「RX5500XT」は「RX5700」「RX5700XT」の下位モデルになります。
「8GB」「4GB」の2種類あります。
Radeon系「RX590」「RX580」とGeForce「GTX1650-S」「GTX1660」が、よく比較対象に挙げられます。
スペックは最新の「PCIe4.0」スロットを採用します。
しかし「PCIe4.0」は通常なら16本のレーンが半分の8本という仕様になっています。
「RX5500」は「7nm」と最新のプロセスにて製造されてます。
新世代「RX5500」のプロセスは 7nm
世代はついにプロセス「7nm」へ突入しました。
「14nm」の世代は結構長かった。
プロセス「7nm」と聞いてピンとこないと思いますので簡単にイラストを描きました。
プロセスが微細化するメリットとは・・・
❶より高性能なプロセッサーを製造できる
❷パフォーマンス向上(処理性能が上がります)
❸消費電力や低発熱(ワットパフォーマンス)の省エネ化
❹製造コストの低下(小さなサイズでチップがたくさん載せられる)
の以上が期待できます。
今後の新世代「Navi」はプロセス7nmと微細化に成功したGPUは今後に向けて8Kや4Kなど超高速フレームレート化(240fps以上)に期待できます。
PCIe3.0 と比較して2倍の帯域幅を実現します。
PCI Express | 帯域幅 ✕16 |
Gen2 | 8 GB/S |
Gen3 | 15.75 GB/S |
Gen4 | 31.51 GB/S |
競合するVGAのスペックを見てみます。
GPU | RX5500XT | GTX1650-S | GTX1650 | RX570 | RX580 | RX590 | GTX1660 | GTX1060 |
コア数 | 1408 | 1280 | 896 | 2048 | 2304 | 2304 | 1408 | 1280 |
ベースクロック | 1717 MHz | 1560 MHz | 1485 MHz | 1168 MHz | 1257MHz | 1469 MHz | 1530MHz | 1506MHz |
ブーストクロック | 1845 MHz | 1725MHz | 1665 MHz | 1244 MHz | 1340 MHz | 1545 MHz | 1785MHz | 1709MHz |
メモリ | GDDR6 8GB | GDDR6 4GB | GDDR5 4GB | GDDR5 8GB | GDDR5 8GB | GDDR5 8GB | GDDR5 6GB | GDDR5 6GB |
バス幅 | 128 bit | 128 bit | 128 bit | 256 bit | 256 bit | 256 bit | 192 bit | 192 bit |
メモリ転送レート | 14 gbps | 12 gbps | 8 gbps | 7 gbps | 8 gbps | 8 gbps | 8 gbps | 8 gbps |
メモリ帯域幅 | 224 GB/S | 192 GB/S | 128 GB/S | 224 GB/S | 256 GB/S | 256 GB/S | 192 GB/S | 192.2 GB/S |
TDP | 150 W | 100 W | 75 W | 150W | 185 W | 225 W | 120 W | 120 W |
メモリは「GDDR6 8GB」という最新のゲームに十分、対応します。
スペック表では「GTX1660」と同等くらいです。
ゲームでは、どのくらい快適なのか後ほど見てみます。
「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」の特長
❶OCエディション: ブーストクロック ~1865 MHz (OCモード)/ ~1845Mhz (ゲーミングモード)
❷Axial-techファン設計は、より長いブレードを容易にするより小さなファンハブと、下方への空気圧を増加させるバリアリングを特徴とします。
❸0dBテクノロジーにより、比較的静かにゲームを楽しむことができます。
❹IP5Xの防塵性により、粒子の侵入を防ぎ、耐久性を向上。
❺Auto-Extremeテクノロジーによる自動化で、システムの信頼性を向上。
❻保護バックプレートは、輸送中や設置中にコンポーネントを固定します。
❼カードに144時間の検証プログラムを実施し、最新のゲームで信頼性を確保。(ASUS社HPより引用)
開封の儀
外観
「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」をチェックする
控えめな感じですが派手にLEDが光るゲーミングな外観は好まない方には、この位が丁度、良さそうです。
ファン周りを見てみます。
冷却性能が強化されただけでなく「ホコリ」にも強い防塵性を実現します。
軽いゲームであれば「0dBテクノロジー」により夜間、近隣に気にすることなくゲームを楽しむことができます。
「TDP」は150Wなので発熱量も少し高めです。
この位の冷却性能は備えておけば耐久性において心配なさそうです。
インターフェース周りを見てみます。
接続ピンは「8ピン」1つです。
それではベンチマークを見ていきます。
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したらNVIDIAドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」のスコアを検証
【CPU】Core i7 「9900KS」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」
今回はGPU別にベンチマークを比較します。
比較するGPUは「RX5500XT」「GTX-1650-S」「GTX1650」「GTX1660」「RX570」「RX580」「RX590」「GTX1060」です。
3D MARK
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
AMDベースのゲームは伸びしろが良い結果となりました。
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
スコア全体の統計を見てみると・・・
「GTX1660」>>>「RX590」>「RX5500XT」>「GTX1650-S」>「RX580」
のスコア順でした。
惜しくもコスパ最強の「RX590」に僅かな差で負けるとは残念です。
最新のプロセッサを用いてますが「PCIe4.0」のレーン8本のスペックダウンは大きな影響を受けました。
今後の価格次第ですが2万円を切る時が来れば「RX590」に代わるコスパ最強のVGAになり得るでしょう!
使ってみた感想
お正月という事で最新のゲームがしたくなり「バイオハザードre2」をプレイしクリアしました。
フルHD設定ですが最高画質で「60fps」を下回ることがなく「115〜95FPS」に維持しており非常に快適でした。
VGAの温度は強化ファンブレードの恩恵か「70〜60℃」を維持してました。
体感的には「RX590」よりもフレームレートが安定してました。
良かったところ
❶強化されたファンブレードは「80℃」を超えることは、ありませんでした。
❷「ホコリ」に強く高い防塵性は過酷な場所でも使えます。
例えば工場など防塵性を発揮します。
❸旧世代「RX590」よりも体感的にはフレームレートが安定しています。
❹先着順ですが「モンスターハンターワールド:アイスボーン」がプレゼントでもらえます!
残念な点、注意する点
❶意外に厚み(4.9mm)があり極小PCケースには入らない!
❷良く冷えますが騒音は、割とうるさく感じました。
総評
「RX5500XT」は、まだ出始めなので価格は少々、高めですが半年もすれば価格が下がりお買い求め安くなるVGAだと思います。
価格以外は特に欠点が見つからないので「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」は非常に良く造りこまれたVGAだと思います。
今なら「モンスターハンターワールド:アイスボーン」が先着順でプレゼントがあるので、この機会に是非、遊んでみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。
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サイズー24.2 x 13 x 4.9
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