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2018年03月04日
次週(3月5日〜10日)の経済指標その他
前週USDJPYは、ダウが26日に少し戻したことを受け、翌27日に107.67円まで戻したものの、2日に米大統領が鉄鋼・アルミ製品に関税を課すとの報道によって105.25円まで下げ、2月16日の安値105.55を一時下抜けました。終値はこれで3週連続105円台に留まったことになります。
米大統領の保護主義報道の動にも、2日は日銀総裁が、2019年度の物価2%達成時期(見込み)に出口議論を実施している見込み、と当然のことを発言しました。日銀の出口戦略の議論に関する報道は、USDJPYを下げる方向に働きました。
USDJPYの下げによって、円クロス通貨ペアは軒並み下げた週でした。JPY以外でもUSDが売られたため、円クロス通貨ペアでの下降を加速した面があります。
週末の報道も、週明けのUSD売・JPY買(リスク継続)を示唆する内容ばかりです。
次週は米雇用統計の週です。が、前月の株安のきっかけが米雇用統計の良好な結果を受けて米金利上昇が起きたことだった点を覚えておかないといけません。
EURUSDは、この週末の独大連立政権承認投票と伊総選挙を睨んで、前週あれだけUSDが売られたにも関わらず、小幅上昇しか起きませんでした。EURJPYはUSDJPYの下落に応じて129.56円と、一時130円を下抜けました。昨年9月月初に130円を上抜けてから約半年ぶりの129円台です。
週明け時点で独投票と伊選挙といったリスク要因は結果判明しています。けれども、例えEUR買の結果となっていても、USDJPYが上がる状況でもないため、EURJPYの上昇に勢いがあるとも思えません。
次週のEUR自体の材料は、8日のECB理事会を睨んだ動きです。がしかし、今回のECB理事会は、資産買い入れ策を巡る市場への伝達スタンスの微調整についての討議に留まる可能性が高い、との解説報道が目立ちます。前月の株安や今回の保護主義騒動を踏まえると、ECB資産買い入れ策の終了時期に関する話なんて出せないはずです。
2日の英首相演説は、EU離脱交渉への方針として、企業業績や雇用を優先する姿勢を強調し、議論が続いている関税同盟への残留を拒否し、独立した通商政策の追求を行いたい旨、表明したものでした。ハードブリグジットに繋がる内容でありGBP売に繋がる内容でしたが、この日は前述の米保護主義懸念からUSDが売られており、GBPUSDの動きは上下に綱引きで小さなものでした。
ともあれ、GBPもUSDも売りの状況となっています。
豪州AUDは、もともとリスクに弱く資源価格の推移にも敏感なため、先月月初の株価下落以降は下げが続いています。前週は、米関税対象が中国製品を念頭に置かれていることと中国側の反発報道によって、AUDJPYが81円台まで下げました。この水準は2017年6月頃の水準です。
テクニカル的には、前週に月足一目均衡表の基準線に迫り(81.46円)、追行線が実体値動きに当たったところです。一旦遅行線が実体に跳ね返されると、基準線を下回る動きとなります。
そもそもリスクが起きているとき、AUDはからっきし弱いのだから、2017年6月頃の安値(レジスタンス)下抜けを警戒した方が良さそうです。
GBPやAUDは、仮にレジスタンスで反発しても、落ちるときのスピードが半端ではありません。怖くてロングなんてとても持てません。
次週も経済指標が大きな影響を与えるとも思えません。陽線での反応は伸び悩み、陰線での反応はいつもより少し大きくなる可能性が高い、と見込めます。
下記太字はその指標の分析記事にリンクしています。
3月5日(月)
18:30 2月集計分英国サービス業PMI
24:00 2月集計分米国ISM非製造業景況指数
3月6日(火)
09:30 1月集計分豪州小売売上高指数
12:30 豪州(RBA)金融政策
3月7日(水)
09:30 10-12月期豪州GDP
22:15 2月集計分米国ADP雇用統計
22:30 1月集計分米国貿易収支
3月8日(木)
21:45 欧州(ECB)金融政策
3月9日(金)
18:30 1月集計分英国鉱工業生産・製造業生産
22:30 2月集計分米国雇用統計
前述の通り、陽線での追撃は伸び悩みに注意し、かと言って陰線での追撃で調子に乗ってはいけません。また、月曜24時のISMと水曜ADPと金曜雇用統計は、過去の分析通りに動く方が不自然な気がします。
指標の分析や結果にこだわり過ぎずに実際のチャートを良く見て、利確も損切も早め早めに行ってケガをしないように気を付けましょう。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
米大統領の保護主義報道の動にも、2日は日銀総裁が、2019年度の物価2%達成時期(見込み)に出口議論を実施している見込み、と当然のことを発言しました。日銀の出口戦略の議論に関する報道は、USDJPYを下げる方向に働きました。
USDJPYの下げによって、円クロス通貨ペアは軒並み下げた週でした。JPY以外でもUSDが売られたため、円クロス通貨ペアでの下降を加速した面があります。
週末の報道も、週明けのUSD売・JPY買(リスク継続)を示唆する内容ばかりです。
次週は米雇用統計の週です。が、前月の株安のきっかけが米雇用統計の良好な結果を受けて米金利上昇が起きたことだった点を覚えておかないといけません。
ーーー$€¥ーーー
EURUSDは、この週末の独大連立政権承認投票と伊総選挙を睨んで、前週あれだけUSDが売られたにも関わらず、小幅上昇しか起きませんでした。EURJPYはUSDJPYの下落に応じて129.56円と、一時130円を下抜けました。昨年9月月初に130円を上抜けてから約半年ぶりの129円台です。
週明け時点で独投票と伊選挙といったリスク要因は結果判明しています。けれども、例えEUR買の結果となっていても、USDJPYが上がる状況でもないため、EURJPYの上昇に勢いがあるとも思えません。
次週のEUR自体の材料は、8日のECB理事会を睨んだ動きです。がしかし、今回のECB理事会は、資産買い入れ策を巡る市場への伝達スタンスの微調整についての討議に留まる可能性が高い、との解説報道が目立ちます。前月の株安や今回の保護主義騒動を踏まえると、ECB資産買い入れ策の終了時期に関する話なんて出せないはずです。
ーーー$€¥ーーー
2日の英首相演説は、EU離脱交渉への方針として、企業業績や雇用を優先する姿勢を強調し、議論が続いている関税同盟への残留を拒否し、独立した通商政策の追求を行いたい旨、表明したものでした。ハードブリグジットに繋がる内容でありGBP売に繋がる内容でしたが、この日は前述の米保護主義懸念からUSDが売られており、GBPUSDの動きは上下に綱引きで小さなものでした。
ともあれ、GBPもUSDも売りの状況となっています。
豪州AUDは、もともとリスクに弱く資源価格の推移にも敏感なため、先月月初の株価下落以降は下げが続いています。前週は、米関税対象が中国製品を念頭に置かれていることと中国側の反発報道によって、AUDJPYが81円台まで下げました。この水準は2017年6月頃の水準です。
テクニカル的には、前週に月足一目均衡表の基準線に迫り(81.46円)、追行線が実体値動きに当たったところです。一旦遅行線が実体に跳ね返されると、基準線を下回る動きとなります。
そもそもリスクが起きているとき、AUDはからっきし弱いのだから、2017年6月頃の安値(レジスタンス)下抜けを警戒した方が良さそうです。
GBPやAUDは、仮にレジスタンスで反発しても、落ちるときのスピードが半端ではありません。怖くてロングなんてとても持てません。
ーーー$€¥ーーー
次週も経済指標が大きな影響を与えるとも思えません。陽線での反応は伸び悩み、陰線での反応はいつもより少し大きくなる可能性が高い、と見込めます。
下記太字はその指標の分析記事にリンクしています。
3月5日(月)
18:30 2月集計分英国サービス業PMI
24:00 2月集計分米国ISM非製造業景況指数
3月6日(火)
09:30 1月集計分豪州小売売上高指数
12:30 豪州(RBA)金融政策
3月7日(水)
09:30 10-12月期豪州GDP
22:15 2月集計分米国ADP雇用統計
22:30 1月集計分米国貿易収支
3月8日(木)
21:45 欧州(ECB)金融政策
3月9日(金)
18:30 1月集計分英国鉱工業生産・製造業生産
22:30 2月集計分米国雇用統計
前述の通り、陽線での追撃は伸び悩みに注意し、かと言って陰線での追撃で調子に乗ってはいけません。また、月曜24時のISMと水曜ADPと金曜雇用統計は、過去の分析通りに動く方が不自然な気がします。
指標の分析や結果にこだわり過ぎずに実際のチャートを良く見て、利確も損切も早め早めに行ってケガをしないように気を付けましょう。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
タグ:現状分析
2018年03月01日
もー何が何やら
明日は英首相のEU離脱方針が示される演説があります。何時からか知りませんが、その内容次第でGBPが動くかも知れませんね。
英国側の主張は「現状に近い互恵的な貿易協定を結ぶことが双方にとってメリットがある」というものです。尤もです。
そこでどんな離脱交渉方針を示そうが、EUがそれを呑むかどうかは別問題です。
EU側は「(EU離脱にあたって)いいとこ取りは許されない」との意見が強いものの、その実、そんなことが問題ではありません。EU離脱で英国が不利益を被らなければ、EU各国の離脱派が勢いづいてしまいます。それに比べれば、英国離脱でEU予算に穴が開こうが英国との貿易が減ろうが、そんなことは大した問題ではないでしょう。
もしGBPが上がっても深追いは危ない気がします。逆にもしGBPがどーんと下がるなら、週足の雲上端は144.5付近にあります。
何を演説しようが、丸く治まる話なんてなさそうです。もう一発、何か選挙で決めたろか、という話でもなければ、GBPにとって良い話ではない気がします。丸く治めるのでなくて、ちゃぶ台をひっくり返したろ、です。
経済指標とは関係ない話ですが、最近は経済指標がどうなろうが関係なく動くときの方が大きく動くので要注意です。
ちなみに、本日の英株価は今のところ結構下げています。ダウ先物は少し上がっているものの、前夜は米金利が下がったのにダウは下げました。
もー何が何やら。
もうすぐISMの発表ですが、ポジションも全てクローズしておいたので、もう寝ます。
英国側の主張は「現状に近い互恵的な貿易協定を結ぶことが双方にとってメリットがある」というものです。尤もです。
そこでどんな離脱交渉方針を示そうが、EUがそれを呑むかどうかは別問題です。
EU側は「(EU離脱にあたって)いいとこ取りは許されない」との意見が強いものの、その実、そんなことが問題ではありません。EU離脱で英国が不利益を被らなければ、EU各国の離脱派が勢いづいてしまいます。それに比べれば、英国離脱でEU予算に穴が開こうが英国との貿易が減ろうが、そんなことは大した問題ではないでしょう。
もしGBPが上がっても深追いは危ない気がします。逆にもしGBPがどーんと下がるなら、週足の雲上端は144.5付近にあります。
何を演説しようが、丸く治まる話なんてなさそうです。もう一発、何か選挙で決めたろか、という話でもなければ、GBPにとって良い話ではない気がします。丸く治めるのでなくて、ちゃぶ台をひっくり返したろ、です。
経済指標とは関係ない話ですが、最近は経済指標がどうなろうが関係なく動くときの方が大きく動くので要注意です。
ちなみに、本日の英株価は今のところ結構下げています。ダウ先物は少し上がっているものの、前夜は米金利が下がったのにダウは下げました。
もー何が何やら。
もうすぐISMの発表ですが、ポジションも全てクローズしておいたので、もう寝ます。
以上
2018年3月1日22:30発表ー米国物価指標「PCEコアデフレータ」・実態指標「個人消費(PCE)・個人所得」(結果検証済)
T.事前投稿
ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。
本指標の反応分析はこちらに詳述しています。以下に記す今回の取引方針は、この分析結果に基づきます。
そこで述べた通り、本指標には
- 本指標は、指標発表前こそPCEや個人所得の事前差異も影響するものの、指標発表後にはPCEコアデフレータ(以下「CD」と略記)の事後差異の有無に反応方向が影響を受ける(但し、CDは市場予想と発表結果がズレないことも多いため、その場合にPCEの事後差異に注目すれば良い)
- 指標発表直後の反応程度は以前から安定して小さく、直後1分足跳幅が過去平均で8pips(7〜12pipsだったことが55%)
- 指標発表直後の反応方向は、直後1分足と直後11分足の方向一致率が76%あり、その76%の方向一致時には直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を80%の事例で超えている(短期追撃に良し
という特徴があります。
今回発表の要点は下表の通りです。
さて、前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- 指標発表前は、もともと反応が小さいこともあってヒゲの発生頻度が高いようです。気を付けましょう。
直前10-1分足は過去平均跳幅は6pips、同値幅は3pipsです。事前差異との方向一致率が76%あるものの、利確や損切の目安を3・4pips程度としておいた方が良いでしょう。跳幅と値幅の比率が過去平均で全幅の50%にも達しているためです。
欲張りは禁物です。
今回の事前差異判別式の解は、現時点(2月28日23:00頃)でマイナスとなっています。よって、ショートで2・3pipsの利確を狙います。 - 直前1分足は、陽線側に1pips跳ねたら逆張りでショートを持ち、利確・損切の目安を2pipsとしておけば、年間損益をプラス化できます
- 直後1分足の過去平均跳幅は8pips、過去平均値幅は5pipsです。
そして、事後差異との方向一致率は76%と高く、指標結果の良し悪しには素直に反応します。何より、直後1分足と直後11分足の方向一致率は76%あり、その76%の方向一致時には直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を80%の事例で超えています。
反応が素直で伸びることを示しているのだから、初期反応方向を確認したら直ぐに追撃です。追撃は過去平均値幅の5pips未満でポジションオーダーに成功すると、利確の可能性が高まります。
但し、直後1分足の過去反応分布は、7〜12pipsに収まったことが55%で、13pips以上伸びたことが6%しかありません。
利確の目安を3〜8pips、損切の目安を4pipsぐらいにしておけば、年間で負けることはないでしょう。ポジション解消のタイミングは指標発表から1分ぐらいが良いでしょう。 - 直後11分足は、直前1分足との方向一致率が31%(不一致率69%)となっています。直前1分足が陽線だったのに指標発表後に実態差異がマイナスを確認したら、直後11分足は陰線となる可能性が高いと言えます。同様に、直前1分足が陰線だったのに指標発表後に実態差異がプラスを確認したら、直後11分足は陽線となる可能性が高いと言えます。
そうした場合には、直後1分足終値が付く頃に順張りでの追撃を徹底です。
利確・損切の目安は、直後1分足と直後11分足の値幅の差である5pipsで良いでしょう。
以上
U.事後検証
以下は、2018年3月1日20:30頃に追記しています。
指標結果と反応を纏めておきます。
指標発表結果は、ほぼ市場予想通りでした。指標発表直後の反応はほぼなく、暫くして陽線側に伸びました。
市場予想通りとは言え、PCEコアデフレータ前月比は+0.4%に達しました。発表時点では1月集計分以来の大きな伸びとなっていました(修正値との比較では2017年8月集計分以来)。2月14日に発表された1月集計分CPI前月比も+0.5%と、12月集計分+0.1%から伸びていたので、この結果は妥当です。
個人所得前月比が+0.4%と高い水準となっており、個人消費前月比も+0.2%と悪くありません。
ただ、これらの結果はほぼ市場予想だったこともあって既に折込まれていたため、指標発表後の反応は鈍いものでした。その後、陽線側に反応が伸びたのは、本指標結果に対してというより、24:00に予定されていたISM製造業景況指数の改善を見込んでの動きだったと思われます。
事前分析結果を検証しておきます。
- 直前10-1分足は、事前差異との方向一致率が76%あるため、ショートで2・3pipsの利確を狙うことにしていました。
結果は、下ヒゲを残した陽線で、分析を外しました。最初から最後までポジションを持っていたら、1pipsぐらいの損切となったようです。 - 直前1分足は、陽線側に1pips跳ねたら逆張りでショートを持ち、利確・損切の目安を2pipsとしていました。
結果は、同値でスプレッド分の損切となっていたでしょう。 - 直後1分足は、事後差異との方向一致率が76%と高く、指標結果の良し悪しには素直に反応する指標です。
がしかし、今回の事後差異は0で、跳幅1pipsのかすかな陽線(ほぼ反応しなかった)ことは、ほぼ分析通りだったと言えるでしょう。
儲からんカタチで分析があたっても、ちっとも嬉しくありません。 - 直後1分足と直後11分足の方向一致率は76%あり、その76%の方向一致時には直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を80%の事例で超えていました。反応が素直で伸びることを示しているのだから、初期反応方向を確認したら直ぐに追撃するつもりでした。
ところが、前述のようにどっちに反応しそうか、指標発表直後にはわからない状態でした。こんなときは、どうしようもありません。 - 直後11分足は、直前1分足との方向一致率が31%(不一致率69%)となっていました。
結果は、直後1分足がかすかな陽線で、直後11分足は陽線側に反応を伸ばしているので、分析は外れたことになります。今回は仕方ないですね。
今回の取引結果を下表に纏めておきます。
次回本指標の発表は3月29日21:30の予定です。
以上