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2022年03月22日

円安、どこまで進む?

昨年来の円安がとうとう1ドル120円台まで進みました。

これは2016年2月以来、6年ぶりの円安になります。

他でもなく、米連邦準備制度理事会(FRB)による

利上げ決定を受けて、金利が高く、より高い運用益を

見込めるドルを買って円を売る動きが加速したのが

主因と言えます。

米国の利上げに比べ、日銀はこれまでの緩和政策を

維持するかまえを明言しています。

このままでは米国の金利が上がり、日米の金利差が

広がることによって、さらなる円安傾向の可能性が

強まるでしょう。

かつて日銀の黒田総裁は、輸出企業にとっては円安が

有利に働く点を重視して、日本経済全体としては

プラスという見方を示しており、このような日銀の

スタンスからして、今後120円台前半までは十分に

ありえるのではないでしょうか。

問題はさらなる円安が進むと、輸入品の値上がりに

つながり、家計や企業の負担は重くなり景気回復へ

水を差すことは避けられないでしょう。

新型コロナの感染拡大や、ウクライナ問題、そして

先日の東北地方での大地震など、度重なる災難によって

ガソリンや電気など、ほぼすべての生活必需品の

値上がりが後を絶たない状況で、すでに国民の生活は

大きな負担を強いられているだけに、円安の加速が

日本経済全体への悪影響が一層憂慮されますね。

なんだか、このところ暗いニュースが続き、気が滅入って

しまいそうですよね。















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