花咲き、鳥鳴き、風薫る

★妻に感謝

定年退職後、妻に迷惑をかけないように、弁当を自作でアルバイトにがんばっている男性がいる。

　ある日いつものように卵焼きをつめて出勤。
ふたを開けると色とりどりのおかずが現れた。
本人はネギ入り卵焼きのつもり。

　人を驚かすことに情熱を惜しまない妻のいたづらと判断、悔しくも妻に感謝しつつ舌鼓を打った、とある栃木県の高木さんの読売の投稿記事でしたが・・・

このような夫婦もいるというより、ほとんどの夫婦がこのような愛情関係で結ばれていると思いたい。

殺伐な事件が相次ぐ、昨今、まだまだ世の中まともだなと実感する。

最近我が家では妻の交通事故を契機に今まで無視してきた家事に楽しみを覚え、事故以来約半年、未だに続いている、自分でも不思議である。

夕食も終わり、最後に台所の片付けをしようと、二階の自室から、台所に向かうとすでに食器は食洗器の中に、流しも片付き、生ごみも処理されており、思わず妻に遅かった、ごめんよ、すまんね、という言葉が無意識に出る。

少しは、自分の気持ちが変わりつつあるのかなと、思う自分がいる。

４０年以上も妻に苦労をかけて、当たり前のように、食べさせて貰っていた自分の過去を振り返って、感謝せねばとつくづく痛感している。