2018年01月03日
2018年1月4日22:15発表ー米国雇用指標「12月集計分ADP雇用統計」(結果検証済)
T.事前投稿
ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。
本指標の反応分析はこちらです。
今回発表は2017年12月集計分です。
下表に指標要点を纏めておきます。
前掲の分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- 直前1分足は過去の陰線率が85%と、異常な偏りがあります。この期間のポジションはショートです。
但し、指標発表前の取引はあまり薦められません。
直前1分足の過去平均跳幅・値幅は各5pips・4pipsと大きくありません。これでは、1回の取引で狙えるのは、安全を見てせいぜい2・3pipsです。ところが、直前1分足は陽線側に5pips以上のヒゲを伸ばしたことが6回あります。この6回のうち、最終的に直前1分足が陰線となったことは1回しかありません。だから、この期間にショートで取引するなら、含損が5pipsに達したら損切です。
利確の目安が2・3pipsで、損切の目安が5pipsというのを守れれば、年間を通して勝てるでしょう。 - 指標発表直前にロングを取り、発表直後の跳ねで利確/損切します。
12月28日に発表された4週平均失業保険受給申請は23.8万人でした。11月30日に発表されたそれは24.2万人でした。11月に比べ12月のの失業保険受給申請数は4.5万人減っています。よって、12月集計分ADP民間雇用者数は、前回発表より増えると予想します。
幸い、今回の市場予想は前回結果とほぼ同じです。よって、発表結果は市場予想を上回ると予想されます。
指標発表直前にロングし、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。 - 追撃は、指標発表時点から見たその後の方向一致率が高く、且つ、反応を伸ばしているのだから、指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。
そして、指標発表から1分を経過しても、直後1分足終値を超えて直後11分足終値が伸びていたことも64%と、他の多くの指標よりも反応を伸ばす確率が高い指標です。
それでも、追撃は複数回に分けて行った方が良いでしょう。 - 直後11分足値幅が30pips以上だったことは8回あります(頻度23%)。この8回のうち、遡って直後1分足値幅が20pips未満だったことは1回しかありません。
つまり、前述の直後1分足値幅が20pipsを超えたことを確認次第、その方向に追撃開始すべきです。がしかし、これは直後11分足が終値を付けるまでポジションを保持した方が良い、という話ではありません。指標発表から10分以内に10pips以上の利確の機会があるだろう、という話です。
何であれ、可能な限りポジション長持ちは避けた方が良いのです。
特に、本指標発表から15分後は21:30(冬時間なら22:30)です。この時刻は、週次失業保険申請件数の発表が行われたり、そうでなくても良く動く時間に差し掛かります。その時刻でのそうした動きを見越して、本指標結果の反応持続時間は短いと考えておいた方が良いでしょう。
以上
U.事後検証
以下は、2018年1月6日に追記しています。
指標結果と反応を纏めておきます。
結果は前回・予想を上回り、反応は陽線でした。
相変わらず市場予想はほぼ一定です。2016年後半からは発表結果が大きく上下動(上振れが多い)しているので、本指標はどちらかと言えば稼ぎやすい時期です。今回もその傾向は継続しました。
取引結果を纏めておきます。
まぁ、こんなもんでしょう。
- 直前1分足は過去の陰線率が85%と、異常な偏りがあります。この期間のポジションはショートでした。
結果は陽線で、損切となりました。確率上の問題ですから、深く考えても仕方がありません。 - 指標発表直前にロングを取り、発表直後の跳ねで利確/損切するつもりでした。
結果は、約9pipsの利確で、跳幅は13pipsですから、良いタイミングで利確できました。
本指標発表の直前直近の4週平均失業保険受給申請が前月より増えたか減ったかでロングかショートを決めるやり方は有効です。 - 追撃は、指標発表時点から見たその後の方向一致率が高く、且つ、反応を伸ばしているのだから、指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始するつもりでした。追撃は複数回に分けて行うことにしていました。
反応が伸びなかったので、こんなもんでしょう。
以上
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