2018年01月31日
2018年1月31日22:15発表ー米国雇用指標「2018年1月集計分ADP雇用統計」(事前投稿)
T.事前投稿
ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。
本指標の反応分析はこちらに詳述しています。
せっかくFXで取引するなら、@ 取引する指標や他の指標との関係性、A その指標発表時の反応の特徴や傾向、を知っておいた方が楽しめます。言わば、観光地に行く前に「うんちく」を仕入れておくのと同じです。
今回発表は2018年1月分集計結果です。下表に指標要点を纏めておきます。
前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- •前1分足は過去の陰線率が85%と、かなり偏りがあります。この期間のポジションはショートです。
但し、指標発表前の取引はあまり薦められません。
直前1分足の過去平均跳幅・値幅は各5pips・4pipsと大きくありません。これでは、1回の取引で狙えるのは、安全を見てせいぜい2・3pipsです。ところが、直前1分足は陽線側に5pips以上のヒゲを伸ばしたことが6回あります。この6回のうち、最終的に直前1分足が陰線となったことは1回しかありません。だから、この期間にショートで取引するなら、含損が5pipsに達したら損切です。
利確の目安が2・3pipsで、損切の目安が5pipsというのを守れれば、年間を通して勝てるでしょう。 - 指標発表直前にポジションを取り、発表直後の跳ねで利確/損切します。
本指標は、発表結果が前回より増えるか減るかと、本指標発表の直前直近の4週平均失業保険受給申請の前月からの増減とは、期待的中率89%で符号逆相関しています。この特徴を利用してポジション方向を検討すると、次のようになります。
前回ADP雇用統計発表前の4週平均週次失業保険申請件数は237.75千人でした。先週発表されたそれは240千人となっています。前月よりも、失業保険申請件数は少し増えているようです。よって、今回の本指標発表結果は雇用者数が前回よりやや減少する、ということになります。がしかし、市場予想は186千人で、前回結果250千人よりも減少すると見込まれています。
つまり、今回は市場予想も減少と予想されているため、このやり方ではその市場予想を発表結果が上回るか下回るかがわかりません。
次にアテにする事象は、直前10-1分足と直後1分足の方向一致率が30%(不一致率70%)となる点です。期待的中率こそ70%と、取引基準ぎりぎりですが、指標発表前の反応方向が発表後のそれを示唆していることには、他の指標でもかなりアテになっています。
今回は、この現象を利用して、直前10-1分足と逆方向に指標発表直前にポジション取得です。
但し、直前1分足が10pips以上跳ねたときは、直前1分足と直後1分足の方向が一致する可能性が高いと見込めます。よって、直前1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前にその方向にポジションを取ることを優先します。 - 追撃は、複数回に分けて実施します。
指標発表時点から見たその後の方向一致率が高く、且つ、反応を伸ばしているのだから、指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。
そして、指標発表から1分を経過しても、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことも64%と、他の多くの指標よりも反応を伸ばす確率が高い指標です。
複数回に分ける理由は、本指標発表から15分後(22:30)に、雇用コストや加GDPの発表が予定されており、その影響で本指標結果への反応の持続時間が読み切れないからです。
以上
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