2008年08月04日
ほんとうに怖い税金の話
きょうは久しぶりに学生気分で研修会を受けました。その中でのお話。会社経営者の父がガンになり、学生の長男に事業を継いで貰いたいので、自社株を長男に買って貰いました。長男は銀行からお金を借りて買いました。その後、父は死亡しました。相続税の申告をした後、税務署は長男の自社株取得は低額譲渡にあたるとして、高額な贈与税を課してきました。例えば1000万円で取得した株を、1億円相当として、6000万円の贈与税を課したのです。お父さんは一生懸命調べて自社株の価値を計算したのですが、素人の悲しさ、正確な評価ができなかったのが原因ですが、父の言うとおりにして、何も知らない学生の長男は言われるままに購入しただけなのに、そういうことなら買う意思はなかったと、錯誤を主張したのですが認められなかったそうです。ほんとに怖い話です。でも、今も裁判で争われている本当のお話です。今日の大学教授は、税のことは専門家に任せたほうがよいと言っていました。私は、怖がるほどの資産がないのでいいのですが、資産家の方々、ご用心を。まあ、税理士がついていない経営者というのは希有のことでしょうが。 きょうは久しぶりに勉強をしたなーという感じです。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image