2015年11月27日
ビヨンド・デセプション + α
今回はビヨンド・デセプションという本のレビューです。
少し前に海外に行った時、移動中に読み終わりました。
本の内容はざっくり言うと、演技の指南書ですかね...
マジシャンで演技について真面目に勉強している人はあまり居ないのでしょうか?
どうやったらオリジナルの演技(ルーティン)を作れるかという内容にも触れています。
詳しくはAmazonの内容紹介にもありますが...
オリジナルティとは何か、どうやって生み出すかについて書かれています。
この作者のトビアス・ベックウィズ氏は、ジェフ・マクブライドとチームを組んでおり、パフォーマンスに関するブレーンの様な人だそうです。
もともと演劇畑の人なんだとか?
それと、スクリプト・マヌーヴァのサイトで序文がちょろっと読めて、そこにも書いてあったと思いますが、この本を読む時は別にペンとノートを用意したほうが良いです。
...
...
用意しないで読んでました/(^o^)\
...
...
読み終わってから言うのもあれですが、確かにペンとノートはあった方が良いです。
というのも、読んでいると実際に頭に思い浮かぶものがあって、それをノートに書き出さないと効果が出ない学課(演習というべきか?)がありました。
実際にやってみないと意味が無い様なプラクティスがかなりの分量を占めています。
それと、オリジナルのルーティンを作り出す方法についても参考になりました。
参考になっただけで、まだ何も作っていませんが...orz
ここで言うオリジナリティというのは、新しい技法ではなく、既存の技法や現象を本人のキャラクターに合わせてオリジナルの演出をするという意味でのオリジナリティです。
ただ、オリジナルの演出をするときに、必要に応じてオリジナルの技法が必要になってくるかもしれません。
たとえば、私が最近作ってみたレクチャーノート。
これも現象自体はタダのカード当てですが、客によるフリーシャッフルから当てるというコンセプトを元に作ったら、案外使い勝手の良い手順が出来上がりました(笑)
技法とまでは言えないので、手順という言葉を使っています。
セルフワーキングよりも自動化されていないくらいのセミオートなマジックと言うべきでしょうか...
まぁ、レクチャーノートの話は置いといて...
ジェフ・マクブライドのステージにはいくつかのテーマがあるのですが、そのテーマがあるこそのオリジナリティがあります。
彼のやるカードマニピュレーションも割りと古典的な技法ですが、それでも彼のステージはオリジナリティがあると言われます。それはやはりコンセプトとテーマ(どっちも似たような意味か?)があるからだと言うことが、この本を読んで分かると思います。
このブログでもちょくちょく出てくるSHIN LIMは、彼は音楽とカードスライトの融合がコンセプトだったようなことをどっかのインタビューで言ってたような...?
結局のところ、オリジナリティはキャラクターについてくるのかもしれません。
で、そのキャラクターをどのようにして自分の中から引っ張り出してくるのかということが、幾つかのステップを踏んで書かれています。
個人的に面白かったのが、センタリングという練習で、ある種の瞑想をやることです。
心の重心をどこに置くかで、自身の変化を感じたり、自分のバランスがどこにあるかを探るという物です。
それを、どう使うかは本を読んでいただければ分かると思うので割愛しますが...(ぉぃ
このセンタリングという方法、実は某流派の鍛錬方法と非常に似ているのですよ。
古武術系の精神鍛錬とか、気功の鍛錬法にかなり近いものを感じます。
これは、古武術マニアの知人が多い私には、見逃せないポイントでした(笑)
まぁ、一部を取り上げてましたが、全体的に非常に濃い内容の本でした。
ただ...内容は個人的に良かったのですが、表紙がちょっとしょぼくて、薄皮が剥けるという外国製のソフトカバー程度のクオリティなのが気になるところです。
そこそこ良いお値段なのに、この程度のカバーとか拍子抜けも良いところです。
ちょっと出版社(スクリプト・マヌーヴァ)は儲けに走り過ぎてると思われても仕方ないのでは....
ページ数は全199ページです(序文から著者紹介のページまで入れて)
ページ数が約1/3のソーシャルメディアマジシャンはこの本の2/3のお値段...
ちょっと基準がわからないですね...
どうしても内容が知りたくて、余裕がある人は是非買うことをオススメします。
プロのパフォーマーが何を考えて創作しているのかが分かると思います。
最後に、今日行ってきた東福寺の写真でも...
去年行った時は、既にほとんど葉が落ちてましたが、今年はまだ葉が赤くなってないところがあるという状況でした。
今年はどうも紅葉が少し遅れているようですね。
少し前に海外に行った時、移動中に読み終わりました。
本の内容はざっくり言うと、演技の指南書ですかね...
マジシャンで演技について真面目に勉強している人はあまり居ないのでしょうか?
どうやったらオリジナルの演技(ルーティン)を作れるかという内容にも触れています。
詳しくはAmazonの内容紹介にもありますが...
オリジナルティとは何か、どうやって生み出すかについて書かれています。
この作者のトビアス・ベックウィズ氏は、ジェフ・マクブライドとチームを組んでおり、パフォーマンスに関するブレーンの様な人だそうです。
もともと演劇畑の人なんだとか?
それと、スクリプト・マヌーヴァのサイトで序文がちょろっと読めて、そこにも書いてあったと思いますが、この本を読む時は別にペンとノートを用意したほうが良いです。
...
...
用意しないで読んでました/(^o^)\
...
...
読み終わってから言うのもあれですが、確かにペンとノートはあった方が良いです。
というのも、読んでいると実際に頭に思い浮かぶものがあって、それをノートに書き出さないと効果が出ない学課(演習というべきか?)がありました。
実際にやってみないと意味が無い様なプラクティスがかなりの分量を占めています。
それと、オリジナルのルーティンを作り出す方法についても参考になりました。
参考になっただけで、まだ何も作っていませんが...orz
ここで言うオリジナリティというのは、新しい技法ではなく、既存の技法や現象を本人のキャラクターに合わせてオリジナルの演出をするという意味でのオリジナリティです。
ただ、オリジナルの演出をするときに、必要に応じてオリジナルの技法が必要になってくるかもしれません。
たとえば、私が最近作ってみたレクチャーノート。
これも現象自体はタダのカード当てですが、客によるフリーシャッフルから当てるというコンセプトを元に作ったら、案外使い勝手の良い手順が出来上がりました(笑)
技法とまでは言えないので、手順という言葉を使っています。
セルフワーキングよりも自動化されていないくらいのセミオートなマジックと言うべきでしょうか...
まぁ、レクチャーノートの話は置いといて...
ジェフ・マクブライドのステージにはいくつかのテーマがあるのですが、そのテーマがあるこそのオリジナリティがあります。
彼のやるカードマニピュレーションも割りと古典的な技法ですが、それでも彼のステージはオリジナリティがあると言われます。それはやはりコンセプトとテーマ(どっちも似たような意味か?)があるからだと言うことが、この本を読んで分かると思います。
このブログでもちょくちょく出てくるSHIN LIMは、彼は音楽とカードスライトの融合がコンセプトだったようなことをどっかのインタビューで言ってたような...?
結局のところ、オリジナリティはキャラクターについてくるのかもしれません。
で、そのキャラクターをどのようにして自分の中から引っ張り出してくるのかということが、幾つかのステップを踏んで書かれています。
個人的に面白かったのが、センタリングという練習で、ある種の瞑想をやることです。
心の重心をどこに置くかで、自身の変化を感じたり、自分のバランスがどこにあるかを探るという物です。
それを、どう使うかは本を読んでいただければ分かると思うので割愛しますが...(ぉぃ
このセンタリングという方法、実は某流派の鍛錬方法と非常に似ているのですよ。
古武術系の精神鍛錬とか、気功の鍛錬法にかなり近いものを感じます。
これは、古武術マニアの知人が多い私には、見逃せないポイントでした(笑)
まぁ、一部を取り上げてましたが、全体的に非常に濃い内容の本でした。
ただ...内容は個人的に良かったのですが、表紙がちょっとしょぼくて、薄皮が剥けるという外国製のソフトカバー程度のクオリティなのが気になるところです。
そこそこ良いお値段なのに、この程度のカバーとか拍子抜けも良いところです。
ちょっと出版社(スクリプト・マヌーヴァ)は儲けに走り過ぎてると思われても仕方ないのでは....
ページ数は全199ページです(序文から著者紹介のページまで入れて)
ページ数が約1/3のソーシャルメディアマジシャンはこの本の2/3のお値段...
ちょっと基準がわからないですね...
どうしても内容が知りたくて、余裕がある人は是非買うことをオススメします。
プロのパフォーマーが何を考えて創作しているのかが分かると思います。
最後に、今日行ってきた東福寺の写真でも...
去年行った時は、既にほとんど葉が落ちてましたが、今年はまだ葉が赤くなってないところがあるという状況でした。
今年はどうも紅葉が少し遅れているようですね。
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