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2014年02月11日

始生代

始生代(しせいだい、Archean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。40億年前(または38億年前)から25億年前までの間を指す。最初の生命が誕生したと考えられる冥王代の次の時代であり、原核生物から真核単細胞生物が現れるまで[1]で原生代の前の時代である。太古代とも呼ばれる。



目次 [非表示]
1 概要
2 分類 2.1 原始生代 (Eoarchean)
2.2 古始生代 (Paleoarchean)
2.3 中始生代 (Mesoarchean)
2.4 新始生代 (Neoarchean)

3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


概要[編集]

地層が現存する最初の地質時代で、最古の地層はグリーンランド西部、イスア地域のイスア緑色岩帯(英語版)で、約38億年前のものである[2]。

系統樹による推計では、この時代の初期に全生物最後の共通祖先が現れ、細菌の祖先と古細菌類の祖先が誕生したと推定されている。これら生物のものとみられる微化石も発見されている。この時代のストロマトライトが最も古く、これを形成した藍藻類は地球上に酸素を供給し始めたと考えられる。グリーンランド、カナダ楯状地、バルト楯状地、スコットランド、インド、ブラジル、オーストラリア、南部アフリカなどに残っている岩石のほとんどは変成作用を受けている。

分類[編集]

始生代はさらに4つに分類される[3]。

冥王代との境界の年代値は公式には決まっておらず、暫定的な値として40億年前が使われている。この時代は放射年代測定による年代値ではなく、国際標準層序年代(Global Standard Stratigraphic Age)による数値年代で定義されているため、年代数値に誤差は生じない[4]。

原始生代 (Eoarchean)[編集]

始生代初期。
40億年前(または38億年前)から36億年前
古始生代 (Paleoarchean)[編集]

始生代前期。
36億年前から32億年前
中始生代 (Mesoarchean)[編集]

始生代中期。
32億年前から28億年前
新始生代 (Neoarchean)[編集]

始生代後期。
28億年前から25億年前
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