型番は「HX440C19PB3AK2/16 RGB LED」です。
8GB×4枚で合計32GBになります。
最近はCPU(Core i9 9900K)とグラフィックボード(2080ti)を強化してきましたが、メモリだけがスペックに見合わなかったので、そろそろ高速なメモリが欲しくなって色々と探していたらキングストン社の「HyperX Predator DDR4 RGB」シリーズに辿り着いて一目惚れしてしまい購入しました。
ただデザインが気に入っただけでなく「4000MHz」の超高速メモリをセレクトしました。
また手元にメモリスピード「3000MHz」「2400MHz」があるので、それぞれメモリ別にベンチマークを測定しましたので参考にしていただければ幸いです。
メモリが弱いと、どうなるの?
❶パソコンの動作速度が低下する
❷アプリケーションが起動しない
❸ゲームによってはポリゴン欠けやフレームレートの低下に影響する
❸作業中にフリーズして今までの作業が台無しになる
これが一番、困るケースだと思います。
クロックスピードとレイテンシーの関係
わかりやすく表を作成しました。
処理速度 | 遅い | <――> | 速い |
クロックスピード | 2666 MHz | <――> | 4000 MHz |
レイテンシー | C 19 | <――> | C 14 |
クロックスピードは高いほど速くなります。
例えば・・・
メモリを選ぶときに「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz HX440C19PB3AK2/16 RGB LED」とあった場合「4000MHz」の部分に注目してください。
よって「2666MHz」よりも「4000MHz」の方が処理が速くなり高価になります。
次はレイテンシー(遅延)は数字が少ないほど速くなります。
「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz HX440 C19 C19PB3AK2/16 RGB LED」とあった場合「C19」の部分に注目してください。
型番には「CL✕✕」や「C✕✕」と表記されています。
よって「C19」よりも「C14」の方が速くなり高価になります。
つまりメモリ選びは性能と価格のバランスで選択すると良いと思います。
PCのパフォーマンスをシンプルに向上したければ「クロックスピード」を優先するのが一般的です。
低レイテンシーはベンチマーク「3D MARK」など少しでもスコアを上げたいとき優先されることがあります。
「高クロック」+「低レイテンシー」は非常に高価になるので「高クロック」を重視し「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz HX440 C19 PB3AK2/16 RGB LED」を購入しました。
「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz」の特長
❶黒いアルミニウム製の強力なヒートスプレッダー
❷比類なきDDR4パフォーマンスをたたき出す高速性と低レイテンシ
❸Intelの最新チップセットに最適化されたIntel XMP Readyプロファイル
❹製品寿命期間にわたる保証 (キングストン社のHPより引用)
開封の儀
外観
「HyperX Predator DDR4 RGB 4000MHz」をチェックする
強靭な鎧のイメージが漂うデザインです。
手に取ってみると意外にズシッと重く手裏剣のような質感でカッコいいです。
持ち方によっては角が鋭く少し痛い。
各社のライティングアプリに対応!
各マザーボードのライティングアプリに対応しているので、わざわざ新規にインストールは不要!
ライティングの様子
メモリスピードはフレームレートに影響する?!
それぞれメモリスピードが異なる3種類のメモリを用意しました。
❷Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4 (3000MHz C15)
❸TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2 (2400MHz CL16)
スロースピード(2400MHz)とメモリ少容量(8GB)に、どんな影響を及ぼすか?
「❸」のメモリは敢えて2400MHzの8GBで試してみます。
メモリスピードを上げればゲームが快適になるのか?!
PC構成
【CPU】Core i7 「9900K」
【マザーボード】「ROG MAXIMUS XI FORMULA」
【メモリ】
❶キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
❷Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4
❸TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2
【GPU】「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」
【CPU】Ryzen 7 「2700X」
【マザーボード】「ROG STRIX X470-I GAMING」
【メモリ】
❶キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×4/32GB」
❷Corsair社「VENGENCE RGB PC4-24000 DDR4 3000MHz」8GB×4
❸TEAM社「DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz」4GB×2
【GPU】「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」
Cinebench R15ー「CPU」
Core i9 9900K
Ryzen7 2700X
3000MHz、2400MHzの低レイテンシーが優位なスコアになりクロックスピードの恩恵は受けていない。
メモリ少容量は反映しない結果となりました。
「3D MARK」
Core i9 9900K
Ryzen7 2700X
2700Xの場合、クロックスピードよりもレイテンシーが影響しやすい結果となりました。
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
Core i9 9900K
特にフルHDの伸びが素晴らしい!
4Kは違いが見られませんでした。
一方、2400MHzではベンチマーク測定中に「ポリゴン欠け」が発生しフレームレートが安定しませんでした。
Ryzen7 2700X
意外にも2400MHzが優位なスコアとなりました。
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
Core i9 9900K
比較的3000MHzがトータルバランスが良いです。
2400MHzは伸びが悪くフレームレートが安定しません。
ゲーム中にポリゴン欠けや1秒間くらい静止するといったトラブルがありました。
Ryzen7 2700X
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
Core i9 9900K
Ryzen7 2700X
ただ解像度が細かいほど9900Kよりもスコアを上げているのでPC環境に応じてメモリスピードや電圧など細かい調整すれば満足できるスコアが出せるかもしれないです。
使ってみた感想
超高速メモリの恩恵を受けるのは今、最強の「Core i9 9900K」が一番、相性が良くフレームレートも安定しゲーム環境が更に良くなりました。
一方で「2700X」はメモリスピードとは無縁の結果という印象があります。
オーバークロックしても、あまり伸びないCPUなので予想はしてましたが予想通りの結果となり残念です。
良かったところ
❶9900Kであれば更なるフレームレート向上が期待できる
❷4000MHzまで対応しているので最適なメモリスピードを見つける楽しさがあります。
残念な点、注意する点
2700Xの場合、メモリスピードは、あまり反映しない。
また最適なスピードを突き止めても9900Kと比べスコア最大値が低いため、メモリ容量さえあれば足りれば良し、といった結果となり買い替えのメリットはあまり感じません。
総評
9900Kの場合は超高速メモリほどスコアが伸びる結果となり非常に満足しました。
また上級者は「電圧」など細かい設定をコントロールし故障リスクを背負いながらスコアを競います。
9900Kは設定次第で、まだまだ伸びしろがある素晴らしいCPUです。
一方、2700Xは低レイテンシーに影響しやすいので、やや高価になる傾向があります。
メモリスピードに拘らず価格重視で選んでも良いと思います。
2700Xの導入を検討しているならば安価なメモリでも十分、足ります。
今、メモリの価格が下落して、とても買いやすいタイミングです。
このチャンスにメモリを新調してみては、いかがですか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
フォームファクタ-UDIMM
電圧-1.35V
高さ-42.2mm
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