期待が高まるなか、値上げラッシュが直撃しています。
10月に入りマーガリンなどの食料品の値上げが相次いで
いるのに加え、ガソリンや電気、ガスなどの料金も
そろって値上げされているのです。
以前、電気やガス料金の値上げについては述べましたが、
それに加わりガソリン価格の上昇が止まらないのです。
もとをたどれば、原油価格の高騰が続いていることが
その原因だと言われています。
原油価格の指標となる米国産WTI原油先物価格は約7年ぶりに
1バーレル=85ドル(10月25日時点)の高台につけたのです。
世界的に経済活動が再開する中、原油需要が増えているのに
比べ、中東などの主要産油国では追加増産を見送るなどして
上昇傾向が続いているわけです。
日本においては円安傾向が追い打ちをかけるようにして
原油価格が高い水準で推移しています。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国でつくられて
いる「OPECプラス」の会合が今月上旬に予定されている
ようですが、追加増産が決まるかが焦点になっています。
場合によってはもう一段の値上がりもありえるでしょう。
冬本番を迎えているだけに、原油価格の高騰によるガソリンの
値上げや暖房用の灯油の値上げは生活に直結で、その影響が
大変危惧されますね。
それでなくても電気やガス料金の値上げが続いているだけに
国民の生活や経済全体への影響が気がかりですね。
やっと正常な暮らしや経済活動に戻りつつあるという時だけに
出鼻をくじかれたような複雑な思いがしてなりません。
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