2023年11月17日
やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは? 大谷義夫
【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?
大谷義夫
ライフ・社会
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3THGK1+1IRWFM+1OGO+CCBDD
1日1万歩を続けなさい
2023.11.17 3:35
ウォーキングは体にいい。それはたしかに事実です。でも実は「ただ歩くだけ」では効果が出にくいことをご存じでしょうか。同じ歩くなら「科学的な歩き方」で「最大効果」を手に入れる。ここを目指したいものです。そこで本連載では論文マニアとしても有名な大谷義夫先生(医師)が、82の論文、世界の最新エビデンスをもとに正しく効果的な歩き方を書いた本『1日1万歩を続けなさい』から、今日から役立つ「歩き方のコツ」をお伝えします。
【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?
Photo: Adobe Stock
コロナ禍で体重が増えた
かつて私の健康とストレスの解消法は「水泳」で、長年、診察が終わるとジムに行ってプールで泳ぐ習慣がありました。
研究や執筆、テレビ局に依頼された健康番組の企画案など、泳ぎながらアイデアを練ることもしばしば。
ところが新型コロナウイルス感染症発生からの3年間は患者さんが激増し、私が診察室で座る時間は1日12時間超。
帰宅したらクタクタ。悲しいことに多忙でボロボロ。体重もすっかり増えていました。
50代でランニングをはじめるも……
そこで水泳ではなくランニングを始めたところ、50代という年齢もあってか体力的にはなかなかつらい。
困り果てた私は、いわば消去法でウォーキングを始めたのですがこれが驚くべき効果をもたらしました。
毎朝、昼、夜にとスキマ時間でウォーキングをするうちに、体重は減り、体調がよくなっていったのです。
科学が認めるウォーキングの効果
ただ私は医師であり論文マニアでもあります。
自分の経験だけで「ウォーキングが最高の健康法だ」と断言することはできません。
そこでエビデンスを求めて科学論文を調べたところ、ウォーキングの効果については『ランセット』など、査読の厳しさで知られる権威ある学術誌に掲載されているものも多く、改めてその効果に感嘆しました。
デメリットがないのも大きなメリット
「歩くだけで健康になれるというのは朗報だ」。
これは私自身の実感でもありますが、有酸素運動の代表とも言えるウォーキングにはたくさんのメリットがあるとともに、特筆すべきデメリットがないのも見逃せない「メリット」。
この点を軽んじてはなりません。
なぜなら健康法というのは、継続・習慣化してこそ意味があり、デメリットがないことは大きなメリットであるからです。
たとえば「ウォーキングとひざ痛の因果関係は認められない」という調査結果も、世界的に有名な医学雑誌に発表されていることです(※1)。
ウォーキングはエビデンスの面からも、メリットの面からも、また私自身の実感からもほんとうにおすすめできる運動です。
※本稿は大谷義夫著『1日1万歩を続けなさい』より、一部を抜粋・編集したものです。本書にはウォーキングの効果にまつわるさまざまなエビデンスと、具体的かつ効果的な歩き方が紹介されています。
【参考文献】
※1 Gates LS, et al. Recreational Physical Activity and Risk of Incident Knee Osteoarthritis: An International Meta-Analysis of Individual Participant-Level Data. Arthritis Rheumatol. 2022 Apr;74(4):612-622. doi: 10.1002/art.42001.
【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?
歩く前に必ず読んでください
ウォーキングは体にいい。それはたしかに事実です。でも「ただ歩くだけ」では効果は出ません。「科学的な歩き方」で「最大効果」を手に入れる。そのためにぜひ本書をご活用ください。
【本書の特徴】
◆82の論文、世界の最新エビデンスをもとに正しい情報をお届け
◆「8000歩がいいの?」「1万歩も歩いたら死ぬの?」「歩くなら朝? 夜?」「1万歩は分けてもいいの?」「歩く前には何を食べるの?」「病気に効果のある歩き方とは?」など、ウォーキングの長年の疑問、その「結論」をお伝えします
◆運動で脳にひらめきを得たいビジネスパーソンから、病気のお悩みのある方、脳の衰えを感じる方までどなたにも読んでいただけます
毎月の高いジム費不要。
創造性アップ、抗ストレス、肥満、不調、睡眠、脳、すべてに効果アリ。
薬に頼らず多くの病気を撃退(改善)できる。
特筆すべきデメリットがないのも見逃せない「メリット」。
そんなウォーキングの「究極メソッド」を本書でぜひあなたのものにしてください。
【主な目次】
第1章 「1日1万歩」があらゆる悩みを解決する
なぜ「筋トレやランニング」でなく「ウォーキング」がいいのか?
4000歩より8000歩、1万2000歩が死亡率を下げる
第2章 歩けば「不安」や「うつ」が消える
毎日20分歩くだけで「うつリスク」は低下する
やっかいな「なんとなく不調」も歩けばよくなる
第3章 歩くことで「脳」を鍛える
「創造性」が60%高まる
筋トレとウォーキングを組み合わせて記憶力を向上させる
第4章 心と体に最高に効く「大谷式ウォーキング」
「1万歩」を一気に歩く必要はない
「食前」より「食後」に歩く
大谷 義夫(おおたに・よしお)
池袋大谷クリニック院長。呼吸器内科医・医学博士。1963年東京都生まれ。日本呼吸器学会呼【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?吸器専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。1989年群馬大学医学部卒業。九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米国ミシガン大学留学などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。全国屈指の患者数を誇る呼吸器内科のスペシャリストとして、テレビ等でも情報発信を行う。著書に『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)など多数。趣味はウォーキング。
大谷義夫
ライフ・社会
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3THGK1+1IRWFM+1OGO+CCBDD
1日1万歩を続けなさい
2023.11.17 3:35
ウォーキングは体にいい。それはたしかに事実です。でも実は「ただ歩くだけ」では効果が出にくいことをご存じでしょうか。同じ歩くなら「科学的な歩き方」で「最大効果」を手に入れる。ここを目指したいものです。そこで本連載では論文マニアとしても有名な大谷義夫先生(医師)が、82の論文、世界の最新エビデンスをもとに正しく効果的な歩き方を書いた本『1日1万歩を続けなさい』から、今日から役立つ「歩き方のコツ」をお伝えします。
【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?
Photo: Adobe Stock
コロナ禍で体重が増えた
かつて私の健康とストレスの解消法は「水泳」で、長年、診察が終わるとジムに行ってプールで泳ぐ習慣がありました。
研究や執筆、テレビ局に依頼された健康番組の企画案など、泳ぎながらアイデアを練ることもしばしば。
ところが新型コロナウイルス感染症発生からの3年間は患者さんが激増し、私が診察室で座る時間は1日12時間超。
帰宅したらクタクタ。悲しいことに多忙でボロボロ。体重もすっかり増えていました。
50代でランニングをはじめるも……
そこで水泳ではなくランニングを始めたところ、50代という年齢もあってか体力的にはなかなかつらい。
困り果てた私は、いわば消去法でウォーキングを始めたのですがこれが驚くべき効果をもたらしました。
毎朝、昼、夜にとスキマ時間でウォーキングをするうちに、体重は減り、体調がよくなっていったのです。
科学が認めるウォーキングの効果
ただ私は医師であり論文マニアでもあります。
自分の経験だけで「ウォーキングが最高の健康法だ」と断言することはできません。
そこでエビデンスを求めて科学論文を調べたところ、ウォーキングの効果については『ランセット』など、査読の厳しさで知られる権威ある学術誌に掲載されているものも多く、改めてその効果に感嘆しました。
デメリットがないのも大きなメリット
「歩くだけで健康になれるというのは朗報だ」。
これは私自身の実感でもありますが、有酸素運動の代表とも言えるウォーキングにはたくさんのメリットがあるとともに、特筆すべきデメリットがないのも見逃せない「メリット」。
この点を軽んじてはなりません。
なぜなら健康法というのは、継続・習慣化してこそ意味があり、デメリットがないことは大きなメリットであるからです。
たとえば「ウォーキングとひざ痛の因果関係は認められない」という調査結果も、世界的に有名な医学雑誌に発表されていることです(※1)。
ウォーキングはエビデンスの面からも、メリットの面からも、また私自身の実感からもほんとうにおすすめできる運動です。
※本稿は大谷義夫著『1日1万歩を続けなさい』より、一部を抜粋・編集したものです。本書にはウォーキングの効果にまつわるさまざまなエビデンスと、具体的かつ効果的な歩き方が紹介されています。
【参考文献】
※1 Gates LS, et al. Recreational Physical Activity and Risk of Incident Knee Osteoarthritis: An International Meta-Analysis of Individual Participant-Level Data. Arthritis Rheumatol. 2022 Apr;74(4):612-622. doi: 10.1002/art.42001.
【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?
歩く前に必ず読んでください
ウォーキングは体にいい。それはたしかに事実です。でも「ただ歩くだけ」では効果は出ません。「科学的な歩き方」で「最大効果」を手に入れる。そのためにぜひ本書をご活用ください。
【本書の特徴】
◆82の論文、世界の最新エビデンスをもとに正しい情報をお届け
◆「8000歩がいいの?」「1万歩も歩いたら死ぬの?」「歩くなら朝? 夜?」「1万歩は分けてもいいの?」「歩く前には何を食べるの?」「病気に効果のある歩き方とは?」など、ウォーキングの長年の疑問、その「結論」をお伝えします
◆運動で脳にひらめきを得たいビジネスパーソンから、病気のお悩みのある方、脳の衰えを感じる方までどなたにも読んでいただけます
毎月の高いジム費不要。
創造性アップ、抗ストレス、肥満、不調、睡眠、脳、すべてに効果アリ。
薬に頼らず多くの病気を撃退(改善)できる。
特筆すべきデメリットがないのも見逃せない「メリット」。
そんなウォーキングの「究極メソッド」を本書でぜひあなたのものにしてください。
【主な目次】
第1章 「1日1万歩」があらゆる悩みを解決する
なぜ「筋トレやランニング」でなく「ウォーキング」がいいのか?
4000歩より8000歩、1万2000歩が死亡率を下げる
第2章 歩けば「不安」や「うつ」が消える
毎日20分歩くだけで「うつリスク」は低下する
やっかいな「なんとなく不調」も歩けばよくなる
第3章 歩くことで「脳」を鍛える
「創造性」が60%高まる
筋トレとウォーキングを組み合わせて記憶力を向上させる
第4章 心と体に最高に効く「大谷式ウォーキング」
「1万歩」を一気に歩く必要はない
「食前」より「食後」に歩く
大谷 義夫(おおたに・よしお)
池袋大谷クリニック院長。呼吸器内科医・医学博士。1963年東京都生まれ。日本呼吸器学会呼【医者が教える】やってみたらダイエットに最も効果的だったたった1つの運動とは?吸器専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。1989年群馬大学医学部卒業。九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米国ミシガン大学留学などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。全国屈指の患者数を誇る呼吸器内科のスペシャリストとして、テレビ等でも情報発信を行う。著書に『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)など多数。趣味はウォーキング。
タグ:ダイエット
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12307206
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック