2015年04月22日
プログラミング言語人気ランキング2015
TIOBE Softwareから、2015年4月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開されました。
TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から対象となるプログラミング言語が
どれだけ話題になっているかをインデックス化したものです。
Apr 2015 | Apr 2014 | Change | Programming Language | Ratings | Change |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | Java | 16.041% | -1.31% | |
2 | 1 | C | 15.745% | -1.89% | |
3 | 4 | C++ | 6.962% | +0.83% | |
4 | 3 | Objective-C | 5.890% | -6.99% | |
5 | 5 | C# | 4.947% | +0.13% | |
6 | 9 | JavaScript | 3.297% | +1.55% | |
7 | 7 | PHP | 3.009% | +0.24% | |
8 | 8 | Python | 2.690% | +0.70% | |
9 | - | Visual Basic | 2.199% | +2.20% | |
10 | 10 | Visual Basic .NET | 2.126% | +0.38% | |
11 | 19 | Delphi/Object Pascal | 1.469% | +0.72% | |
12 | 13 | Perl | 1.340% | +0.31% | |
13 | 12 | Transact-SQL | 1.275% | +0.10% | |
14 | 18 | MATLAB | 1.263% | +0.50% | |
15 | 31 | ABAP | 1.228% | +0.86% | |
16 | 14 | F# | 1.196% | +0.23% | |
17 | 17 | PL/SQL | 1.110% | +0.33% | |
18 | 11 | Ruby | 1.068% | -0.68% | |
19 | 40 | R | 1.028% | +0.76% | |
20 | 24 | Pascal | 1.027% | +0.43% |
スマホやタブレットのアプリ開発がJavaやC、C++、Objective-Cで行われていますので、
当然上位にランキングされています。
Delphi/Object Pascalが順位を上げているのが嬉しいですね。
ボーランド→コードギア→エンバカデロ・テクノロジーズと開発会社の変更と共に不安定な時期がありましたが、
今ではDelphi はWindows、Mac OS X、iOS、Android 上で動作するアプリまで作れるようになりました。
品質も安定しており、昔のような実力を取り戻しているように思います。
Microsoft Visual Studio Professional 2013 通常版
各言語のダウンロード先まとめ
Java
Androidアプリ作るならJavaは絶対必要です。
開発統合環境の Eclipse をインストールすれば
かなり便利に開発できます。
大抵の開発者が使っていると思います。
ちなみにAndroid用の開発環境にするには、
•JDK(Java Development Kit)のインストール
•Android SDKとEclipseをダウンロード
•EclipseのプラグインADTのインストール
•環境設定
が必要です。
この辺りはWEBに情報がありますので、自分で調べてください。
最近は、AndroidStudio で開発されている人も増えています。
fplutil (C/C++)
Googleがオープンソース化したAndroid向けのC/C++開発用ユーティリティ。
Javaを使わずにアプリが開発できます。
C++コンパイラ(無償版)
エンバカデロが公開しているBCC32コンパイラです。
Apple Developer (Objective-C)
iPhone、iPad、Macのアプリ作るのなら、これが必要です。
とはいえ、Apple社は Swift 推しです。
既存のObjective-CアプリケーションをSwiftで書き換えた話
Microsoft Visual Studio (C#/VB.NET)
日本でも人気の高い開発言語です。
昔は開発者がMicrosoft BasicかBorland Turbo Pascal、Microsoft C/C++かBorland Turbo C/C++派に分かれてました。
それがWindowsの登場によって Visal BasicやVisual C++、Borland Delphi、C++Builderに変り、
開発を根底から変えざる得なくなりました。あの時は苦労したな...
WindowsアプリやWindows Server 向けWEBアプリを作るのならお勧めです。
さすがによく出来ています。
JavaScript
説明不要ですね。
PHP
個人、あるいは趣味でWEBサーバーを立ててインターネットに公開するといえば、
PHPを使ったものです。
いわゆるLAMP(OSにLinux、WebサーバにApache、データベースにMySQL、プログラミングにPHPかPerlかPython)
環境で一躍有名になった言語です。
習得するのも簡単です。
Python
Python開発者のグイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum)がGoogleに勤務していたことで、
一躍有名になった言語です。
Microsoft、Apple、Nokia、Yahoo、NASAなどでも利用されており、
Webプログラミング、GUIアプリケーション、CAD、3Dモデリング、数式処理など幅広い分野で利用されています。
インデントルールが決まっているので、誰が書いても同じ用なプログラムになるため、
構文がスッキリとしていて判り易いです。
Perl
今でも現役で使っている方が多い、インターネット創世記から使われている言語です。
Delphi/Object Pascal
一番習得しやすく、あらゆることを可能にしてくれる言語です。
ここの言語開発者であるアンダース・ヘルスバーグ (Anders Hejlsberg) が
Microsoftに移ってC#を作ったというのは有名な話です。
SQL Server (Transact-SQL)
データベース扱うなら必須です。
これが組めるか否かでSQL Server のアクセススピードが全然違います。
MATLAB
使った事がありません。
SAP (ABAP)
使った事がありません。
ORACLE (PL/SQL)
使った事がありません。
Ruby
日本人開発者である「まつもと ゆきひろ氏」が作ったメジャーな言語です。
オブジェクト指向のインタプリタスクリプト言語でPerlやPythonと競合します。
オープンソースのWebアプリケーションフレームワークである、Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)の
登場で一躍メジャーになりました。
R
使った事がありません。
Pascal
学習用には最適な言語で、プロの利用には耐えられないという批判によって、
開発者がC言語に流れてしまった歴史がありますが、
C言語自体がPascalの仕様に近いため、
やはりPascal言語の方が上だと思います。
まとめ
わたしの経験上、どの言語が優位かというのは時代の流れと共に変っていきます。
今はモバイルとそれに伴うWEBコンテンツの開発にあった言語が主流です。
ただし、開発者としてのキャリアを想定すると、
WEBアプリ、GUIアプリ、モバイルアプリのそれぞれに合った言語を習得しておくべきかと思います。
色々な言語に触れておく事で、業務のスケーラビティに応じて、
自分の能力を遺憾なく発揮することができ、
雇用主にとって不可欠な人材になりえます。
自分が雇用主の立場になった時にも、
従業員の割り当てを上手く行えると思います。
さらに、
日本は開発者の賃金が低いので、職業として下に見られがちですが、
海外に行けば開発者はもてはやされます。(英会話は必須ですが...)
その際、過去にどのような開発を行ってきたのかも重要視されます。
とはいえ、どの言語を習得するかを敢えて選ぶとするなら、
JAVA、C++、Pythonでしょうか。
どの言語においてもキッチリと理解習得しておくべきは、
オブジェクト指向、ガベージコレクション、ポインター。
あとは、さまざまなアルゴリズム。
とそれを実装するプログラムロジック。
業務への深い理解と知識、
それと問題点の洗い出し...
経験上なんて書いたものだから、
色々な苦労が走馬灯のごとく...
結局は、これまで行ってきた事の全てが無駄にはなっていません。
最後まで勉強だと思って、
ポジティブに、言語でも何でも、命一杯詰め込んでいきましょう。
今どきプログラミングを学ぶなら何言語から学んだほうがいい?
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