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2014年02月07日

合理主義哲学

合理主義哲学(ごうりしゅぎてつがく, Rationalism)は、17-18世紀の近代哲学・認識論における一派。大陸合理主義(Continental Rationalism)、大陸合理論とも呼ばれる。



目次 [非表示]
1 解説
2 主な論者
3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


解説[編集]

大陸合理主義の思想的内容は、通常、当時のイギリスにおいてロック、ヒュームらによって担われていたいわゆるイギリス経験論との対比で、ヨーロッパ大陸側の傾向として理解される。イギリス経験論において人間は経験を通じて様々な観念・概念を獲得すると考えるのに対し、大陸合理主義においては、人間は生得的に理性を与えられ、基本的な観念・概念の一部をもつ、もしくはそれを獲得する能力をもつと考える[1]。

また、理性の能力を用いた内省・反省を通じて原理を捉え、そこからあらゆる法則を演繹しようとする演繹法が真理の探求の方法とされた。

17世紀、フランスのデカルトに始まり、オランダのスピノザ、ドイツのライプニッツやヴォルフ、フランスのマールブランシュなどによって継承・展開された。

今日広く普及している西洋哲学史観では、18世紀にカントによって合理主義と経験論の総合が行われたという見方がなされている。




主な論者[編集]
ルネ・デカルト
バールーフ・デ・スピノザ
ゴットフリート・ライプニッツ
ニコラ・ド・マルブランシュ

脚注[編集]

1.^ 後掲の坂井の記事を参照。

参考文献[編集]
坂井昭宏『大陸合理論』[リンク切れ] - Yahoo!百科事典
サイモン・クリッチリー 『ヨーロッパ大陸の哲学』 佐藤透訳、野家啓一解説、岩波書店〈1冊でわかる〉、2004年6月。ISBN 4-00-026872-4。
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