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2023年10月06日

「がん検診」のお知らせを放置してはいけない理由

「がん検診」のお知らせを放置してはいけない理由
高尾美穂・産婦人科医/イーク表参道副院長


 
 
 仕事を休めないから。クリニックを探すのも予約を取るのも大変だから。スケジュールの調整が面倒だから――。自治体から届く「がん検診」のお知らせを放置していませんか。女性の「乳がん」「子宮頸(けい)がん」を含め、国が検診を勧めるがんは5種類。これらの検診が推奨されているのには、根拠があります。なぜ、検診を受けるべきなのか。医師の高尾美穂さんに解説いただきます。

検診で死亡率が下がる
 「けんしん」には、健康の「健」と書く健診と、検査の「検」と書く検診の二つがあります。

 まぜこぜに使われがちですが、自分の体の状態をふるいにかけ、問題がないかスクリーニングするのが「健診」、ある特定の病気を見つけるための検査が「検診」です。

 よく職場で行われるのは「健診」を指すことが多いです。生活習慣病の恐れはないか、肺に問題はないか、心電図に問題はないかなど、ベーシックな部分で異常がないかを調べます。健診によって、問題にいち早く気付くことができ、自分の健康状態をよくできるというメリットがあります。例えば、糖尿病になりかけていることがわかったら、運動をする、血糖値が上がるような食べ方をやめる、糖質を控える――など、生活を変えることでそこからUターンすることが可能です。

 一方「検診」という言葉が、よく使われるのは「がん検診」です。特に、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの五つは、国が指針を示し、国や自治体も費用負担をして、受診を勧めています。さまざまながんがある中で、なぜこの五つのがんなのかというと、検診を受けることで、そのがんによる死亡率が大きく下がることが報告されているからです。例えば、婦人科の領域では、子宮体がんや卵巣がんは対象になっていません。とくに症状がない人、困っていない人に検査をしても、子宮体がんや卵巣がんの死亡率は下がらないからです。
                         

 胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんは40歳から、子宮頸がんは20歳から検査を受けるよう指針が出ており、自治体からみなさんにお知らせが届いているはずです。ただ、いずれの検診も受診率は4割前後で、十分に活用されているとはいえません。胃がんや大腸がんについては6割前後死亡率が下がるというデータもあります。ですから、必ず受けていただきたいと思います。

命は助かっても、大きなものを失う
 がんという病気は多くの場合、年齢が高くなってから発症します。「がんになった」という話を耳にするのは、50代後半以降のことが多いのではないでしょうか。

 女性の場合、これにあてはまらないがんがあります。

 
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産婦人科医/イーク表参道副院長

たかお・みほ 産婦人科専門医。医学博士。女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学付属病院産婦人科助教をへて2013年より現職。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。婦人科診療に携わる傍ら、「全ての女性により良い明日を」をモットーに、医療・ヨガ・スポーツの三つの面から女性の健康に関する専門的な知識を分かりやすく発信している。NHK「あさイチ」などテレビ番組への出演や雑誌、SNSでの情報発信のほか、20年からは音声配信アプリstand.fm(スタンドエフエム)の番組「高尾美穂からのリアルボイス」で毎日、リスナーから寄せられる体や心の悩み、人生相談に回答している。「いちばん親切な更年期の教科書 閉経完全マニュアル」(世界文化社)、「心が揺れがちな時代に『私は私』で生きるには」(日経BP)、「生理周期に合わせてやせる!超効率的フェムテックダイエット」(池田書店)、「大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111」(講談社)、「女性ホルモンにいいこと大全 オトナ女子をラクにする 心とからだの本」(扶桑社)など著書多数。


タグ:悩み
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