2018年08月27日
Google コアアルゴリズムの更新を実施。専門性・権威性・信頼性を重視する傾向に。
コアアルゴリズムのアップデート
8月初旬、広範囲に渡ってコアアルゴリズムのアップデートが行われました。
SEO各社がその詳細を分析しているので、ご存知の方も多いと思います。
今回の更新により、普段に見られない大きな順位変動が発生しており、
医療、金融、行政の分野について書かれたページが大きく順位を下げる傾向にあるようです。
Google検索品質評価ガイドライン
今回の更新で抑えておかなければならないこととして、
Google検索品質評価ガイドラインが更新されたことです。
Google検索品質評価ガイドライン 変更点の詳細
今回の変更点ではおおまかに3つの基準を打ち出しています。
ページ内容の品質評価の基準変更
以前から、コピペしただけのページが低評価されることは多くの方がご存知だと思います。
それ以外にも、大きな画像を使ったバナー広告や、本文中に紛らわしい、
あるいは煩わしい広告が多いと、低品質なページとして評価されるようです。
いわゆる、まとめサイトやキュレーションサイトの排除とも捉えることができそうです。
また、掲載している情報が古い、リンク切れが残っている、デザインが崩れている、スパムコメントが残っている、
ヘイト系、差別、暴力、テロなどを 助長するようなサイトなども低品質なページとして評価されるようです。
このあたりは、検索を通じてインターネットのインフラとしての役割を担っているGoogleとしては、
当然取り組みべき社会貢献であり、常に陰謀論として話題になりますが、
ヘイトサイトを逆手に利用し混乱を招き、戦争へと誘導している可能性がある限り、
もっと強化すべき点かと思います。
著者情報やE-A-Tをより重視する方向に
ここで専門用語がでてきますが、
E-A-Tとは、Googleの造語で次のようなものです。
- Expertise = 専門性
- Authoritativeness = 権威性
- Trustworthness = 信頼性
これを踏まえてサイトを適正化する必要がありそうです。
ポイント
- サイトの情報が正しく、必要十分な情報量になっているか?
- 古い情報が紛れていないか?
- 情報の信頼性は十分か?
この基準としてはページ数、単語、第三者からの評価(被リンクなど)などがあり、
コンテンツの更新だけでなく、拡散が重要となってきます。
そして、発信した情報が読者にとって有益であれば、
記事やあなた自身のことをtwitterやブログなどでつぶやいてくれ、
これが被リンクとなってGoogleに評価されるわけです。
E-A-T の詳細については、過去ブログ E-A-T ブログ 対策 をご覧ください。
YMYLの安全性の定義強化
YMYLとは、これもGoogleの造語で、
“Your Money or Your Life”の略です。
「一部のページは、将来の幸福、健康、財務の安定性、
またはユーザーの安全に影響を与える可能性があります。
私たちはそのようなページをあなたのお金やあなたの人生のページ、またはYMYLと呼んでいます。」
(Google検索品質評価ガイドラインから引用、翻訳)
つまり、医療や健康、病気、証券、保険、金融、ローン、行政、政治などの分野について書かれたページは、
ユーザーの人生に大きな影響を与えるため、通常のキーワードとは違う評価軸を追加しますということです。
Googleが認定した査定機関が介入しない限り判断できるような代物ではないような気がします。
この分野のアフリエイト広告で利益を得ている人達を排除しているようにも思えます。
コアアルゴリズムのアップデート についての まとめ
常に「検索」が正しいものであるようにと、
Googleが日々努力しているのが見て取れる今回のアップデートです。
特に、膨大に増加したアフリエイトサイトやキュレーションサイトなどの
排除が活発化している気がします。
今や先進国のみならず、開発途上国においてもスマホを利用する人が増加し、
スマホを中心としたビジネスが主流になっています。
そして、検索は、最優先される行動にあたり、
その結果が「常に正しい」ことで、
Google自身がビジネスとして最大の恩恵を受けているため、
アルゴリズムのアップデートは自然の流れだと思います。
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