2014年02月13日
マイトネリウム
マイトネリウム(英: meitnerium)は原子番号109の元素である。元素記号は Mt。安定同位体は存在せず、半減期も大変短い。超ウラン元素、超アクチノイド元素であり、その物理的、化学的性質の詳細は不明であるが、イリジウムに類似していると推測されている[2]。
歴史[編集]
1982年8月29日、ドイツの重イオン科学研究所の加速器を使って、ペーター・アルムブルスターおよびゴットフリート・ミュンツェンベルクによって発見された。発見のための実験は、ビスマス209に鉄58イオンをぶつけるもので、これによりマイトネリウム266(と中性子)が生成された。マイトネリウム266(半減期3.4ミリ秒)、マイトネリウム268(半減期70ミリ秒)が知られている[2]。
正式名称が決まるまでは IUPAC の系統名でウンニルエンニウム (unnilennium, Une) と呼ばれていた。
1997年、物理学者(化学者でもある)リーゼ・マイトナー (Lise Meitner) からこの名が付けられた[3]。
同位体[編集]
詳細は「マイトネリウムの同位体」を参照
マイトネリウムは安定同位体は存在せず、ほとんどの同位体の半減期は数ミリ秒台と大変短い。
出典[編集]
1.^ Thierfelder, C.; Schwerdtfeger, P.; Heßberger, F. P.; Hofmann, S. (2008). “Dirac-Hartree-Fock studies of X-ray transitions in meitnerium”. The European Physical Journal A 36: 227. doi:10.1140/epja/i2008-10584-7.
2.^ a b 村上雅人 (2004). 元素を知る事典: 先端材料への入門. 海鳴社. pp. 249. ISBN 487525220X.Googleブックス
3.^ 桜井 弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、424頁。ISBN 4-06-257192-7。
歴史[編集]
1982年8月29日、ドイツの重イオン科学研究所の加速器を使って、ペーター・アルムブルスターおよびゴットフリート・ミュンツェンベルクによって発見された。発見のための実験は、ビスマス209に鉄58イオンをぶつけるもので、これによりマイトネリウム266(と中性子)が生成された。マイトネリウム266(半減期3.4ミリ秒)、マイトネリウム268(半減期70ミリ秒)が知られている[2]。
正式名称が決まるまでは IUPAC の系統名でウンニルエンニウム (unnilennium, Une) と呼ばれていた。
1997年、物理学者(化学者でもある)リーゼ・マイトナー (Lise Meitner) からこの名が付けられた[3]。
同位体[編集]
詳細は「マイトネリウムの同位体」を参照
マイトネリウムは安定同位体は存在せず、ほとんどの同位体の半減期は数ミリ秒台と大変短い。
出典[編集]
1.^ Thierfelder, C.; Schwerdtfeger, P.; Heßberger, F. P.; Hofmann, S. (2008). “Dirac-Hartree-Fock studies of X-ray transitions in meitnerium”. The European Physical Journal A 36: 227. doi:10.1140/epja/i2008-10584-7.
2.^ a b 村上雅人 (2004). 元素を知る事典: 先端材料への入門. 海鳴社. pp. 249. ISBN 487525220X.Googleブックス
3.^ 桜井 弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、424頁。ISBN 4-06-257192-7。
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