2015年04月27日
スタイルについて(エリック・ミード クロースアップマジック)
エリック・ミード クロースアップマジックという本を読んでの感想。
この本はトリックについての解説というよりは、スタイルについての解説だと私は思っています。
Amazonからの抜粋ですが...
内容紹介
エリック・ミード 『Tangled Web』 待望の翻訳!
実際に活躍しているプロとしての普遍的な考え方、心構え、使えるアドバイスを語るエッセイから、コイン、カード、お札、名刺、本、ネクタイなど、さまざまな道具を使った幅広い分野の面白く不思議なマジック14種類、バーマジック、テーブルマジックからステージマジック、メンタリズムまで幅広く紹介。
技術なんて最低限度あれば良い?
まず、エリック・ミードというマジシャンですが...
ものすごい超絶技巧を持っているわけでも無く、変わったマジックをするわけでもありません...
ですが、彼の顧客はアメリカのセレブが多いのです。
ジェフ・ベゾズ、マイケル・アイズナー、マイケル・ダグラス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ケビン・コスナー、ジャック・ニコルソン等です。
(他にもアメリカの大企業のプライベートパーティにも呼ばれているようです)
私はこの本を読んでいて、彼がセレブに選ばれる理由は、スタイルにあると思いました。
演出の細部にこだわりがあります。自己紹介のやりかたにもこだわります。
普通の人が特に気にしていない部分をしっかりと考えています。(というかマジシャンは結構トリックの演出だけにこだわって、他のショーマンとして重要な部分を疎かにしている傾向があるように感じますが...)
この辺は、ヘルダー・ギマレスも同じだと思います。
ヘルダー・ギマレスはショーの構成や現象について、観客のリアクションから逆算するというスタイルです。
読んでいた中で、特に注目したのは、「治安紊乱行為」というタイトルの読み物です。
これはメモライズドデックを使用するときの、彼なりの注意点などを幾つかに分けて書いてあります。
ちょうど今、ホアン・タマリッツ氏のネモニカを修得中なので、調度良かったです(笑)
全体的な内容としては、初心者向けでは全くありません。
トリックの解説も素晴らしいのですが、ある程度人前でしっかりと見せれる人でないと、読み物のほとんどが無駄になると思います。
それと、基本的に挿絵がほぼ無いので、文章だけの説明に慣れている必要があります。
今回の写真は平安神宮です。
暇になるとよくこの近くまで行くんですよね...(笑)
新品価格 |
海外のセレブに呼ばれるためには、まず英語力を。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3592441
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック