2022年08月23日
内張の木質化 木材編
DIYバンでの個性が出る部分、天井・ドア、荷台の木質化についてです。
前編として取り付ける木材部の加工、後編は車体側の加工について書きます。
車内の木質化は羽目板やツーバイフォー材を使われる方が多いですが、
自分は2.5oの合板を2枚接着して作成しました。
理由は二つです。
・最初の構想の失敗
自分の購入したNV200は寒冷地仕様のため、天井に内張が最初からついてました。
内張はわずかに起毛しているので、薄手の合板に面ファスナー(マジックテープ)で張り付ければ、
加工も簡単で車検のたびに取り外す手間も少ないと考えました。
天板の試作として、2.5oの合板を120oに細切り天面に貼り付けます。
結果は内張側の起毛が弱く、1,2日放置すると落下してきたので諦めました。
今考えれば内張に面ファスナーのオスを縫い付けてあげればできたと思います。
・天井に穴開ける恐怖
天井に根田をビスで取付け、ビスで止めるのが一般的です。しかし、買ったばかりの車に穴を開ける恐怖が勝りました。
車体にある既存の穴をそのまま活かして作ろうと考えました。
ってことで作成手順です。
《天井作成》
@下板の作成
天井の内張を剥がして寸法どり。内張寸法よりやや大きめにカットします。
ホームセンターのカットサービスを活用しました。
A上板の作成
2.5oの合板を120o幅で細切りにします。
下板との寸法をそろえるために1枚だけ150o幅にします。
これもカットサービス。
木材の端面を面取りをして、雰囲気を出します。
材質はラワン合板にしました。今後の内装の木材をラワン材に統一するためです。
B下板、上板の接着。
板の木目を隣同士がばらばらになるように並び替え、木工用ボンドで接着します。
(2.5oの板をぴったりくっつけて5o板を作る感じ。)
その時、接着剤の水分で板がめちゃめちゃ反るので何かしら抑えが必要です。
自分は失敗しました。
Cもともとある天井の内張をBの合板にトレース。ジグソーで切り抜きます。
合わせて固定ピンの穴も開けます。
自分は天井にランタンをつけたかったのでパッドアイを取り付ける穴も開けました。
塗装前の最終仕上げに上板をサンドペーパーで仕上げていきます。
D塗装
ワトコオイルのウォールナット、2度塗りで仕上げました。
《ドア、荷台側面作成》
@上板の作成
上記同様に2.5oの合板を120o幅に細切り。
裏面をパワーテープで張り付け、天井の時のB、Cと同じく仕上げて完成です。
下板をつけてもいいですが、飛び出る感じが気になったのでこの加工方法にしています。
※車検について
車検での基準『車検の内装材料の難燃性の技術基準』では3o以上の木材であればOKだそうです。
https://www.mlit.go.jp/common/000190452.pdf
今回2.5oの板材を使用している関係で、ドアや荷台側面はNGです。ですので車検前には毎回外します。
天井部は2.5o×2で5oってことでセーフ…って思ってますがこれが通用するかは謎なので、車検前に陸運局に相談しようかと思います。
自分のDIYバンは"床張り以外は現状復旧可能"のコンセプトのため毎年外すってものイベント感があって悪くないかと。
嘘です。強がりです。
本日はここまで。
次回は車体側の加工についてです。
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