週末農家

今年のスズメバチ、ハンパなかったです。。。
そんなに！？
そんなにいじめなくてもいいじゃん！

と思うくらい。蜂場に行けば、オオスズメバチの襲来が間近に。
怖くて手が震えましたが、グローブをはめて、手で潰しました。

熊蜂トラップに掛かった仲間が出すフェロモンが、
周辺のオオスズメバチを引き寄せるらしく、
どんどん集まってきます。
（罠を仕掛けない方が安全なんじゃないかと思うくらい。）

フェロモンを出されては困るので、
毎朝、会社に行く前に、罠にかかったスズメバチをガスバーナーで焼いてから出社しました。
でも翌朝には十数匹が罠にかかっています。

集中攻撃を受けた箱がありました。
それは、一番勢力のある群でした。
惨めでした。

でも、すごいのは、
ここの女王、スズメバチの襲来中に
仲間を率いて外に出たことです。
子宮も大きく、ほとんど飛べません。
死に物狂いで、出たんだと思います。

10メートル先の茂みに、この女王を含む蜂球を見つけた時には
涙が出そうでした。
「頑張ったね！」



もとの箱をキレイに清掃し、
入口には、オオスズメバチが侵入できないほどに、（ギリギリまで）隙間を詰め、
この蜂球をそっと戻しました。

今は、また大量の産卵を経て、
もとの半分程度ですが、立派な群を維持しています。

女王の背中には
僕がつけたペンキのサインが、今春からここで過ごしている彼女の、間違いないそれを示しています。

女王の性質が、群を左右しますが、
この女王は、「判断力」「繁殖力」共にすぐれた能力を持っています。

冬越し、無事にできますように！


教訓：
晩夏の長雨によりスズメバチは、極度の飢餓状態から、狩猟能力が覚醒します。





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