2014年02月11日
流紋岩
流紋岩(りゅうもんがん、英語: rhyolite)は、火山岩の一種。花崗岩に対応する成分の火山岩である。
「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様(流理構造)がしばしば見られることによる。以前は、流理構造の見られないものを「石英粗面岩(せきえいそめんがん、liparite)」と呼んでいたが、現在では流紋岩に統一され、石英粗面岩の名称は用いられない。
火山岩は岩石全体の成分(特にSiO2の比率)で分類され、流紋岩はSiO2が70%以上のもの。通常は斑状組織を持つ。色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様である(黒い流紋岩もあるので色だけでは判断できない)。
斑晶および石基として、無色鉱物である石英・長石(カリ長石・斜長石)、有色鉱物である黒雲母・角閃石(まれに輝石)等を含む。
流紋岩とデイサイトの中間的な性質の火山岩を流紋デイサイト(rhyodacite)と呼ぶことがある。
特殊な流紋岩[編集]
黒曜岩(黒曜石、obsidian)石基がガラス質で、ガラス光沢のあるもの。ピッチストーン(松脂岩、pitchstone)石基がガラス質で、樹脂光沢のあるもの。パーライト(真珠岩、perlite)石基がガラス質で、丸い割れ目の多数あるもの。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、流紋岩に関連するカテゴリがあります。
ウィキメディア・コモンズには、流紋デイサイトに関連するカテゴリがあります。
宇日流紋岩の流理
岩石 - 火成岩 - 火山岩
岩石の一覧
花崗岩(深成岩)
斑岩(半深成岩)
「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様(流理構造)がしばしば見られることによる。以前は、流理構造の見られないものを「石英粗面岩(せきえいそめんがん、liparite)」と呼んでいたが、現在では流紋岩に統一され、石英粗面岩の名称は用いられない。
火山岩は岩石全体の成分(特にSiO2の比率)で分類され、流紋岩はSiO2が70%以上のもの。通常は斑状組織を持つ。色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様である(黒い流紋岩もあるので色だけでは判断できない)。
斑晶および石基として、無色鉱物である石英・長石(カリ長石・斜長石)、有色鉱物である黒雲母・角閃石(まれに輝石)等を含む。
流紋岩とデイサイトの中間的な性質の火山岩を流紋デイサイト(rhyodacite)と呼ぶことがある。
特殊な流紋岩[編集]
黒曜岩(黒曜石、obsidian)石基がガラス質で、ガラス光沢のあるもの。ピッチストーン(松脂岩、pitchstone)石基がガラス質で、樹脂光沢のあるもの。パーライト(真珠岩、perlite)石基がガラス質で、丸い割れ目の多数あるもの。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、流紋岩に関連するカテゴリがあります。
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斑岩(半深成岩)
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