2018年01月03日
2018年1月3日24:00発表ー米国景気指標「12月集計分ISM製造業景況指数」(結果検証済)
T.事前投稿
ブログの日時は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「U.事後検証」のタイトル行付近に記載しています。
本指標の反応分析はこちらです。
今回発表は2017年12月集計分です。
同時に米国11月集計分建設支出も発表されるようですが、そんなものは全く気にしなくても構いません。本指標発表前後には本指標への予想・結果でUSDJPYは動きます。
むしろ、04:00に公表予定のFOMC議事録の方がよっぽど嫌な感じです。
下表に指標要点を纏めておきます。
前掲の分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- 指標発表後は、反応方向を確認次第、追撃開始です。
論拠は、直後1分足と直後11分足との方向一致率が79%あり、この79%の方向一致時だけに注目したときの直後1分足跳幅を直後11分足跳幅が超えて反応を伸ばしたことが81%に達しているためです。指標発表時点から見たその後の方向一致率が高く、且つ、反応を伸ばしているのだから、指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。
そして、そのポジションは指標発表から1分を過ぎたら、早めに利確の機会を窺うべきです。直後1分足跳幅と直後11分足値幅とは、過去平均値が一致しています。ポジション長持ちは、利確どころか損切に繋がりかねません。 - いわゆる「抜けたら追う」べきポイントは、直後1分足値幅が陰線で8pips以上・陽線で20pips以上の場合です。
直後1分足終値を見て値幅がこの閾値を超えていたら、追撃は徹底です。
直後11分足のヒゲの長さは、過去平均で全幅の30%です。これを目安に上下動を見ながら、反復徹底しても良いでしょう。
補足します。
同月集計分のNY連銀製造業景況指数(以下、NY連銀と略記)とPhil連銀製造業景況指数(以下、Phil連銀と略記)の実態差異符号が一致していれば、ISM製造業景気指数(以下、ISMと略記)の実態差異符号も方向一致する確率が72%となります。
がしかし、同じ12月集計分のNY連銀実態差異はマイナスで、Phil連銀実態差異はプラスになっていました。
よって当月は、指標発表時刻を跨いだポジションはなしです。
以上
U.事後検証
以下は、2018年1月6日に追記しています。
指標結果と反応を纏めておきます。
結果は景況指数が前回・予想を上回り、反応は陽線でした。
指標内訳を見ると、受注指数と価格指数が上昇し、雇用指数は低下していました。
FRBは、雇用に関し満足を示しており物価上昇に不満足なのだから、この結果は良い結果です。受注が良いことは、この先の実態指標に良い影響がある兆しなので、これも良い結果です。受注指数は直近ピークだった2017年9月集計分(64.6)を上抜けました。
反応は過去平均に対しやや小さく、これは4時間後にFOMC議事録公表が予定されていたため仕方ありません。一部報道で、2018年の利上げがペースダウン(回数減)を囁く市場関係者の声が紹介されていたため、陽線が大きく伸びる可能性は低くなっていました。
取引は、寝てしまって取引できませんでした。冬時間はどうも苦手です。
取引はできなかったものの、シナリオは検証しておきましょう。
- 指標発表後は、反応方向を確認次第、追撃開始の予定でした。
リアルタイムでチャートを見ていないので何とも言えませんが、10pips跳ねたところで追撃ポジションを取っていたら損切、それ未満で追撃開始できていれば利確できたでしょう。
直後1分足と直後11分足との方向は一致したものの、直後1分足と直後11分足を見比べると、跳幅は上抜けできずに値幅を僅かに伸ばしています。
過去の傾向では、跳幅が上抜けて値幅は同値付近です。
分析を外したか当てたか、ちょっと判断に迷います。
ただ、勝てても負けても数pipsだったでしょうから、もう考えるのを止めます。 - いわゆる「抜けたら追う」べきポイントは、直後1分足値幅が陰線で8pips以上・陽線で20pips以上の場合です。直後1分足終値を見て値幅がこの閾値を超えていたら、追撃は徹底のつもりでした。
結果は9pipsなので、このシナリオはボツだったことになります。
以上
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