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星出宇宙飛行士　かつてはパイロットになりたかった
6月11日　14時00分
コメント(20) コメントする 写真を拡大　現在宇宙にいる宇宙飛行士の星出彰彦さん（39）だが、多くの友人がブログで星出さんに応援メッセージを送っている。そこには、星出さんが宇宙飛行士になることができた秘訣が綴られている。

　ある友人のブログには、星出さんは、小学校四年生のときの作文で、すでに宇宙飛行士の憧れを書いていたという。また、茗渓学園中学校時代の友人は、星出さんの愛読書は『キャプテンハーロック』と『銀河鉄道999』で、『スターウォーズ』などのSF宇宙映画にもよく付き合わされた、宇宙の話をよく熱っぽく語っていた、と書いている。

　高校時代の留学生仲間のブログにも過去について触れられている。星出さんとその友人は、一緒に旅客機のパイロット試験を目指すことになったのだが、「オレ、パイロット、止めるわ」「どうして？」「オレ、やっぱり宇宙が好きなんだ。宇宙じゃなきゃダメなんだ」と、星出さんは試験を途中で止めてしまったそうだ。

　宇宙飛行士の募集があった際、募集年齢制限以下の22歳であったにも関わらず、願書を持ってNASDAを訪れ、なんとか願書だけでも受け取って欲しいと懇願したとのエピソードもあった。

　星出さんは、次の募集でも最終選考で落選、三度目の挑戦で夢を掴み取った。しかし、その後も9年間、宇宙へ飛ぶ機会はなかった。友人達は、30年間近い、星出さんの宇宙への憧れを知っているからこそ、熱い応援メッセージを送っているのだろう。

　星出さんが、宇宙飛行士になれたのは、「宇宙を夢見た少年の気持ち」を持ち続けた、かたくなな想いがあったから。星出さんは、色紙を求められると「夢の実現」と書くそうだ。なんど壁にぶつかっても、夢は願いつづければ叶う。それを星出さんは我々に教えてくれる。

※写真は中央が16歳の時の星出さん（水泳部時代）

■関連リンク
・宇宙飛行士 星出彰彦に捧げる歌（前半部）「ロボットアームで抱きしめて（仮題）」-YouTube

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