2020年01月15日
ひきこまり吸血姫の悶々 感想
高名な貴族の家で生まれた血が飲めない落ちこぼれのコマリ。朝起きると娘を溺愛する父によって突然大将軍の地位に就かされる。引きこもりのコマリはアウトロー軍団の第七部隊を統率することになるが…
引きこもり吸血姫、外に出る
どうせ私を拐うんだろ、とんでもない美少女だからって!
朝、布団にくるまったコマリにメイドのヴィルヘイズが現れ軍事活動を一任された七人の猛者である七紅天に就任した事を告げられる。
嫌々ながら皇帝陛下と謁見に向かい陛下より過度な寵愛を受ける。部下からの下克上を容認する風潮があるため絶対的な強者として振舞うことを促される。
コマリ隊と愉快な仲間たち
閣下によるご褒美タイムに移ります。
幸い部下に認められ初陣でも勝利し評価が上がるコマリ。部下と更に親睦を深めるため幹部会を開き功績を讃え願い事を聞き入れる。
下克上、勃発
いずれ貴様は己の浅慮を深く後悔することになる。
騎獣を手に入れたコマリは、不運(幸運?)にも幹部のヨハンを轢き瀕死にさせる。コマリの事を信用できないヨハンは決闘を申し込む。
闖入者
話の通じぬ馬鹿は殺すしかあるまい。
勝利を重ねるコマリは、本人の意思とは別に評価と人気が上がっていく。ある時、陛下よりパーティに招かれ称賛を受けるが会場にテロリスト集団「逆さ月」の一人が侵入し命を狙われる。
引きこもり吸血姫の闇
また暗くて寒い日々に逆戻り
「逆さ月」の侵入者の名は、ミリセント・ブルーナイト。三年前、引きこもりの原因となった人物で、コマリは昔の記憶が甦り再び引きこもりになってしまう。
一秒でも遅れたらヴィルヘイズは殺すわ。
気に病むコマリの前に再びミリセントが現れ、ヴィルヘイズは拐われてしまう。
絶対にミリセントの思い通りにはさせない。
怯えるコマリは、ヴィルヘイズが書いた手紙に気づき手に取る。手紙には三年前の出来事が書いてあり、コマリ・ヴィルヘイズ・ミリセントの関係を理解する。コマリは過去を清算する決意をし、ヴィルヘイズを助けに向かう。
感想
前半はコメディ、後半はかなりシリアスです。コマリの成長が描かれていてすーっと読み入ってしまいます。百合・金髪幼女が好きな方、続きが気になる方は、是非、手に取られてください。この記事へのコメント
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