2022年08月24日
内張の木質化 車体編
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DIYバンでの個性が出る部分、天井・ドア、荷台の木質化についてです。
後編の車体側の加工です。
羽目板、ツーバイフォー材は『車検の内装材料の難燃性の技術基準』ではOKであり、車検をそのまま通すことができます。
しかし、材料自体が重く大きいため、燃費の悪化や室内空間が狭くなってしまいます。
最大のデメリットは車体本体にネジ穴を開けることにより下取り価格の大幅に下がることです。
そこで車体に穴を開けない施工を紹介します。
@エビナット
内張は車体の穴に「内張ピン(クリップ)」を指して固定されているので、この穴をエビナットでネジ穴に変えてネジで固定する方法です。
エビナッターという専用工具で取り付けるのですが、工具が手工具でも2600円〜7000円するので地味に悩みどころです。
そこで”エビ ハンドナッター ちょっとナッター”を使用しました。
なお、エビナットに合わせる形でネジはすべてM5になるように統一していきます。
M5が好きなんですよね。好みです。
![2.jpg](/benxie1/file/EFBC92-thumbnail2.jpg)
A四角ナット
手が入る部分は四角ナット+VHBテープで取り付けました。
ちょっとナッターよりも作業効率が良く単価も安いのに加えて、
原状復帰の際にはエビナットを外すときはナット自身をサンダーやドリルで削らないと取れません。
この施工ならはナットをマイナスドライバーでこじれば外せます。
懸念事項として、テープは経時で劣化するので、車検毎に剥がれや硬化が無いか点検してみます。
今2年目ですが今のところ大丈夫そうです。直射日光は浴びないので室内用でも長持ちしそうです。
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B四角ナット+ネジ
車体側からオスネジが飛び出させて、外側からは袋ナットで固定する方法です。
天井の板張り用に板を持ち上げて固定するものにはこのほうが楽です。
これで一人で天井板の取り付け、取り外しできます。
車側面の長手方向は袋ナット、荷台後方と運転席前方はネジで固定してます。
運転席前方はカーテンレールを取り付けるため、長めのネジになってます。
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![9.jpg](/benxie1/file/EFBC99-thumbnail2.jpg)
ネジについて
内張は柔らかく変形するので7.5oのネジ頭下にスペーサーをかませてあります。
荷台側面の内張厚さが5oのため、板厚2.5oを加味して7.5oのスペーサーネジに接着って感じ。
接着剤は締めた後も多少動くように変性シリコーン系接着剤で固定してあります。
ワッシャーは5.5o×18の特寸、ブラックに統一してあります。
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本日はここまで。
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