別に欲しかったものではなかったからです
服やアクセサリーなどを
お店に週に2回くらい通って
買っていました
そこでお店の人と話しながら
自分に似合うコーディネートしてもらい
それを全部買ってきては
紙袋を開けずにそのまま部屋の隅に置く
開けても中身を出さないまま
並んだ紙袋が増えていきました
それは「買い物依存」だったんだと
後に思いました
その時はそれが自然の行動で
並んだ紙袋を見てもなんとも思っていませんでした
その数は
お店に通った回数であり
接客してもらった時間です
楽しく丁寧に接してもらった時間を
その並んだ紙袋の列が語っていました
その接客を そのとき求めていたんだと
買い物依存の本当の理由は
寂しかった からかもしれない
この紙袋の数は 寂しさの数
心が 優しさを求めていたから
優しく親切に楽しく
自分のために動いてくれる人たち
丁寧に扱ってくれることを 求めていた
誰かに 何かに それを求めることしか
できなかった
その時は それしかなかった
時間が経ち
そのお店に行く気持ちがなくなり
別に欲しいものもないということに気づき
実際は
もともと欲しかったものはなかったと気づき
その紙袋の中身を出して
しばらく着用してみたりするが
それを見ると その時の「寂しい心」に
哀しくなるので
その後は ぜんぶ 買取に出しました
全然 もったいないと思うこともなく
それが 自然でした
依存していたとか
寂しいとか
そのことに対して 悩むこともなく
その流れの中で 時間が経過していきました
その時の買い物の金額は
相当なものでカードの支払いがしばらく大変なことに
なりました
けど
それはそれで 寂しさを求めていた自分に ありがとう
ってとりあえず言っておきました
親切にしてくれたお店の方々 ありがとうございました
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