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2014年05月01日

ヨーロッパチャンピオンズリーグ クリスティアーノロナウドが新記録を樹立!

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2nd leg、レアルマドリードvsバイエルン。

チャンピオンズリーグ優勝9回を誇る名門レアルマドリード(アウェー)とチャンピオンズリーグ2連覇を狙うバイエルン(ホーム)の一戦。

事実上の決勝戦とも言える好カードだ。

レアルのホームで行われた1st legでは、ベンゼマのゴールで1-0というスコアでレアルが勝利を飾った。

レアルはバイエルンのホームスタジアムではこれまで1回も勝ったことがなく、バイエルンの9勝1敗という結果が残っている。


点をとらなければならないバイエルンは、最初から積極的に攻めに出た。

選手たちが熱くなって、あわや乱闘かというシーンが何度かあった。

この試合がいかに大切な試合であるかを象徴するようなシーンだった。

ボール保持率が高いのはバイエルンだが、レアルのカウンターには鋭い切れ味がある。

ボールを奪ってから一瞬で攻撃に転じ、シュートまでもっていく。

1st legのベンゼマのゴールも、バイエルンのビッグチャンスの直後に生まれたものだった。


16分、コーナーキックからセルヒオラモスのヘディングでレアルが先制した。高さのある素晴らしいヘディングだった。

点を取らなければならいバイエルンは前へ出ていくが、それによってレアルのカウンターがますます威力を発揮する。

20分、ロナウドが倒されてレアルにフリーキックのチャンスが訪れた。

ディマリアのフリーキックから、またもやセルヒオラモスのヘディングシュートが決まって2-0。

厳しい状況に追い込まれたバイエルンの選手達は、平常心を失ってしまった。

史上最速でブンデスリーガの優勝を決めた時のバイエルンではなかった。


34分、レアルの一撃必殺のカウンターが炸裂する。

固い守備からボールを奪うと、ディマリア→ベンゼマ→ベイル→ロナウドとつなぎ、最後はロナウドがしっかり決めて3-0。

ロナウドの今シーズンのチャンピオンズリーグでの15得点目。メッシの記録を抜いて、1シーズンのゴール数の新記録を樹立した。

前半は3-0と、レアルが圧倒的な強さを見せつける予想外の展開となった。


後半もポゼッションではバイエルンが上回り、ボールを回す。しかし決定打が出なかった。

後半45分、レアルにフリーキックのチャンスが訪れる。

キッカーはロナウド。地を這うような強烈なシュートは、ジャンプした壁の下を通ってゴールネットに突き刺さった。

ロナウドのチャンピオンズリーグ16点目のゴールが、とどめの一撃となった。

ロナウドはリーガエスパニョーラでは30点をとっている。やはりこの男はスゴイ。



このゲームは4-0、2戦合計で5-0と衝撃的な強さを見せたレアルが、12シーズンぶりの決勝進出を決めた。

12年前というと、ジダンがいた時代だ。あのときのレアルも強かった。

それにしても、あれほど強かったバイエルンがこのような負け方をするとは予想もできなかった。

ブンデスリーガで早々と優勝を決めたが、その後は敗戦があり失速した感があった。

これでバイエルンのチャンピオンズリーグ2連覇の夢は絶たれた。


チャンピオンズリーグの決勝は5月24日、ポルトガルのリスボンで行われる。



リーガ・エスパニョーラ/レアルマドリード ホーム 背番号7 クリスティアーノ・ロナウド 2013...



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2014年04月11日

UEFAチャンピオンズリー準々決勝 バイエルンvsマンチェスターユナイテッド 香川フル出場

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、バイエルン(ホーム)vsマンチェスターユナイテッド(アウェー)。

両者の第1戦はユナイテッドのホームで行われ、スコアは1-1だった。

ユナイテッドのファンペルシーはけがのために欠場、日本代表香川真司はスタメンで出場した。

バイエルンは史上最速でリーグ優勝をすでに決めているし、ユナイテッドは今シーズンのリーグ優勝は無理な状況なので、両チームともこのゲームに照準を合わせて調整してきた。

ポゼッションは予想通りバイエルンが優勢、シュート数でもバイエルンが上回り多くのシュートを放ったが枠を外した。

オランダ代表ロッベンがたびたび右サイドから中央へ切り込んでシュートを放ったが、決めることができなかった。

ユナイテッドは自陣に引いて守り、時折カウンター攻撃に出た。

日本代表香川真司は中盤でいい動きを見せ、守備でも貢献した。

前半は、両者とも得点のないまま終了した。

0-0のままだと第1戦でアウェーゴールを決めているバイエルンが勝ち抜けとなるので、ユナイテッドとしてはなんとしてもゴールが欲しいところだ。

後半10分、香川の強烈なミドルシュートはキーパー・ノイアーに止められた。

13分、エブラの左足の強烈なミドルシュートが決まりユナイテッドが先制した。

1-0でユナイテッドが勝てば、ユナイテッドが準決勝進出となる。

しかし、この得点がバイエルンの闘争心に火をつけることになる。

直後の14分、マンジュキッチのヘディングシュートが決まって1-1の同点となる。

ユナイテッドの得点直後のほんの一瞬のすきをついたようなゴールだった。

これで第1戦と合わせて全くのイーブンとなった。このまま1-1で90分が過ぎた場合は、延長戦に突入することになる。

点が入ったことによってゲームのテンポが速くなり、激しい攻防となった。

23分、ロッベンのクロスをミュラーがゴールへ流し込んで2-1となった。

2-1のままだとバイエルンがベスト4進出となるが、ユナイテッドが2-2に追いつけばアウェーゴールルールでユナイテッドの勝ち抜けとなる。

30分、点を取らなければならないユナイテッドのモイーズ監督は、リスク覚悟でフレッチャーを下げてメキシコ代表FWのエルナンデスを投入した。

しかしその直後の31分、ロッベンの左足のゴールが決まり3-1となった。

選手交代直後のわずかなすきをついてのゴールは、さすがと言うべきだろう。

これでユナイテッドは苦しくなった。

36分にウェルベックに代えてヤヌザイを入れて点を取りにいったが、3-1のまま試合は終了した。

バイエルンは3シーズン連続での準決勝進出を決め、ユナイテッドは敗退が決まった。

ユナイテッドも善戦したが、やはりバイエルンは強かった。

香川真司はフル出場し輝きを見せたが、チームを勝利に導くことはできなかった。

モイーズ監督はようやく香川の力を認め、このところ香川の出場機会も増えてきた。

出場機会が増えるにしたがって、香川のプレーも冴えを見せてきた。

悔やまれるのは、モイーズ監督が香川の能力に気が付くのが遅すぎたということだ。

このまま出場機会が増えてコンディションが上がってくれば、ワールドカップでの活躍も期待できる。

ミランの本田もリーグ戦初ゴールを決め、コンディションは上向きだ。

マインツの岡崎は好調をキープしている。

心配なのは、けがで試合に出ていない長谷部、内田、吉田といったところだ。

ワールドカップ本大会まであと2か月となった。



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2014年04月03日

UEFAチャンピオンズリーグ マンチェスターユナイテッドvsバイエルン 香川出場

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1st leg マンチェスターユナイテッドvsバイエルンのゲームは、マンチェスターユナイテッドのホーム・オールドトラフォードで行われた。


ホームのマンチェスターユナイテッドは、ギリシャのオリンピアコスに大逆転で勝利して勝ち上がってきた。


エースのファンペルシーは怪我のために欠場。 プレミアリーグのアストンビラ戦では香川、ルーニー、マタの3人が良い流れを作って勝利した。 香川はルーニーのゴールをお膳立てするクロスボールを上げて、今シーズンの初アシストを決めた。その香川はベンチからのスタート。


アウェーのバイエルンはブンデスリーガで53戦無敗。 圧倒的な強さで、すでに今シーズンのリーグ優勝を決めている。 チームの状態から考えるとバイエルンが有利と思われるが、マンチェスターユナイテッドがこの強敵に対してどのような戦い方をするのか、モイーズ監督の采配にも注目が集まる。


前半立ち上がり、ユナイテッドも攻めの姿勢を見せた。 3分、ウェルベックのシュートがゴールネットを揺らし、決まったかと思われた。 しかしボールキープの際に足を高く上げたことが危険なプレーと判定され、ノーゴールになった。


その後はバイエルンの選手がボールを持つ時間が圧倒的に長くなり、自由自在にボールを回すようになった。


30分、ロッベンのミドルシュートはキーパー・デヘアが右手1本でセーブした。


39分、ルーニーのスルーパスがウェルベックに通り、ウェルベックがディフェンスラインの裏へ抜け出してキーパーと1対1になった。 しかしウェルベックのシュートはキーパー・ノイアーに止められた。 デヘアもノイアーも共に優秀なゴールキーパーである。


前半は両チームとも得点なく0-0のまま終了した。 バイエルンが終始攻め続けたが、ユナイテッドがなんとかしのいだ。 前半のバイエルンのボールポゼッションは、なんと73%。


後半、ユナイテッドのモイーズ監督が手を打ってきた。 後半の頭から、ギグスに代えて日本代表香川真司を投入。


香川はドルトムントに所属していた時、バイエルン戦で4戦4勝と相性がいい。 モイーズ監督もようやく香川の凄さを理解できるようになった模様。 リーグ戦でもっと早くから香川を使っていれば、今のように低迷することもなかったかもしれないのに。気が付くのが遅すぎる。


香川は前線でも中盤でも、香川らしさを見せた。 彼が加わったことで、前半のような単調な攻めのみでなく創造性が感じられるようになった。 前半とは明らかに変わった。香川のボール扱いのウマさは目を引く。


後半13分、香川が左サイドから攻め上がりクロスボールを上げようとして蹴ったボールが相手DFに当たってコーナーキックのチャンスを得た。 ルーニーのコーナーキックにビディッチが頭で合わせてユナイテッドが先制した。


18分、バイエルンのグアルディオーラ監督も手を打ってきた。 ミュラーに代えて、ブンデスリーガ得点ランクトップのマンジュキッチを投入。


その効果が早速表れる。 22分、クロスボールをマンジュキッチが頭で落とし、それをシュバインシュタイガーがシュート。見事に決まって1-1の同点とした。


29分、両チームとも選手交代。 ユナイテッドはビュットネルに代えてアシュリーヤング、バイエルンはクロースに代えてゲッツェを投入。


さらにユナイテッドは40分に、ウェルベックに代えてメキシコ代表のエルナンデスを入れた。 エルナンデスも香川同様、モイーズ監督になってからあまり起用されずに苦しんでいるようだ。


しかしリーグ戦のアストンビラ戦では後半の終わりころに登場して、見事にゴールを決めてみせた。 エルナンデスの意地のゴールだった。 モイーズ監督もようやく選手の起用法がわかってきたようだ。 もっと早く香川やエルナンデスらを上手く使っていれば.....。


45分、シュバインシュタイガーがルーニーを倒して2枚目のイエローカードで退場となりバイエルンは1人少なくなった。 試合は1-1のまま終了。ユナイテッドはバイエルンを相手に健闘した。 2nd legが楽しみである。







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2014年03月21日

マンチェスターユナイテッド モイーズ監督解任か?

ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2nd-Leg マンチェスターユナイテッドvsオリンピアコス。

マンチェスターUとギリシャの強豪オリンピアコスのベスト8進出をかけた戦い。 1st-Legではオリンピアコスがホームで2-0で勝っている。2nd-LegはマンチェスターUのホームスタジアムで行われた。


オリンピアコスはこのゲームで勝つか引き分け、たとえ負けてもスコア次第ではベスト8進出が決まる。 オリンピアコスは今シーズンのギリシャの国内リーグではすでに優勝を決めている。


一方昨シーズンのプレミアリーグ王者マンチェスターUは、リーグ戦でまさかの7位と苦しんでいる。 先日のリバプール戦ではホームで3-0の大敗を喫した。


ファーガソン前監督の後を引き継いだモイーズ監督は6年契約の1年目だが、厳しい状況に立たされている。


ファーガソン監督のラストシーズンはリーグ優勝を飾っているマンチェスターU。ファーガソン氏はサッカーの戦術だけでなく選手の起用方法や人心掌握術にも長けていた偉大な監督だっただけに、その後を継いだモイーズ監督は相当なプレッシャーと戦っているはずだ。 今シーズンの成績不振でモイーズ監督のシーズン途中での解任もささやかれるようになった。


リーグで成績不振のうえにチャンピオンズリーグも敗退となれば、監督解任も現実味をおびてくる。 モイーズ監督にとっても絶対に負けられないゲームだ。


マンチェスターUが勝ち抜けるための条件は、3点差以上をつけての勝利。 2点差の場合は、2-0ならば延長戦へ持ち込むことができる。 それ以外の2点差の場合、アウェーゴールのルールがあるのでマンチェスターUの敗退が決まる。


この試合、日本代表の香川真司はベンチスタートとなった。


前半23分、ペナルティーエリア内でファンペルシーが倒されてマンチェスターUにPKのチャンスが訪れる。 これをファンペルシー自らが決めてマンチェスターUが先制。


39分にはオリンピアコスに再三攻め込まれたが、キーパー・デヘアのスーパーセーブがチームを救った。


前半アディショナルタイム、ルーニーのパスをファンペルシーが決めて2-0とした。 これで2戦合計で2-2となり、1st-Legのビハインドを追いついてみせた。


後半5分、マンチェスターUはいい位置でのFKのチャンスを得た。これをファンペルシーが見事に決めて3-0とした。 この厳しい状況の中で、ファンペルシーがハットトリックを達成した。 2戦トータルで3-2となりマンチェスターUが優位にたった。


モイーズ監督は32分にバレンシアに代えてヤングを投入、37分にはウェルベックに代えてフレッチャーを投入し守りの態勢に入った。


1点取ればアウェーゴールで逆転できるオリンピアコスは、攻撃の選手を入れて総攻撃を仕掛けてきた。


45分、モイーズ監督はファンペルシーに代えてフェライニを投入し逃げ切りを図った。 これでこのゲームでの香川の出番はなくなった。


このまま逃げ切ったマンチェスターUが、ベスト8進出を決めた。 これがきっかけでチーム状態が良くなることを期待する。


この試合は、ファンペルシーとルーニーの個人技とキーパー・デヘアのスーパーセーブのおかげで勝つことができたが、 3点のうち2点はPKとFKによるもので、チーム全体としての流れるような連動性はあまり見られなかった。


対戦相手のオリンピアコスの監督は香川の名前を挙げて、非常に警戒し恐れていると語ったそうだが、 モイーズ監督が香川の良さを理解できないのは極めて残念というほかはない。


単調な攻撃にアクセントと変化を加えることができるのは香川真司だと思うのだが。 誰かモイーズ監督に忠告してくれないだろうか、自分の首をつなぐためにも香川を使えと。







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