職業柄、シーズンオフになるまで
彼女との時間を作ることが
なんかもったいないのだろうか
遠距離であるために
月に一度会いにくる彼女のために
滞在中は、時間を作っているが
全部の時間ではない、たぶん半分くらいだろう
遠距離だから、わざわざ来てくれるから
本当は、全部自分のために使いたい時間を
半分くらい彼女に使う
そこに抵抗が出てきたらしい
遠距離だから、と言ってはいるが
近くにいても、今の彼にとっては
彼女との時間も惜しいのだろうと思われる
なぜなら
今は、これまでと違うからだ
覚醒し始めている、進化している、その時期なんだと
自覚はないかもしれないが
これまでと同じ気持ちではない、あらゆる面で
好きとか嫌いとかの次元ではなくて
自分自身の中からの変化が、何を優先するのかを
無意識に選んでいるだけなんだろう
「シーズンオフまで、会わなくていいなら、別れなくてもいい」
そんなセリフが出てしまった彼は
彼女と職業の度合いが、100対0だと言っていた
ちょっとオーバーなのは、その時、彼女のやきもちで
少しもめて、面倒だと思っていたからだと推測する
だとしても
そんな言葉を発してしまうのなら、そうなるんだろう
0%の割合だなんて、彼女に言うことはないと思うが
変化することだけは、変わらないただ一つの法則だ
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