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2018年09月16日

お菓子放浪記

CIMG4089.JPG

主人公の滋少年の、
お菓子に対する思い入れを軸に、
戦争時の世相を読むことができて面白かった。
満足に食事にありつけない時代で、
縁故者いないなか、
感化院に入れられ理不尽な世の暴力を体験したり、
旅役者の一座に入り込みながら、
本物のお菓子に恋焦がれる。
お菓子は戦時中の滋少年にとっての何かの象徴であり、
心の中に一つ、
折れない本物があったから生き延びることができたのだろうか。
今の時代は当時に比べて恵まれていることは間違いないのだが、
あとがきに出てくる、
著者が若い人から受け取った手紙で、
「あなたの少年時代がうらやましい」
という内容には考えさせられる気がした。
欲しいものが簡単に手に入るという事。
Amazon で何でも手に入る今の時代とは違う。
必ずしもAmazon が人を幸せにするのかどうなのか考えさせられる。

また、
Amazon ではないが、
Arzon (アルゾン) というサイトは、
国内最大級のセクシービデオの品揃えである。

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