去る8日以来、新型コロナが5類に移行されて
はや3週間が過ぎようとしています。
なんだか街では「普通」に戻ったかのような雰囲気が
定着しつつあるような気がしますね。
スーパーなどの入り口で手を消毒して入る人も
減ってきていることや、かつて強調されていたような
ソーシャルディスタンスはいつの間にかないがしろに
なっているようです。
さすが、マスクを着けている人は未だ大勢のようですが。
このところ、新規感染者の報道もなくなり、状況把握が
まったくできないでいることも、なんだか不安に思って
いる人は私だけでしょうか。
案の定、日本全国で感染者はにわかに増えているようです。
今日の新聞報道では、定点観察に切り替えた後、徐々に
増えている実体が明らかにされています。
昨日、東京都は直近の新型コロナの新規感染者を公表したのですが、
それによると15日〜21日の定点医療機関あたりの患者報告数は
3.53人で前週の1.47倍となり、2週連続で前週比を100%上回ったようで、
感染拡大の増加スピードに注意が必要と分析しているのです。
そんな中、リスクがあるなかでの今回の緩和措置に対して
今後の流行状況に憂慮を示している専門家が少なくない
ようです。
一気に緩和すると、感染者が増えるスピードが速くなり
波のピークも高くなる可能性が強く、そうなれば亡くなる
人も増えることになると警告を発しているのです。
専門家が指摘されているように、新型コロナと季節性インフルエンザは
けっして同等とはみなせないのです。
社会的な空気感が作られて、私たちがもう終わったと思っても
大きなリスクが残ったままなのです。
まさに油断禁物ではないでしょうか。
大きな波が来ないことを祈るばかりですね。
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