新年早々、値上げのニュースが後を絶ちません。
旧年は値上げ値上げで値上げラッシュが常態化していましたが、
どうやら今年もその流れは変わらないようですね。
それにしても、野菜や果物の価格が高いのにはびっくりしますね。
異常としか言いようがないですね。
異常気象の季節要因もありますが、燃料費の高騰や人手不足など
構造的な要因が作用しているようで、そう考えると今年も物価の高騰は
止む気配が無さそうですね。
今年1月から4月にかけて約6000品目の飲食料品の値上げが
すでに決定していて、1月から値上げラッシュが始まるようです。
報道されているように、賃金も上がっているようですが、それ以上に
物価が上がっているので、実質賃金は下がり続けています。
要するに、賃金が上がるのは良いのですが、賃金コストが上がり
企業はそれを理由に商品価格をさらに値上げするといった
悪循環に陥って、国の物価対策は効果を発揮していないのが
現実なのです。
実質賃金が下がり続けると消費は減少し、経済全体から見て需要が
減り続ける結果を招くことになり、この構図が定着すると
企業もしっぺ返しを受け経営難に追い込まれることになりかねません。
昨年、企業倒産が十数年ぶりの増加を招いたのもこの流れと
無関係ではないでしょう。
いずれにせよ、国民の家計にとって今年も厳しい一年になる
のは間違いないでしょう。
国の根本的な物価対策に期待したいところですが。
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