インターホンが鳴った
わたしはキッチンで用事をしていて
インターホンまですぐに行けない
そのインターホンのすぐ横に
配偶者が座ってスマホをいじっている
ピンポンって鳴ったよ?
なぜ、出ないの?
配偶者は、そこに自分しかいなければ
インターホンに出るのだ
わたしが在宅していれば
どれだけわたしが忙しくても
トイレに行っていようと、風呂に入っている時以外は
わたしが出るんだと信じて疑っていないらしい
わたしが今、インターホンからは少し離れた場所で
すぐに動けない用事をしてるということを
理解する気がないのだろう
ということは
必要な時以外は
わたしの存在は、気に留めることもなく
認めていないということなのだ
わたしは自分の人生を誰かの陰で生きることは
もう止めることにしたのだ
わたしの存在を
自分の元にあるんだと思われたくない
人に尽くす人生など
わたしは望まない
わたしには、名前がちゃんとある
誰かの、なにか、ではありません
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