2014年02月14日
葉長石
葉長石(ようちょうせき、petalite)あるいはペタル石(ペタルせき)[6]は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は LiAlSi4O10で、結晶系は単斜晶系。準長石グループの鉱物。
目次 [非表示]
1 産出地
2 性質・特徴
3 用途・加工法
4 サイド・ストーリー
5 ギャラリー
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
産出地[編集]
ウート島(英語版)、ハーニンゲ、ストックホルム等で見られる。日本では、福岡県長垂に産する[7]。
リチウムを含んだペグマタイトと、リシア輝石、リチア雲母、電気石の含まれる鉱床で生成される。
性質・特徴[編集]
板状結晶や柱状の塊。無色、灰色、黄色、黄灰色、白色等の色。
炭酸成分が少なく、高密度含水アルカリホウケイ酸塩液体の存在する3kbarの圧力下で〜500度に熱せられると、リシア輝石と石英に転換される[8]。
用途・加工法[編集]
葉長石は重要なリチウムの鉱石。 無色のものはしばしば宝石として利用される。 萬古焼(ばんこやき)(四日市市)の土鍋に使用され、高熱でも鍋が割れない。
サイド・ストーリー[編集]
1800年に発見された。名前はギリシャ語で葉を意味する petalon から来ている[3]。
ギャラリー[編集]
葉長石。アフガニスタン、ヌーリスターン州、パブロック (size: 7.3 x 2.9 x 2.4 cm)
脚注[編集]
[ヘルプ]
1.^ “Petalite” (英語). Digitalfire Reference Database. Digital Fire. 2011年10月23日閲覧。
2.^ “Petalite (PDF)” (英語). Handbook of Mineralogy. Mineralogical Society of America. 2011年12月5日閲覧。
3.^ a b Petalite, MinDat.org 2011年12月5日閲覧。 (英語)
4.^ Petalite, WebMineral.com 2011年12月5日閲覧。 (英語)
5.^ Hurlbut, Cornelius S.; Klein, Cornelis (1985). Manual of Mineralogy (20th ed. ed.). Wiley. pp. 459-460. ISBN 0-471-80580-7.
6.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、324頁。ISBN 4-8181-8401-2。
7.^ 松原聰・宮脇律郎 『日本産鉱物型録』 東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、99頁。ISBN 978-4-486-03157-4。
8.^ W. A. Deer (2004). Framework silicates: silica minerals, feldspathoids and the zeolites (2. ed. ed.). London: Geological Soc.. p. 296. ISBN 1862391440.
参考文献[編集]
齋藤信房、國分信英・垣花秀武「葉長石の變質に關する一知見 (PDF) 」 、『日本化學雜誌』第71巻第2号、日本化学会、1950年、 131-133頁、 doi:10.1246/nikkashi1948.71.131、 ISSN 0369-5387、 NAID 40018223597、 JOI:JST.Journalarchive/nikkashi1948/71.131。
青木正博 『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』 誠文堂新光社、2011年、175頁。ISBN 978-4-416-21104-5。
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1 産出地
2 性質・特徴
3 用途・加工法
4 サイド・ストーリー
5 ギャラリー
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
産出地[編集]
ウート島(英語版)、ハーニンゲ、ストックホルム等で見られる。日本では、福岡県長垂に産する[7]。
リチウムを含んだペグマタイトと、リシア輝石、リチア雲母、電気石の含まれる鉱床で生成される。
性質・特徴[編集]
板状結晶や柱状の塊。無色、灰色、黄色、黄灰色、白色等の色。
炭酸成分が少なく、高密度含水アルカリホウケイ酸塩液体の存在する3kbarの圧力下で〜500度に熱せられると、リシア輝石と石英に転換される[8]。
用途・加工法[編集]
葉長石は重要なリチウムの鉱石。 無色のものはしばしば宝石として利用される。 萬古焼(ばんこやき)(四日市市)の土鍋に使用され、高熱でも鍋が割れない。
サイド・ストーリー[編集]
1800年に発見された。名前はギリシャ語で葉を意味する petalon から来ている[3]。
ギャラリー[編集]
葉長石。アフガニスタン、ヌーリスターン州、パブロック (size: 7.3 x 2.9 x 2.4 cm)
脚注[編集]
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1.^ “Petalite” (英語). Digitalfire Reference Database. Digital Fire. 2011年10月23日閲覧。
2.^ “Petalite (PDF)” (英語). Handbook of Mineralogy. Mineralogical Society of America. 2011年12月5日閲覧。
3.^ a b Petalite, MinDat.org 2011年12月5日閲覧。 (英語)
4.^ Petalite, WebMineral.com 2011年12月5日閲覧。 (英語)
5.^ Hurlbut, Cornelius S.; Klein, Cornelis (1985). Manual of Mineralogy (20th ed. ed.). Wiley. pp. 459-460. ISBN 0-471-80580-7.
6.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、324頁。ISBN 4-8181-8401-2。
7.^ 松原聰・宮脇律郎 『日本産鉱物型録』 東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、99頁。ISBN 978-4-486-03157-4。
8.^ W. A. Deer (2004). Framework silicates: silica minerals, feldspathoids and the zeolites (2. ed. ed.). London: Geological Soc.. p. 296. ISBN 1862391440.
参考文献[編集]
齋藤信房、國分信英・垣花秀武「葉長石の變質に關する一知見 (PDF) 」 、『日本化學雜誌』第71巻第2号、日本化学会、1950年、 131-133頁、 doi:10.1246/nikkashi1948.71.131、 ISSN 0369-5387、 NAID 40018223597、 JOI:JST.Journalarchive/nikkashi1948/71.131。
青木正博 『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』 誠文堂新光社、2011年、175頁。ISBN 978-4-416-21104-5。
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