2020年01月19日
城なし城主の英雄譚 感想
城主になり自分のクラン(家族)を持つことを夢見る少年レオン。魔力は高いが制御出来ない少女シリア。二人は酒場の一件から行動を共にし、古城の攻略に挑んでいく!
僕は絶対に、城主になる。
一人で古城攻略に挑むレオンは、門番のゴーレムに苦しめられ城内に入ることすら出来ない。諦めて酒場に向かい、席を探すが空いてなくシリアに相席を願い出る。
そこへ、大型古城の所有者であるヴェルナーが現れ店内で傍若無人に振る舞う。呆れたシリアは、ヴェルナーに暴言を吐き口論となってしまう。レオンは見かねて仲裁に入る。
たしかにアタシが魅力的なのは事実よ?
レオンは、酒場を壊したシリアの肩代わりをさせられてしまい逃げるシリアを追うことになる。無一文のシリアを捕まえ仲間に引き入れる。
むせび泣いて喜びやがれです。
シリアとの共闘がうまくいかないレオン。
酒場でローレンツ商会の会長フリッツに会い、竜人の少女ミネットを紹介される。
ミネットは、大型古城の城主オリヴィアの付き人で、酒場の一件からレオンに恋慕の情を抱く主の為にレオンを城へ招待する。
レオン様に怪我をさせたら、流石の私も怒るわよ?
狙っていた古城を他の冒険者に先を越され失意のレオンは酒場でオリヴィアとミネットに出会う。オリヴィアは、ローレンツ商会の大型古城攻略の傭兵を頼まれていたが、気が進まず推薦という形でレオンとシリアに参加をお願いする。
受けましょう。城主の誇りに懸けて
ヴェルナーは、オリヴィアにクラン戦(攻城戦)を申し込む。レオンは、オリヴィアに助力しようとするが断れる。開戦当日にミネットは襲撃に遭い、重傷を負ってしまいレオンにクランメンバーの紋章を渡し、協力をお願いする。
それでは、始めましょうか。貴方がたが望む死闘とやらを
ヴェルナー達クランメンバーは、罠を潜り抜け謁見の間に向かい玉座に座するオリヴィアと対峙する。
僕の信念に懸けて、キミたちを倒す。
苦戦するオリヴィア…
敗北を覚悟するが、そこへレオンが駆けつける。
感想
レオンはサバサバとした性格だけど志が高く正義感が強くて、共感をもてる主人公です。内容は戦闘シーンが多めでかなり読み応えがあります。攻城戦でのオリヴィアは、ラスボス感が半端なく、ゾクゾクと身震いしてしまいました。シリアとカロリーネの掛け合いは面白いし、二人の戦闘も読み応えがあります。ヴェルナー対桜子、レオンと古城ボスの戦闘は少し淡泊だったのでもう少しボリュームが欲しかったですが総じて面白かったです。レオンの聖痕と義姉の事など謎があり、恋愛関係もどうなっていくか今後に期待大です。
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