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2020年02月11日
あなたの手
価格:627円 |
バブルという特殊な時代を、街と供に生きた女性。
寿司職人への片思いを軸に描かれている。
寿司の味わいは読んでいるだけで、
口の中でほどけるシャリの感覚まで伝わってくるようだった。
甘美で、時に官能的に舌を絡めとられるようだ。
一流名店の寿司となると、至極の味であるのは当然だが、
その分値段もそれ相応のものとなる。
味わいに恍惚を覚える人もいれば、
一流名店の寿司を食べるという行為に
ただのステータスアピールとして考える人もいるのは、
それもバブルの象徴の一つなのかもしれない。
僕自身はバブルという時代を体感したことないが、
この本では寿司、バブルという時代、
街と人間の成長も味わえる素敵な小説でした。
その手をにぎりたい・・・
そして僕は、僕自身を、
その手でにぎられたい・・・
価格:1,430円 |
2020年02月10日
雪祭り2連荘
札幌雪祭りにて。
2月16日(日)には伊達雪祭りもあるので雪祭り2連荘。
写真4枚目は北海道と沖縄首里城を繋ぐ雪像だそうです☆
梅なめ茸170g【北海道伊達市 大滝産えのき茸使用!爽やかなウメの酸味とトロトロのナメタケがクセになる】うめとエノキの醤油漬け エノキダケの漬物 きのこ王国【メール便対応】 価格:1,530円 |
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2020年02月06日
ワン・ワールド
価格:1,320円 |
原題は「Mean Business On North Ganson Street」
これを邦訳すると、「ノースガソリンストリートの虐殺」になるようだ。
「Mean Business」って虐殺って意味になるのかな f(^ ^;)
程よく段落が区切られていて読みやすく、
バイオレンスに満ちて一気読みでした。
アリゾナ州に住む黒人刑事が仕事で失敗をして、
ミズーリ州、アメリカの雪国の片田舎に飛ばされるとこからストーリーが始まる。
そんで、警察VSマフィアの報復合戦に巻き込まれる f(^ ^;)
バイオレンス小説として手に汗握る作品だったが、それとは別に気になる事あった。
登場人物の紹介に、人種の紹介が多く入っていた気がする。
黒人、白人、アジア系、肌色の明るい黒人、あばた顔のアジア系など。
今まで外国小説を読む時って、登場人物の名前以外に肌の色を書いていない時って
白人だと思いこんで読むことが多かった気がする。
これってある種の差別的な考え方だったのかな。
以前にハリーポッターに出てくるハーマイオニーが白人か黒人かという論争の記事を読んだことあったが、ハーマイオニーって名前であっても、アジア人で、日本人の可能性だってあるわけだよね。
こういう論争が出てくるのって、
それだけ世界の垣根がなくなってきたからではないだろうか。
小説の舞台はアメリカの片田舎だが、
中華料理屋があったり、タイ料理のデリバリーがあったりするし、
中華料理屋で寿司を食うなんて馬鹿だ、というような表現もあった。
アジア系を馬鹿にしているとかではなくて、
白人も黒人もアジア人もその土地にいることが当たり前なんだね、きっと。
僕が住んでいるとこでも、外国の人を見ることはあるが、多いわけではない。
外国の人を見て、めずらしいなと思う事はあるが、
まだ当たり前という感覚にはなっていない。
しかしながらテクノロジーは絶えず発展しているし、
きっとこれからはもっと世界の垣根が低くなるだろうし、
それこそ当たり前のように人種も宗教も関係なく飛び越えて、
世界はおもしろくなっていくのだろう。
国境はいつかなくなり、世界は一つになるだろう。
僕たちは国境などない一つの世界に住んでいるのだ。
わざわざ出身国にしばられる必要はなくなるし、
肌の色や、宗教の違いで争うことに意味などない。
互いに尊重し合い、愛し合える世界はすぐそこまでやってきているのだ・・・
「ノース・ガソリン・ストリートの虐殺」はきっと、
そんな世界平和へのメッセージを込めて書かれた小説なのではないかと感じましたが、
虐殺シーンは多めです。