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2017年11月09日

つまらない思いをしていた記憶


3年ほど前の生保営業で
同じ営業部に同期が3人だった

私以外、二人は同じグループ
そのグループは10人以上の大きさ
私の入ったグループは3人だけ

同期の二人は、初月から
先輩やリーダーの同行の元
どんどん契約をあげていた

3か月目には、二人とも
査定で給料が10万あがるレベルにあがった

それを眺めながら
ひとりで毎日エリアを周り
苦戦しながら、アポを取りつけ
おいしいとこだけリーダーが同行してきて
契約をひとつだけあげた

どうして同期のふたりは
上手い具合いにアポがとれて
どんどん契約につながるんだろう
私は何がいけないんだろう

そんなことばかり考えて
つまらない思いばかりしていた

わからないことばかりだったのに
担当のエリアのお客様だからと
質問の意味すらわからない質問に
答えなければならなかった

面倒だった
同期がいることにも
人と競うような場所にも、魅力はなく
もちろん給料にも魅力はなかった

信頼できる人もいなかった
同期のひとりは、そこにいない人の陰口しか
言わなかった
仲良しなふりをして
心配してるようなふりをして話しかけ
陰で、悪口しか言ってなかった

なんだ、この女、最初から信用できないとは
思っていたけど
そんなんで、誰にもニコニコしてるから
それで通ってると思ってんのか

いい歳して、なんて気の毒な女だろうと
思っていた

レベルアップできず、そのあとの査定に
成績が、わずかに足りなくて
私は解雇されました

つまらない時間だったな

でも、人を簡単に信じてはいけないこと
自分は絶対にやりたくない仕事だということを
わからせてもらえた

上手く行かなかったわけではなくて
そんな場所にいつまでもいないで済んだ

そんな、自分に合わない場所に必死でいようとすることが
無駄すぎる

みんな、うまいことやってられて
それが幸せなことだと気づいてるのかな

仕事をすることができること、どれだけ幸せか
働けること
そこに居場所があることが
どれだけ幸せなのか、わかってる人なんか
あんまりいなさそうだけど

自分は、それを知ることできて、ラッキーだった
だから
つまらない思いは、十分、意味あることでした

ありがとう


幸せとは、気づくことである [ 茂木健一郎 ]



足ることを知れ 果てしない欲望は自らを滅ぼす人の本当の幸せとは [ 山本展瑠 ]





posted by 彩沙 at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき
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