大学は卒業しておかないと
いい会社に就職できない
プロスポーツでは食べてはいけない
堅実に安定した収入を得ることが
幸せになれる道
こちらが何も言わないのに
世間の常識に凝り固まった他人たちが
親心なんだと
わたしに話した
自分の子供の将来を心配して
ああしたらいい、こうしたらいいと
親たちは理想を思いめぐらせる
そんな人たちと接していて
わたしの中には
子供の将来の理想を何ひとつ描いてはいなかったが
まわりは好き勝手に諭す
聞いてもいない
相談してもいない
それに
人んちの子供のこと
本気で心配してるとは思えないし
単なる話題なだけだろ
子供は大学を辞めてプロになった
わたしはひとことも
卒業しろとも、収入の安定を気にしたことはなかった
将来、子供が幸せになるため、子供の意志を尊重するより
世間一般の常識
こうすれば、こうなる、という思い込み
そもそも、先回りして、心配すること自体が
子供を信用してないことなのではないのか
子供がこうしたいと思うことを
親が止める権利なんかないし
止めるって、どういうこと
親の思い通りに生きてほしいだけ
親自身が安心できることを
子供にさせたいだけ
子供はきっと、親の意見を聞き入れて
言うとおりにするかもしれない
「諦めた」という思いになるかもしれない
「止めてよかった」という思いになるかもしれない
やって後悔する方を選んでほしいと
わたしは思ったから
子供の決めたことを止めることなく
力になれることがあれば何でもするし
見守っていく
幸せは、自分が決めることだ
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