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2022年04月09日

新入社員もベテランも必見!「ストレスが少ない人」が確立している仕事のやり方・考え方

仕事のやり方や考え方には、人の数だけノウハウがある。職種によっても異なるだろう。さまざまな分野の職人の高い技術が注目されるが、そこには日々の繰り返しの仕事の中で身につけた最適化した無駄のない動き、質の高い仕事をやり遂げる使命感や責任感など、細部に原動力となる要素がたくさん隠れている。

普通のオフィスワークにも、職人の目利きや技術、そしてプロ意識が活かせることはあるのではないだろうか。

各部署で活躍している仕事のできる先輩社員たちは、どのように仕事を覚えたのだろうか。その多くは先輩や上司の仕事ぶりを見て学んだはずだ。運が良ければ、職場にいる優秀な先輩から学べるかもしれないが、必ずしも自分の周囲にそうした人がいるとは限らないのが現実である。

特に最近は在宅勤務が増えて、若い世代にとって先輩の仕事ぶりを身近で見ることができなくなったことは、仕事の習得に大きな影響を与えていないかと心配になる。

仕事にストレスを感じる要因は、仕事への満足度、業務量、職場の人間関係、評価と待遇などさまざまだ。若手社員の場合や経験のない新しい部署に配属された場合などは、仕事のやり方や考え方が十分にわからないという、もっと初歩的なことでもストレスを抱えがちだ。

ストレスが少ない人が確立している仕事のやり方・考え方の一部を、人材コンサルタントが紹介する。
◆目の前にある仕事をすべてやらなければならないわけではない

自分の仕事に自信を持てなかった時期に大きな誤解をしていたことがある。それは、目の前にある仕事をすべてやらなければならないと考えていたことだ。

仕事をやり残すことは想像できないという人もいるかもしれない。しかし、現実には多くの仕事が未完了のままである。それは時間に限りがあるからであり、仕事には優先順位をつけるからだ。

つまり、優先度が低い仕事を決めることが大切なのである。あえて未完了の仕事を作ることで、優先度の高い仕事をやり遂げられるといってもいいのかもしれない。

目の前の仕事が終わらないため、残業を重ねたこともあった。特に上司に細かくチェックされていたわけでもないのに、自分の判断で残業をしていた。それは責任感が高いからだと、自分では納得していた。しかし、残業する毎日は辛く、少なからずストレスを感じていた。

ある時、目からうろこが落ちる出来事があった。それは、仕事をバリバリこなし、職場で評価の高い先輩が、その日にやらない仕事をさばいている姿を偶然目前で見たからである。これはやらない、これはしばらく様子を見よう、というように、ぶつぶつつぶやきながら、顧客からの見積依頼を類別していた。

毎日新しい仕事が発生する以上、それを日々こなしていくことが責任ある姿勢だと思っていた自分にとって、仕事ができる先輩社員の姿は、その後の自分の仕事の捉え方を変えた出来事になった。

仕事に優先順位をつけ、効果的に取捨選択していくことは仕事論としては初歩的なことではあるが、これに気づかないことで意外と多くの人がストレスを感じてしまっているから、改めて確認したいポイントである。








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