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2015年03月01日

死相学探偵1 十三の呪

十三の呪 死相学探偵1 三津田信三

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 人の死相が見える弦矢俊一郎、その能力を生かして探偵事務所を開く。そこに有名な拝み屋(霊能者)である祖母を通じ弦矢を知ったと言う内藤沙綾香が開店当日から相談にやってくる。今まで彼氏や思いを寄せた男性に次々と不幸が訪れる彼女の婚約者・入谷秋蘭が死に、その家族にも十三に関連した怪奇現象が起こり次々と死んでいく。
 呪で人殺し、と言うどうにも解決したところで犯人を刑に問えないものですが誰が呪ったのかを解明していくミステリー。

 シリーズものの第一弾なので弦矢が死相が見えるようになった経緯(ここが何なら一番ホラー)やそれ故の子供の頃の苦労も書かれています。そんな弦矢は性格が捻じ曲がっていてせっかく来たお客第一号をさっさと追い返してしまったり沙綾香に連れられ入谷家に乗り込んで行ってからもコミュニケーションが全然とれてませんw。
 なのに謎解きのときだけは饒舌!な設定にちょっと違和感を感じつつ。
 まあ、祖父母との会話中は割りとざっくばらんな感じではありますが。

 入谷家は豪邸でありながら秋蘭以外は大した収入も無く、秋蘭が亡くなった今、彼の遺産頼みの状況。そんな中、相次ぐ秋蘭の兄弟姉妹たちの不審死。
 秋蘭の呪いか?遺産目当ての連続殺人事件か?って連続呪殺事件なんですけどね。
 
 最後に犯人は弦矢に意味深長な発言をして去って行きます、結局直接の術者の正体は不明なこともあってその辺は気になりつつ、まんまと釣られております。シリーズモノの引っ張りにw。


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posted by 那由他 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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