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2014年02月13日

ランタン

ンタン (英: lanthanum) は原子番号 57 の元素。元素記号は La。希土類元素の一つ。4f軌道を占有する電子は0個であるが、ランタノイド系列の最初の元素とされる。白色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は、複六方最密充填構造(ABAC スタッキング)。比重は6.17 で、融点は918 °C、沸点は3420 °C。

空気中で表面が酸化され、高温では酸化ランタン(III) La2O3 となる。ハロゲン元素と反応し、水にはゆっくりと溶ける。酸には易溶。安定な原子価は+3価。

モナズ石(モナザイト)に含まれる。



目次 [非表示]
1 用途
2 歴史
3 ランタンの化合物
4 同位体
5 出典
6 関連項目


用途[編集]

La2O3 がセラミックコンデンサや、光学レンズの材料に使われる。また、LaNi5 は水素吸蔵合金として注目されている。炭酸ランタンが腎不全患者のリン吸収阻害薬(腸管内でリン化合物を形成し吸収を阻害する)として使用されている。

ジョージ・ベドノルツとアレックス・ミューラーが最初に発見(発表)した高温超伝導物質(この時点では転移温度は、それほど高温ではなかった)がランタンを含む銅酸化物セラミックスだった。

歴史[編集]

1839年にスイスのカール・グスタフ・モサンデル (Carl Gustaf Mosander) が発見[2]。ギリシャ語で人目を避ける、と言う意味の lanthanein が語源。これは、セリウムの影に隠れてなかなか見付からなかったからである。

ランタンの化合物[編集]
La2CuO4
六ホウ化ランタン (LaB6)
ランガサイト (La3Ga5SiO14)

同位体[編集]

詳細は「ランタンの同位体」を参照

出典[編集]

1.^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds, in Handbook of Chemistry and Physics. CRC press. (2000). ISBN 0849304814.
2.^ 桜井 弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、259頁。ISBN 4-06-257192-7。
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