「GEFORCE RTX 2070 SUPER」は「GEFORCE RTX 2060 SUPER」と同日に発売されました。
そして7月上旬に登場したライバル社のAMD「RX5700」シリーズが「GEFORCE RTX SUPER」シリーズと、ほぼ同時期に発売しGPUの競合バトルが過熱しました。
「RX5700」シリーズと性能が近いので参考にしていだけると幸いです。
「RX5700」シリーズのレビューを載せておきます。
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GPU比較表を作成しました。
GPU | RTX 2070-S | RTX 2070 | RTX 2060-S | RTX 2060 | RX 5700 | RX 5700 XT | RTX 2080 |
コア数 | 2560 | 2304 | 2176 | 1920 | 2304 | 2560 | 2944 |
ベースクロック | 1605 MHz | 1410 MHz | 1470 MHz | 1365 MHz | 1465 MHz | 1605 MHz | 1515 MHz |
ブーストクロック | 1770 MHz | 1815 MHz | 1650 MHz | 1680 MHz | 1725 MHz | 1905 MHz | 1710-1810MhZ |
メモリ | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 |
バス幅 | 256-bit | 256-bit | 256-bit | 192 bit | 256-bit | 256-bit | 256-bit |
メモリ転送レート | 14 gbps | 14 gbps | 14 gbps | 14 gbps | 14 gbps | 14 gbps | 14 gbps |
メモリ帯域幅 | 448 GB/S | 448 GB/S | 448 GB/S | 336 GB/S | 448 GB/S | 448 GB/S | 448 GB/S |
TDP | 215 W | 175-185W | 175 W | 160 W | 185 W | 225 W | 108-210W |
「RTX2070無印」と比べ、ブーストクロックは少し下がるものの約7%ほどパワーアップしています。
TDPは200Wを超えNVIDIA社のGPUの中では比較的、高めです。
現在は「RTX2070無印」が廃版となり在庫限り販売終了し今後のラインナップは「RTX2070-S」と入れ替わり価格水準は6万円前半から7万円後半あたりで落ち着いていくと思います。
それでは「GEFORCE RTX SUPER」シリーズと「RX5700」シリーズも含め比較しながらレビューしたいと思います。
「GEFORCE RTX 2070 SUPER」の特長
❶GeForce Experience・・・ビデオ、スクリーンショット、ライブ配信を記録して、友人と共有する。ドライバーを最新の状態に保ち、ゲーム設定を最適化する。GeForce Experienceはこれらをすべて実現します。GeForce グラフィックス カードには欠かせません。
❷DirectX 12/DXR・・・開発者は Microsoft Windows ベースの PC ゲームに驚異的なグラフィックス効果を追加できます。GeForce グラフィックス カードは、レイ トレーシングや可変レート シェーディングなどの先進の DX12 機能に対応し、超リアルな視覚効果とより速いフレーム レートでゲームに命を吹き込みます。
❸NVIDIA Studio・・・創造性の新時代の到来です。お使いのクリエイティブ アプリが、想像以上に速く動作するようになります。NVIDIA GPU がパフォーマンスを驚異的に加速し、作業を高速化させます。 NVIDIA Studio へようこそ。より創造的な新しいプロセスへ。
❹4K・・・GeForce RTX で究極の 4K ゲーミングを体験しましょう。最新の人気ゲームを脅威の高解像度でお楽しみください。
❺NVIDIA G-SYNC・・・最大 240 Hz のリフレッシュ レートや HDR などで、テアリングのないスムーズなゲームプレイを体験しましょう。この究極のゲーミング ディスプレイは、熱狂的なゲーマーの力強い味方になります。
❻ゲーム配信・・・GeForce RTXは、専用のハードウェア エンコーダーを搭載し、優れた品質でゲームとストリーミングを同時に行います。RTX グラフィックス カードは、Open Broadcaster Software (OBS) など、人気のストリーミング アプリ用に最適化され、ライブ ストリーミングで最大限のパフォーマンスを発揮します。
❼NVIDIA Ansel・・・ゲーム内で、360 度フォト、HDR フォト、超解像度フォトをキャプチャできるパワフルなフォト モードで、スクリーンショットをアート作品に変えましょう。
❽Max-Q デザイン・・・勝つための薄さ: NVIDIA Max-Q は、世界で最も薄く、速く、静かなゲーミング ノート PC を製造するための革新的な手法です。究極の GeForce ゲーミングと洗練されたデザインのスイート スポットです。
❾バーチャル リアリティ・・・先進の VR レンダリング、リアルタイム レイ トレーシング、AI を組み合わせることで、新たなレベルのリアリティを VR にもたらします。(NVIDIA社のHPより引用)
開封の儀
外観
「GEFORCE RTX 2070 SUPER」をチェックする
全長が「RTX2060-S」よりも「RTX2070-S」の方が40mm弱長いので細長く見えます。
中央に「SUPER」の文字が刻印され鏡面処理が施されました。
ファンはダブルファンを採用し「外排気クーラー」仕様になっています。
インターフェースは「ディスプレイポート」が3つ「HDMI」「TYPE-C」が各1つ備えています。
接続ピンは「8ピン」「6ピン」を使用します。
LED点灯の様子
それでは「GEFORCE RTX 2070 SUPER」のベンチマークを検証していきます。
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したらNVIDIAドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
「GEFORCE RTX 2070 SUPER」のスコアを検証
【CPU】Core i7 「9900K」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「GEFORCE RTX 2070 SUPER」
今回はGPU別にベンチマークを比較します。
比較するGPUは「RTX2070-S」「RTX2070無印」「RTX2060-S」「RTX2060無印」「「RX5700」「RX5700XT」「RTX2080無印」です。
3D-MARK(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
ディビジョン2−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
エクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
strange brigade−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」(RX5700XT-50THより更新 R2.01.18)
「RTX2070-S」は全体のスコアを通して「RTX2070無印」と比べ10%くらいパワーアップしました。
「RTX2080無印」には惜しくも敗れましたが「7万円台」で最新のゲームがWQHD(25600×1440)でも十分、快適なスコアを出しました。
使ってみた感想
前回のレビューで「RTX2060-S」は性能面と価格面の2つを考慮しても少々、不満がありましたが「RTX2070-S」では最新のゲームがWQHD(25600×1440)で快適に遊べるので満足してます。
最近のGPUの中では少々、ワットパフォーマンスが悪いように感じました。
全長267mmと標準サイズなのでPCケースに換装の際、非常に取り扱いやすかったです。
良かったところ
❶「RTX2070無印」よりも10%もパワーアップしている。
❷一般的なオリファンのボディにはプラスチック部分でボディを囲むのに対し「GEFORCE RTX 2070 SUPER FOUNDERS EDITION」はオール金属製なので強固なボディとデザイン性が優れている。
❸今、キャンペーン中(2019 年 7 月 9 日から 2019 年 9 月 16 日まで)に購入すれば「Control」と「Wolfenstein」の2本のソフトが貰える。
残念な点、注意する点
❶ワットパフォーマンスが悪い。
❷スペックに対して価格が「7万円台半ば」では、まだまだ高すぎます。
オリファンのハイエンドクラスが「6万円前半」まで下がれば文句なし!
総評
「RTX2070-S」は「RTX2070無印」よりも約10%ほどパワーアップしました。
「RTX2070無印」が意外に価格が下がらず「RTX2070-S」を選んでおくのが賢明かと思います。
そこで少し(5千円ほど)予算が許せるなら同じ価格帯で性能を重視するならば「RTX2080無印」が候補に挙がってしまいます。
近いうちに「RTX2080無印」が店頭など在庫処分セールに流れると「RTX2070-S」よりも破格の値段で購入できます。
その時は「RTX2070-S」の立ち位置が微妙な存在になってしまいます。
現状「RTX2080無印」の市場をマークしながら「RTX2070-S」を選択肢に入れておくと良いと思います。
いやいや!新しいモノ好きなら「RTX2070-S」一択!!
是非、検討していただけると幸いです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。
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