いつもご覧くださりまことにありがとうございます。
世の中、いろいろなことがありますが
ここはひと時、忘れてしまいましょう。




さて、亡母のふるさとであります山口県●●市に大踏という
地名の箇所があります。近くに小踏という地名もあり何か
いわくがあるようなところです^^


母は4人兄妹でした。
あいだに男が一人いました。それが今回の主人公の伯父さんです。
わたくしが小さい頃は夏休みになると、よくこの家に
行かされていました。


祖父さんと婆さんもまだ健在のころ、初孫が男(わたくし)で
かわいくて、かわいくて。
しかし、夏休みに自分の面倒をみてくれるのは主に
伯父さん、伯母さんでした。



この辺は対岸には出光を基幹とする化学コンビナートがあります。
石垣のうえに家があります。石垣のすぐ下は海です。
瀬戸内海です。
昔は燃料廠もあって、米軍が爆弾を落としてたいへんな目に
あったところです。


伯父さんはよく魚とか貝とかを取ってきてくれました。
たまに蛸もとれました。
晩のおかずはそれで済ませます。でも満腹です 

取った蛸、それをどうするかといえば、くるっとひっくり返して竹ひごで
やっこさんのようにピンと張って干すのです。

無題.png


よく晴れている時には1日も置けばもうしんなりとなって
食べれます。あまり干すとカチカチになるのですが
これはこれで、なかなかに歯ごたえがあるものの
だんだんと口のなかで、なんとも言えぬ味がでてきて
旨いのです。



爺はきのう、この干し蛸をある乾物屋で買ったのです。
もう歯は悪くなってきています。
しかし、旨いのです。
久しぶりに思い出しました。伯父さんの味です。

思い出をありがとう、伯父さん。


爺が買った蛸はこれです




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