「WD BLACK SN750 NVMe 500GB」は記録媒体の1つである「SSD」の超高速「読み込み/書き込み」を実現する「SSD M.2」という種類の「NVMe」タイプです。
よく間違えやすいのは「SSD M.2」の中でも「SATA」と「NVMVe」の2種類ありますので超高速ロードを体験したければ NVMe を選んでおくと良いです。
「読み込み/書き込み」の速さを並べると・・・
HDD <<<< SSD(SATA)<<<< SSD M.2 「NVMVe」の順番で速くなります。
簡単にスペック表を作成しました。
スペック | WD BLACK SN750 NVMe | SSD | HDD |
容量 | 500 GB | 240 GB | 1 TB |
読み込み | 3470 MB/S | 550 MB/S | 140 MB/S |
書き込み | 2600 MB/S | 525 MB/S | 120 MB/S |
「NVMe」の読み込み速度は SSD の6倍!
HDD とは20倍以上に!
賛否両論の評価でありますが不評の要素の1つはロードの長さです。
ロード時間が とにかく長い・・・!
ロードが長いだけでなく、ありとあらゆる場面でロードが入ります。
1ミッションで数分は無駄にしてしまいます。
環境によってはゲーム時間よりもロード時間の方が長いという方もいるようです。
もっとテンポよく快適にアンセムを楽しみたい!という思いから「WD BLACK SN750 NVMe 500GB」を購入しました。
それでは「WD BLACK SN750 NVMe 500GB」の実力を検証したいと思います。
「WD BLACK SN750 NVMe 500GB」の特長
❶HDDよりも更に速いSSD(SATA)と比べ NVMeは驚異的な読み込み/書き込みを実現!
❷チューインガムと同じサイズでスッキリ省スペース!
❸WD Black SSD Dashboardでゲームモード機能を有効にすればSSDの低電力モード機能を無効にし、負荷の高いゲームセッション時にドライブのピークパフォーマンスを維持します。
開封の儀
外観
「WD BLACK SN750 NVMeを換装する
今回使用マザーボードはASUS社「ROG MAXIMUS XI FORMULA」です。
換装の様子
将来的に「SSD m.2 NVMe」が大容量、低価格が実現すれば記録媒体はすべてケーブルレスになる時代は来る?!
WD Black SSD Dashboardで監視せよ!
付属のアプリ「WD Black SSD Dashboard」を用いればリアルタイムに温度、寿命、残量がわかります。
ストレージ全般に言えることですが、ある日突然、バックアップが壊れてデータが抽出できない事態に遭遇することがあります。
そんな時に備えた「余寿命」が搭載しています。
あくまでも目安ですが、とても助かる機能です。
「WD BLACK SN750 NVMe」は超高速!!
ベンチマークは「CrystalDiskMark」を使用します。
PC構成
【CPU】Core i7 「9900K」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」
❶HDD-WD HDD 内蔵ハードディスク 2.5インチ 1TB WD Blue SATA 6Gb/s
❷SSD(SATA)-WD SSD 内蔵SSD 2.5インチ 240GB WD Green SATA3.0 6G
❸SSD M.2(SATA)-WD 内蔵SSD M.2-2280 / 250GB / WD Blue 3D / SATA3.0
❹NVMe
❶HDD1TB ❷SSD240GB
とにかく速い!これは期待できる!
アンセムのロード時間に悩まされましたが、これで解決?!
この調子でアンセムをプレイ!
「アンセム発動!
とその前に・・・
「アンセム」が入っているプログラムファイルを「WD BLACK SN750 NVMe」に移動する必要があります。
移動が完了し早速、起動します。
タイトル画面から「フォート・タルシス」までのロード時間は・・・
そんな!2.5秒の間違いでは?!あれ?!ちょっと遅い?!
気を取り直して、それぞれ計ってみます。
結果!
理想なら4〜5秒くらいのはずが残念な結果となりました。
アンセムはHDD/SSDに関係なく根本的に何かが引っかかってるようです。
このままでは納得できないので「グラセフ5」も検証します。
グラセフ5も「NVMe」が飛び抜けて速くない結果となりました。
HDDと比べれば体感的に速くなったと感じますが一般SSDと大差はないのが残念です。
しかしゲーム自体が最適化されてるせいかHDDでも7秒なので十分、速いです。
warframeでも SSD と差はないです。
次は最もベーシックな「Windows10」の起動は速いのか見てみます。
結果!
体感的にも速く感じることが出来ました!
使ってみた感想
ゲーム用途にはあまり向かない結果となりました。
ゲーム起動中はとても熱くなるので「ヒートシンク」は装備した方が良いです。
だいたい70〜75℃くらいまで熱くなるのでマザーボードを傷める気がして不安になります。
筆者は大量の写真データを扱うので「ピクチャ」用に保存することにしました。
良かったところ
❶「Windows10」の起動が、とにかく速い!
❷マザーボードに換装の際、煩わしいケーブルが不要なので見た目がスッキリします。
残念な点、注意する点
❶とにかく熱くなります!
熱対策をしても70℃前後まで上がるのでヒートシンクは必要!
❷ゲーム用途には向かない!
❸値段が高い!
「NVMe」の値段を考慮するならSSD m.2(SATA)で容量を2倍にしたほうがコスパ良し!
総評
「Windows10」起動用であれば初めてHDDからSSDに換装して感動したように驚異的な速さを実感できます!
「NVMe」はゲームに最適と謳われてますが一般のSSDと大差はないので倍額の値段を出してまで速さを期待してはいけないと思います。
用途としては「Windows10」起動用や写真、画像など大量ファイルを扱うことに向いてます。
大量ファイルを扱うクリエーター様、 「WD BLACK SN750 NVMe 500GB」を導入してはいかがですか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
本日の1票をお願いします。
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主な仕様
容量-500 GB
規格サイズ -M.2 (Type2280)
インターフェイス-PCI-Express
タイプ -3D NAND
設置タイプ-内蔵
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