシャルを余すことなく最大限に引き出します。
グラボのベンチマークCPUとして重宝するでしょう。
良い点はゲーム性能を求めるなら「12900KS」の一択です。
トータルスコアは定格で「12900KS」と「12900K」はあまり差はありませんが「ゲームスコア」では6%ほどゲーム性能が上がります。
ただし醍醐味であるオーバークロックTVBを有効にするなら一般的な簡易水冷クーラーではとても補えません。
冷却不十分によってスコアが下がることがあります。
冷却性能の余力次第でクロック数が伸びます。
より高いスコアを望むなら本格的な水冷システムを組むか液体窒素を用いるか、あまり現実的ではありません。
それくらい「12900KS」は歴代の中で最も取り扱いにくいCPUであることは間違いありません。
よって一般的な冷却性能であれば「12900KS」を「定格」としてお使いいただくのが無難です。
良かったところ
良かったところ
❶一般的な簡易水冷クーラーを用いる条件なら「定格」でもゲーム性能は最大限に引き出せます。
グラフィックボードのベンチマーク測定に最適です。
コスト度外視になりますが冷却方法次第でクロック数が「7Ghz」は超えるとのことです。
❷ゲーム性能が飛躍的に向上します。
体感として最高〜最低fpsのギャップが小さいので高負荷の瞬間でもカクツキの立ち直りが速くて軽快かつ快適です。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶一般的な簡易水冷クーラーでは「12900KS」のポテンシャルは最大限に引き出せない。
例えばベンチマーク「Cinebench R20」を回すと2秒くらいで「100℃」に到達します。
より高いスコアを狙うなら冷却システムを根本的に見直しする必要があります。
あまり現実的ではありませんが「本格水冷システム」「液体窒素」など用いれば高いスコアが望めるでしょう。
❷消費電力は駄々洩れです。
そして何より熱いです!
簡易水冷クーラーの液体があっという間に枯れてしまいそうな勢いです。
普段使いには全く向いていませんがグラフィックボードのベンチマーク測定としては活用できます。
❸「12900KS」を運用するには少なくとも強靭なマザーボード(Z690フラッグシップクラス)、簡易水冷クーラー、1000W以上の電源ユニットは必須です。
ちなみにチップセット「B660」「H670」ではCPUオーバークロック機能がないので注意が必要です。
これらの環境を揃えたうえで「12900KS」を購入することをオススメします。
総評
総評
新規で「Alder Lakeシリーズ」を購入するには「Core i9-12900KS」はロマンも含めて購入するのはアリです。
冷却方法さえ間違えなければコストをかけた分だけ高いスコアを狙えることでしょう。
「300GHz」の2万円上乗せに見合うかは冷却システム次第です。
しかしながら「12900K」から買い替えるほどのメリットはないと思います。
素直に次世代CPU「Raptor Lake=13900K」を待った方が良いです。
「Core i9-12900KS」は各自の冷却技術に創意工夫を凝らす腕試しのCPUなのでしょう。
残念ながら筆者のポン付け冷却システムでは十分に活かしきれません。
現行最強の「Core i9-12900KS」を十分に使いこなせるか、ご自慢の冷却システムで試してみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
主な仕様
ソケット形状 -LGA1700
コア数-16コア
スレッド数-24
クロック周波数-3.2GHz
最大動作クロック周波数-5.5 GHz
関連商品
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トレンドアイテム
トレンドアイテム
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